答弁本文情報
昭和二十五年十二月九日受領答弁第一六四号
(質問の 一六四)
内閣衆質第一六四号
昭和二十五年十二月九日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員※(注)田甚太※(注)君提出日発の不正事件に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員※(注)田甚太※(注)君提出日発の不正事件に関する質問に対する答弁書
一 日発事件を衆議院の考査委員会が調査を開始した動機については関知していない。
二 日発事件については確たる搜査の端緒を得ていないので、搜査を開始していない。
三 田中※(注)玄氏が日発から金員を受けたとの事実についても調査していない。
四 特別審査局員には竹内※(注)※(注)という者はいないが、元同局第二課勤務事務官竹田※(注)※(注)がかつて覚書該当者三浦義一に対する昭和二十二年勅令第一号違反容疑事件の調査に関與した事実はあるが、いわゆる日発事件に関する調査に従事した事実はない。
同事務官が本年九月六日付特別審査局近畿支局勤務を命ぜられたのは、同人が大阪出身者であるから私生活の都合上同支局勤務を希望していたためである。
五 特別審査局において前記三浦義一が日発の経営並びに幹部の人事問題に介入したとの情報を入手したことなく、又調査したこともない。
右答弁する。