答弁本文情報
昭和二十四年五月十四日答弁第一五号
(質問の 一五)
衆甲第二八号
昭和二十四年五月十四日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員並木芳雄君提出青梅線及び五日市線に関する質問に対する別紙答弁書を送付する。
衆議院議員並木芳雄君提出青梅線及び五日市線に関する質問に対する答弁書
一、青梅線の東京乘入れについては、予てから地元関係者の熱心な要望があつたので、運輸省においてもこれを実現すべくいろいろ研究を重ねているが、直通運轉実施のためには関係箇所の工事に多額の経費を要する見込で、工事費財源が極度に切り詰められた本年度の予算では困離の実情ではあるが、なるべく速かに直通運轉を実施すべく研究している。
以上のような次第であるので、拂下げ問題が起きているために直通運轉計画が遅延しているということはないのである。
二、五日市線沿線は戰時中から疎開その他によつて相当の人口が増加し、ために現在同線は通勤時等相当の混雜を來たしている。
運輸省においても、これが打開については予てから努力しているが、車両の不足等いろいろの原因で輸送状態も思うように改善されていないので、近く行われる予定の時刻改正を機会に、一往復程度の増強を図るべく計画中である。
右答弁する。