質問本文情報
昭和二十四年十一月二十四日提出質問第六四号
未就学並びに長期欠席兒童生徒に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十四年十一月二十四日
提出者 渡部義※(注)
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
未就学並びに長期欠席兒童生徒に関する質問主意書
大分県教職員組合の調査によれば、本年六月一日現在で、同県下の義務教育における未就学並びに長期欠席の兒童、生徒数は二千六百三十五名に及んでいる。また東京都江戸川区では中学生の六%が長期欠席となつており、特に葛西中学では毎日四分の一の生徒が欠席しているといわれている。しかも、この数字は年年大きくなつてきている。
この義務教育制度が崩壊しつつある現実に対して、政府はいかなる見解をもち、いかなる対策を具体的に講じてきたか、また講じようとしているか。
この問題は、單に文教政策のみによつて解決されるものではなく、政府の有する諸般の政策との関連においてのみ解決されると考えるので、この点に留意して答弁されたい。
右質問する。