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答弁本文情報

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昭和二十五年三月二十二日受領
答弁第七七号
(質問の 七七)

  内閣衆質第六五号
     昭和二十五年三月二十二日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿

衆議院議員河口陽一君提出農業生産物の金融に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員河口陽一君提出農業生産物の金融に関する質問に対する答弁書



一 国内の食糧事情がわが国を含む世界的食糧事情の回復とともに漸次好転しつつある現状よりして近い将来現行の食糧管理方式を再検討しなければならぬことは考慮される。従つてその場合農産物の出廻期における価格の低下は当然考えられる。かかる季節的変動を防止する必要が認められるので、金融的方法については努力するつもりである。

二 預金部地方資金を戰前短期応急資金として農産物価格維持と農民経済の保持のため融通したことがあり、戰後かかる資金の融通は中止されているが、農村金融逼迫の現状よりして農村外からの導入を必要と認めるので、これが資金源として預金部資金を考究中である。

三 御質問の趣旨が良く解しかねるが、もしいもの出廻期における価格暴落に対することであるとすればそれは非常に困難な條件があると考えられるので研究したいと考えている。

 右答弁する。




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