平成30年5月10日(木)、公賓として来日した中華人民共和国の李克強国務院総理一行は衆議院を訪問し、大島議長、赤松副議長、古屋議院運営委員長、石田議院運営委員会理事、手塚議院運営委員会理事、牧議院運営委員会理事、伊藤議院運営委員会理事、広田議院運営委員会委員、塩川議院運営委員会委員及び森夏枝議員等と懇談を行いました。
冒頭、大島議長は、一行の来日に歓迎の意を表した上で、前日行われた日中首脳会談を、アジア及び世界に対して安定と安心を大きく与えたと評価するとともに、北朝鮮に係る問題について日中が連携する重要性を強調しました。また、栗戦書全人代常務委員長からの中国訪問の招待に対し感謝の意を伝えました。他に、政府間だけでなく、両国の議員同士、国民同士の幅広い交流を通じて日中関係をより深めていくことが大切であり、本年の日中平和友好条約締結40周年の節目を、日中の友好関係が大きく飛躍する契機としたい旨述べました。
これに対し、李国務院総理は、歓迎への謝意を述べ、両国の議会が幅広い民意の基礎を強固にしていくことが大事であり、中日関係を正常な軌道に戻し、さらに前進させるために日本の議員が行ってきた努力を称賛したい旨述べました。また、大島議長の訪中を歓迎するとともに、中日関係が今迎えつつある新たな発展の機会を逃すことなく、その改善とさらなる進歩のため、議会間交流や議員によるより大きな貢献を期待する旨述べました。