答弁本文情報
昭和二十五年十二月八日受領答弁第六一号
(質問の 六一)
内閣衆質第六一号
昭和二十五年十二月八日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員井上良二君提出消費者米価に対する価格差補給金復活に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員井上良二君提出消費者米価に対する価格差補給金復活に関する質問に対する答弁書
一 消費者価格の値上りは、八八%程度に止めたいと思う。この分は生計費において減税分と見合い吸收可能と考える。
二 生産者価格と消費者価格との間に補給金を支出することは、現在のわが国の財政では、不可能であるので、予算にも計上していない。但し輸入食糧補給金は明年度予算にも計上し、消費者家計の安定を計ることとした。
三 現在の食糧需給からみて、配給量を増加せしめることは不可能である。
右答弁する。