答弁本文情報
令和元年六月二十八日受領答弁第二四六号
内閣衆質一九八第二四六号
令和元年六月二十八日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員松原仁君提出Society5.0の基盤としてのデジタル上の人格権の尊重に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員松原仁君提出Society5.0の基盤としてのデジタル上の人格権の尊重に関する質問に対する答弁書
一及び二について
御指摘の「デジタル人格権を加えて、Society5.1へと前進させること」及び「新しい人権の一つであるデジタル人格権の認知度を高める」ことの意味するところが明らかではなく、お尋ねにお答えすることは困難であるが、政府としては、「Society 5.0」の実現に向けて取り組むに当たって策定した「人間中心のAI社会原則」(平成三十一年三月二十九日統合イノベーション戦略推進会議決定)において、「人間の尊厳が尊重される社会」等を基本理念とし、例えば「プライバシー確保の原則」として「パーソナルデータを利用したAI及びそのAIを活用したサービス・ソリューションにおいては、政府における利用を含め、個人の自由、尊厳、平等が侵害されないようにすべきである」などとしているところである。