答弁本文情報
平成二十九年四月十一日受領答弁第一九一号
内閣衆質一九三第一九一号
平成二十九年四月十一日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員大西健介君提出「軍事研究」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員大西健介君提出「軍事研究」に関する質問に対する答弁書
我が国の高い技術力は、防衛力の基盤であり、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、安全保障に関わる技術の優位性を維持・向上していくことは、将来にわたって、国民の命と平和な暮らしを守るために不可欠である。とりわけ、近年の技術革新の急速な進展は、防衛技術と民生技術のボーダレス化をもたらしており、防衛技術にも応用可能な先進的な民生技術、いわゆるデュアル・ユース技術を積極的に活用することが重要となっている。
安全保障技術研究推進制度は、こうした状況を踏まえ、防衛分野での将来における研究開発に資することを期待し、先進的な民生技術についての研究を公募するものであり、政府としては、当該制度の積極的な活用を図る必要があると考えている。
なお、日本学術会議の御指摘の声明について、政府としてコメントすることは差し控える。