答弁本文情報
昭和二十八年三月三日受領答弁第三二号
(質問の 三二)
内閣衆質第三三号
昭和二十八年三月三日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 大野※(注)睦 殿
衆議院議員並木芳雄君提出秩父多摩国立公園の施設に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員並木芳雄君提出秩父多摩国立公園の施設に関する質問に対する答弁書
秩父多摩国立公園は、指定後まだ日が浅く目下施設整備の本格的計画である国立公園計画を検討中であるが、さしあたり昭和二十八年度は利用者の多い地域に施設する予定で東京都の御岳の休憩舎新設、古里の野営場の追加整備、埼玉県の三峯の野営場新設、山梨県の昇仙峡の衛生施設(便所)新設に対し二分の一の国庫補助をする予定である。
なお、目下関係県及び地元町村と協調の上、国立公園計画の実施計画である施設整備五ヶ年計画を改訂して重点的に詳細計画を立案中であるから、昭和二十九年度以降は計画的に施設整備を進め、財政の許す限り、国庫補助の増額をはかりたいと考える。
右答弁する。