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昭和二十八年二月十二日提出質問第二五号
結核療養所設置方針に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十八年二月十二日
提出者 中村高一
衆議院議長 大野※(注)睦 殿
結核療養所設置方針に関する質問主意書
一 結核療養所の設置については、住宅の密集せる所、学校の附近等許可すべきものではないと思うが、政府の方針を質問する。
一 病院設置の場合は、関係町村の意見を聴く必要ありと思うが如何。
一 例えば、東京都北多摩郡東村山町回田もと陸軍少年通信兵学校跡は、現在、町立東村山町管理住宅、東村山中学校、財団法人昭和会本部並びに関東電気通信局東村山共同宿舍となり、生徒一千余名、住民二千人をこえ、隆隆発展の途上にある。
しかるに、大蔵省は、旧軍事施設を所管する立場より、この地に非現業共済組合の綜合病院の名の下に、開放性結核患者を多数収容する目的をもつて、結核療養所の建設を企図しているが、政府の方針との関係如何。
右質問する。