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昭和二十五年十一月二十一日提出質問第二号
国鉄五日市線電化に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年十一月二十一日
提出者 並木芳雄
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
国鉄五日市線電化に関する質問主意書
一 秋川流域の五日市線は、多摩川沿いの青梅線(電車)と並んで新しい国立公園地帶への重要路線であるが、電化になつていないため、その不利不便はなはだしいものがある。五日市線電化は、地元住民の悲願中の悲願であるが、その計画と見通しはどうか。
二 同時に、五日市線を檜原村まで延長することも地元住民の要望となつている。現在は、民営バスが一本通つているだけである。檜原村までの延長の計画と見通しはどうか。更にその実現を見るまで、国営バスを運転すべきであると思うが如何。
三 五日市線は去る十月一日から再び、往復一本増発され、現在まで、運転回数も増加され、サービスはよくなつているが、まだ不足している。客車の連結数はもつと少なくてよいから、運転回数を増してもらいたい。そうすれば、自転車やバスをやむなく利用している住民は、こぞつて五日市線を利用するようになる。それとともに、美しい秋川けい谷への観光客の数は急増する。さしあたり、ガソリンカーでもよいから青梅線並みに増発してもらいたいと思うが如何。
右質問する。