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昭和三十九年十二月十六日提出
質問第三号

 小豆緊急輸入及び小豆定期取引に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和三十九年十二月十六日

提出者  春日一幸

          衆議院議長 (注)田 中 殿




小豆緊急輸入及び小豆定期取引に関する質問主意書


 本年の国産小豆は、北海道の冷害のため著しい不作である。最大の需要期である年末年始を控えている現在、小豆の消費者価格は例年に比し著しく高い。また、商品取引所における小豆相場は、東京定期一月限の値段が一万円をこえる高値である。このことは、一部の思惑業者の投機的利益は、小豆消費者である一般庶民に転嫁させられることとなる。
 本年は、中共及び韓国においては、小豆は豊作であり、これらの国は、輸出意向を示している。
 政府は、物価の騰勢がやまない現在、庶民の日常生活の安定のためにきめのこまかい施策を実施すべきであり、この際緊急に有効な措置を講ずることが必要であると考えるが、政府としてはどのような措置を講ずるのか、次の事項について伺いたい。

一 年末年始における小豆の需給状況はどうなるか。また政府は年内の小豆輸入を講ずるつもりであるか、どうか、輸入しないとすればその理由は何か。
一 年内輸入が実現しなかつた場合、小豆の消費者価格は前年に比し、どの程度騰貴すると考えるか。
一 小豆の定期取引は、その相場変動が著しく公正な価格形成機能を果たすことよりもむしろ投機の対象となつている。政府はこのような現状に対し、最近小豆定期取引に関し何等かの対策を講じたのであるか、また、近い将来講ずるつもりであるのか、政府の対策と方向の重点はどこにあるのか。

 右質問する。





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