答弁本文情報
令和六年十一月二十二日受領答弁第二四号
内閣衆質二一五第二四号
令和六年十一月二十二日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博会場におけるメタンガス対策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博会場におけるメタンガス対策に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねについては、令和七年に開催される国際博覧会(以下「博覧会」という。)の会場のうち、廃棄物の最終処分場であることからメタンガスが今後も継続して発生することが見込まれる夢洲一区において、大阪広域環境施設組合等により、地中に滞留するメタンガス等を効率的に大気へ放散させるためにガス抜き管が設置されているものと承知している。
二について
お尋ねの「火を使用するところにメタンガスが放出されないよう」にする対策を含め、博覧会の会場におけるメタンガス等に対する対策については、公益社団法人二〇二五年日本国際博覧会協会(以下「博覧会協会」という。)において、専門家の意見を聞いた上で令和六年六月二十四日に公表した「メタンガス等に関する会期中の安全対策について」に基づき、夢洲一区に位置するグリーンワールド工区の施設については、機械換気設備やガス検知器の設置等が実施され、夢洲二区及び三区に位置するパビリオンワールド工区の施設についても、ガス濃度の測定が継続的に実施され、ガスが検知された箇所で換気が実施されるよう、必要な対策を行うこととしているものと承知している。
三及び四について
御指摘の「密閉のための対策費」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、博覧会協会において、メタンガス等に対する対策に要する費用として、現時点において、会場建設費から約三十二億円及び運営費から約四億円の支出を予定しているものと承知している。