質問本文情報
昭和二十五年十一月二十二日提出質問第二一号
供出麦の用途に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年十一月二十二日
提出者 並木芳雄
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
供出麦の用途に関する質問主意書
一 政府は、麦作農家に強制超過供出をさせたため、地方自治体では、多額の奬励金まで出して完納の責任を果したにもかかわらず、これを全部主食としての配給に回さず、営利の対象となるみそ、醤油の原料に回し、しかもこれが多量に上るとのことであるが、事実か。
二 事実とすれば、いかなる理由に基づいてやるのか。
主食用として不用であるか、又は不適当であることが判明したなら、今回の場合は、特に全部を供出農家に還元する処置を講ずべきではないか。
三 供出農家に還元する場合、当然供出価格をもつてすべきであると考えるが如何。又、地方自治体で拂つた犠牲に対して、これを補償すべきであるが、その用意ありや。
右質問する。