答弁本文情報
昭和二十六年一月十一日受領答弁第二八号
(質問の 二八)
内閣衆質第二八号
昭和二十六年一月十一日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員※(注)田甚太※(注)君提出施政演説の真意義に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員※(注)田甚太※(注)君提出施政演説の真意義に関する質問に対する答弁書
施政方針演説は單に儀礼的なものではなく、変転する国際、国内社会事象に対する政府の最も正確と確信する情勢判断に基き、当面の問題に対する政府施設の根本方針を明かにするものである。
政府としては早期講和を行い、自由なる国家の自主性を回復し、世界平和に貢献することは良識ある国民多数の熱望するところであると信じ、これがために小異を捨て、政治及び経済界の安定に全力をつくすべきものと考える。
右答弁する。