答弁本文情報
令和七年二月七日受領答弁第二八号
内閣衆質二一七第二八号
令和七年二月七日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 林 芳正
国務大臣 林 芳正
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員松原仁君提出海底ケーブルの防護に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員松原仁君提出海底ケーブルの防護に関する質問に対する答弁書
一について
情報通信ネットワークに障害が発生した場合、国民生活や経済活動に甚大な影響を与えるおそれがあることから、お尋ねの「海底ケーブル」を防護することは極めて重要であると考えている。
二について
バルト海及び台湾周辺海域でお尋ねの「海底ケーブル」が損傷する事案が発生していることは承知しており、これらの状況も含め、お尋ねの「海底ケーブル」を取り巻く状況について、引き続き注視していく考えである。
三について
お尋ねの「海底ケーブル切断装置」に関する公開情報は承知しているが、それ以上の詳細については、事柄の性質上、お答えすることは差し控えたい。
四について
海底電信線保護万国連合条約罰則(大正五年法律第二十号)及び有線電気通信法(昭和二十八年法律第九十六号)における現行の罰則規定は、海底電信線を通じた電気通信の保護及び有線電気通信の安全かつ円滑な運用の保護の必要性のみならず、刑罰法規全体における均衡等を考慮して適切に定められているものと認識している。
五について
お尋ねの「日中首脳会談及び日中外相会談」については現時点で何ら決まっておらず、お尋ねについて予断をもってお答えすることは差し控えたい。
六について
お尋ねの「海底ケーブルの損傷に関わる捜査」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、一般に、捜査に係る国際的な協力の必要がある場合には、国際捜査共助の枠組み等を用い、適切に対応することとなると考える。
七について
今後のG7の議論について、現時点で予断をもってお答えすることは差し控えたいが、一般に、令和六年六月十四日のG7プーリア首脳コミュニケにおいて「安全で強靱な海底ケーブルの接続に関する我々の協力を前進させる」とされている等、G7において海底ケーブルの安全性や強靱性の確保に係る連携の重要性を確認しているところである。