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答弁本文情報

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昭和四十二年八月十一日受領
答弁第二号
(質問の 二)

  内閣衆質五六第二号
    昭和四十二年八月十一日
内閣総理大臣 佐藤榮作

         衆議院議長 石井光次郎 殿

衆議院議員高田富之君提出東洋文庫に対する国立国会図書館及び文部省の運営並びに援助方針に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員高田富之君提出東洋文庫に対する国立国会図書館及び文部省の運営並びに援助方針に関する質問に対する答弁書



一 昭和四十一年度の決算によれば、東洋文庫の収入は、自己財源である維持会費、寄付金収入、財産収入、事業収入、雑収入のほか、文部省からの民間学術研究団体補助金、科学研究費補助金を主たる財源としており、そのほか、フォード財団およびハーバード・エンチン研究所からの援助金を得ている。
  また、同文庫にはユネスコの要望によつて「ユネスコ東アジア文化研究センター」が、昭和三十六年七月一日から附置されているが、これに要する経費は、文部省の民間学術研究団体補助金およびユネスコ本部からの援助金によつている。
  同文庫の図書部は、国立国会図書館支部となつており、支部職員に係る人件費のほか、光熱水料、図書の維持管理に要する経費が国立国会図書館によつて支出されている。
  参考までに、昭和四十一年度の同文庫の収支決算の概略を示すと、付表のとおりである。

二 図書部は、昭和二十三年八月から国立国会図書館支部となつているが、財団法人東洋文庫の一組織であり、研究に必要な図書については、財団法人として充実を図つているところである。

三 東洋文庫の研究部は歴史のある民間研究機関として自由な立場から一大学・一研究所の枠を越えた総合的研究体制をとつており、殆んど専任の研究員を置くことなく、大学・研究機関の研究者がそれぞれ同文庫を活用することによつて、弾力的に共同研究、国際的協力研究を行なうことにその特色がある。
  東洋文庫においては、従来どおり民間研究機関としての特色を活かし、研究成果を高めていくことを希望しているので、今後も援助して参りたい。

 右答弁する。



付表:昭和四十一年度収支決算




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