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答弁本文情報

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昭和二十五年十二月二日受領
答弁第二九号
(質問の 二九)

  内閣衆質第二九号
     昭和二十五年十二月二日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿

衆議院議員(注)田甚太(注)君提出右側通行実施に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員(注)田甚太(注)君提出右側通行実施に関する質問に対する答弁書



 歩行者が右側通行になつてからの交通事故と、左側通行時代の交通事故との比較は、別表の通りであります。
 対面交通の趣旨は、歩行者が右側通行することにより、車馬と対面して通行し、車馬からの追突事故や、不用意の道路横断の際の事故を防止しようとするものでありますが、別表のように歩行者の右側通行実施後も事故が増加しているのは、交通量が増加したことによるものと思われます。例えば、この一年間に自動車の増加率は、二六・五%であつて死傷者の増加率二〇%よりも多くなつております。(別表に示すように新交通法令施行後しばらくは成績良好でありました。)
 今後とも、道路上における高速度交通は、益々増加するでありましようし、これに対応するためには、歩行者と車馬とが道路の同じ側で相対面して通行することが必要であります。この対面交通制度円滑に行われれば所期の效果をあげることができると思われますのでその指導に遺憾なきを期する考であります。

 右答弁する。



対面交通実施後における交通事故発生状況(前年度同期との比較表)




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