答弁本文情報
令和七年二月四日受領答弁第四号
内閣衆質二一七第四号
令和七年二月四日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員西川将人君提出高規格道路旭川十勝道路「旭川東神楽道路」ほかの整備促進等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員西川将人君提出高規格道路旭川十勝道路「旭川東神楽道路」ほかの整備促進等に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、御指摘の「防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策」については、令和六年十二月二十日の参議院災害対策特別委員会において、坂井国土強靱化担当大臣が「五か年加速化対策については、最終年度となる令和七年度においても対策を着実に推進できるよう、今般の補正予算において、現下の資材価格の高騰等を踏まえた五か年加速化対策関連予算に緊急防災枠を合わせ約一兆七千億円を計上したところであり、対策の所期の目標を達成できるよう取組を進めてまいります」と述べたとおりであり、北海道を始めとする地方自治体と連携しながら、当該対策を推進してまいりたい。
二について
お尋ねの「必要な予算・財源を別枠で確保すべき」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「実施中期計画」については、第二百十七回国会における石破内閣総理大臣施政方針演説において、「令和八年度からの実施中期計画については、施策の評価や資材価格の高騰等を勘案し、概ね十五兆円程度の事業規模で実施中の五か年加速化対策を上回る水準が適切との考えに立ち、本年六月を目途に策定します」と述べたとおりであり、当該計画の実施に必要な予算の確保に努めてまいりたい。
三について
御指摘の「成長力及び国際力」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、お尋ねについては、令和六年四月二日の参議院国土交通委員会において、斉藤国土交通大臣(当時)が「災害に対して脆弱な国土条件の下で安全、安心な国土利用を図る観点からも、高規格道路のミッシングリンクの解消・・・などが重要であると考えております。引き続き、高規格道路のミッシングリンクの早期解消・・・などによる高規格道路ネットワークの機能強化を着実に推進してまいりたいと決意しております」と答弁したとおりである。
四について
御指摘の「山積する道路整備の課題」及び「新たな財源」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、お尋ねについては、令和五年四月二十四日の衆議院決算行政監視委員会第四分科会において、丹羽国土交通省道路局長(当時)が「国民の命と暮らしを守るとともに、更なる経済発展や地域活性化を図るためには道路の更なる整備は必要不可欠であ」ると答弁したとおりであり、政府としては、御指摘の「賃金水準などの上昇」も踏まえつつ、道路整備に必要な予算の確保に努めてまいりたい。
五について
お尋ねの「四車線化の整備促進」については、整備主体である北海道において判断すべきものであると考えており、現在、御指摘の「旭川東神楽道路」の一部の区間については、北海道が御指摘の「高規格道路」の整備に係る個別補助制度を活用して、整備を進めているものと承知している。
六について
お尋ねの「町道北二線」については、現在、北海道と東神楽町等が協議して取りまとめた社会資本総合整備計画に基づき、同町が社会資本整備総合交付金を活用して、整備を進めているものと承知しており、当該町道北二線の一部の区間については、令和六年度中に工事が完了する予定であるものと承知している。
七について
お尋ねの「ポン川、八千代川及び稲荷川の改修促進」については、整備主体である北海道において判断すべきものであると考えており、現在、北海道が洪水対策に係る個別補助制度を活用して、河道掘削等を進めているものと承知している。
八について
お尋ねの「国営緊急農地再編整備事業」については、政府としては、現在、御指摘の「国営緊急農地再編整備事業による旭東東神楽地区」の農地の区画整理等を含め実施しているところであり、引き続き、関係自治体との調整を図りながら、当該事業を着実に進めてまいりたい。