答弁本文情報
令和七年二月二十一日受領答弁第五五号
内閣衆質二一七第五五号
令和七年二月二十一日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員杉村慎治君提出いわゆる「ハゲタカジャーナル」問題に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員杉村慎治君提出いわゆる「ハゲタカジャーナル」問題に関する質問に対する答弁書
一の1について
お尋ねの「ハゲタカジャーナル」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難であるが、令和五年九月二十五日に日本学術会議が取りまとめた「回答 論文の査読に関する審議について」において、「研究者から掲載費用を得ることを目的とし、実質的に査読を行わない学術誌が存在しており、質の低い論文を公開している。」とされていることは承知している。
一の2及び3について
お尋ねの「ハゲタカジャーナル」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。
一の4及び四について
お尋ねの「ハゲタカジャーナル」の「問題」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。
二の1について
お尋ねの「ハゲタカジャーナル」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難であるが、論文を投稿する学術誌については、研究者が自ら判断すべきものであり、大学や学会等が研究者に対して、学術誌へ論文を投稿する際の注意点等を周知している例もあると承知している。
二の2について
お尋ねの「ハゲタカジャーナル」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難であるが、「研究者採用時の業績評価等の基準」については、一義的には、各大学等において検討されるべきものと考えている。
二の3について
お尋ねの「日本の大学や研究機関が、掲載料の心配なく学術研究成果を健全な雑誌に投稿できるように支援する」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。
三について
お尋ねの「公的助成金」及び「ハゲタカジャーナル」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難であるが、科学研究費助成事業等の競争的研究費(「科学技術・イノベーション基本計画」(令和三年三月二十六日閣議決定)における「競争的研究費」をいう。)に係る制度において交付される資金については、学術誌への投稿に係る経費を含め、研究開発等の実施に係る経費に使用することができることとしており、また、論文を投稿する学術誌については、研究者が自ら判断すべきものであり、大学や学会等が研究者に対して、学術誌へ論文を投稿する際の注意点等を周知している例もあると承知している。