現地時間9月16日、細田議長は、ドイツ・ベルリンにおいて開催された第20回G7下院議長会議に出席しました。
冒頭、バース・ドイツ連邦議会議長から歓迎及び開会の挨拶が行われた後、前回3月の臨時会合(オンライン)での出席に引き続き、対面で出席したステファンチューク・ウクライナ最高会議議長(ゲスト参加)に対して特別の感謝が示されました。
第1セッションは、「ロシアによるウクライナ侵略−新たな国際安全保障の構造への帰結」を議題とし、ステファンチューク議長及びペローシ米国下院議長から基調演説があった後、各国議長間の議論が行われました。細田議長からは、ロシアによるウクライナ侵略への非難を改めて強調するとともに、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であって、力による一方的な現状変更の試みは決して許されるものではないことを強調しました。また、我が国によるウクライナ支援の内容を紹介しつつ、ウクライナ及びウクライナ国民への連帯の意を表明しました。
第2セッションは、「市民教育による民主主義の強化」を議題とし、メッツォラ欧州議会議長及び有識者のロベルト・フェアカンプ教授から基調演説があった後、各国議長間の議論が行われました。細田議長からは、若者の政治参加を一層進める必要性を強調するとともに、民主主義の基礎となる価値観を徹底し、政治に対する関心を高めていく必要があると述べました。さらに、女性政治指導者、特に女性の国会議員の数を増やす努力を進めたい旨述べました。
最後に、共同宣言について議論が行われ、別紙1及び別紙2(仮訳)のとおり発出されました。
別紙1(PDF:79KB)
別紙2(仮訳)(PDF:240KB)
【参考】参加議長等一覧
日本国衆議院議長 | 細田 博之君 | |
カナダ下院議長 | アンソニー・ロタ君 | |
フランス国民議会議長 | ヤエル・ブロン=ピヴェ君 | |
ドイツ連邦議会議長 | ベアベル・バース君 | |
イタリア下院議長 | ロベルト・フィーコ君 | |
米国下院議長 | ナンシー・ペローシ君 | |
欧州議会議長 | ロベルタ・メッツォラ君 | (欧州議会は恒常的ゲスト) |
ウクライナ最高会議議長 | ルスラン・ステファンチューク君 | (ゲスト参加) |
なお、細田議長は、ドイツ訪問中、次のとおり各国議長と二国間会談を行いました(実施順)。
〇ステファンチューク・ウクライナ最高会議議長
〇ペローシ米国下院議長
〇ブロン=ピヴェ・フランス国民議会議長
〇メッツォラ欧州議会議長
〇バース・ドイツ連邦議会議長