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答弁本文情報

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令和七年四月四日受領
答弁第一二四号

  内閣衆質二一七第一二四号
  令和七年四月四日
内閣総理大臣 石破 茂

       衆議院議長 額賀福志郎 殿

衆議院議員藤原規眞君提出再審請求中の死刑執行に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員藤原規眞君提出再審請求中の死刑執行に関する質問に対する答弁書


一について
  
 戦後、再審請求中に死刑の執行が行われた事例はあるが、お尋ねについては、これを明らかにすることにより、個々の死刑を執行された者に係る再審請求の有無が特定されるおそれがあるため、関係者のプライバシー保護等の観点から、答弁を差し控えたい。

二について
  
 令和七年二月二十八日現在における死刑確定者は百七名であり、そのうち、再審請求がなされている者は四十七名である。

三から五までについて
  
 個々具体的な死刑執行の判断に関わるお尋ねについては、答弁を差し控えたいが、一般論として申し上げれば、死刑の執行に際しては、法務大臣は、個々の事案につき関係記録を十分に精査し、刑の執行停止、再審又は非常上告の事由の有無、恩赦を相当とする情状の有無等について慎重に検討し、これらの事由等がないと認めた場合に、初めて死刑執行命令を発することとしている。
 また、刑事訴訟法(昭和二十三年法律第百三十一号)上、再審請求中であることは、死刑の執行停止事由とされていないところ、同大臣は、死刑執行命令を発するに当たっては、再審請求がなされていることを十分参酌することとしているが、再審請求を行っているから死刑執行をしないという考えはとっていない。

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