答弁本文情報
昭和五十二年四月十二日受領答弁第一五号
(質問の 一五)
内閣衆質八〇第一五号
昭和五十二年四月十二日
内閣総理大臣 福田赳夫
衆議院議長 保利 茂 殿
衆議院議員渋沢利久君提出カビ院止剤OPPに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員渋沢利久君提出カビ院止剤OPPに関する質問に対する答弁書
一について
化学的合成品たる食品添加物を指定するに当たつては、食品衛生調査会の意見を聞くこととされており、OPPについては、その調査審議に必要とされる資料が整備されたため、去る三月十五日食品衛生調査会に諮問したところである。
食品衛生調査会は、毒性部会及び添加物部会において、OPPに関する調査審議を行うこととし、両部会は三月二十四日及び四月一日の両日法曹会館において合同会合を開催した。
なお、従前から部会の日時等は公表していない。
目下のところ未定である。
OPPに関して入手し得た資料を提出したものであり、その名称等は別表のとおりである。
なお、提出した資料は、御質問の基準に適合するものと考える。
アメリカのダウケミカル社が製造していることは承知しているが、それ以外のことは不明である。
OPPは、イギリス、フランス、イタリア、西ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、デンマーク、アイルランド、アメリカ、カナダ等の諸国でその使用が認められているが、それが法律上、農薬及び食品添加物のいずれとしてであるかについては、正確には承知していない。
化学的合成品たる食品添加物の指定につき食品衛生調査会の意見を聞くべきことは食品衛生法第六条の定めるところである。
食品衛生調査会に諮問するに当たつては、あらかじめその内容について十分検討することとしており、業界等の要望があつたからといつてすべて諮問するものではない。
別 表






