リトアニア共和国大統領一行の衆議院訪問

令和元年10月23日（水）、リトアニア共和国のギターナス・ナウセーダ大統領一行は衆議院を訪問し、大島議長と懇談しました。

冒頭、大島議長は、即位礼正殿の儀に参列するため、ナウセーダ大統領が訪日したことに謝意を表すとともに、本年6月に日本で開催されたＷＰＬ（女性政治指導者）サミット2019へのリトアニア国会副議長の出席や、二国間の要人往来の活発化を喜ばしく思う旨述べました。また、リトアニアは、ルールに基づく国際秩序、自由貿易、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有する重要なパートナーである旨述べた後、今後も幅広い分野でリトアニアとの関係をさらに強化していきたい旨述べました。さらに、日本とリトアニアは杉原千畝氏により固い絆で結ばれている旨述べました。

これに対し、ナウセーダ大統領は、歓迎に対する謝意を述べるとともに、近年の二国間の経済関係の発展及びその重要性、またその中でも今後エネルギー産業やＩＴ産業といった分野での二国間の経済交流をさらに活発なものにしたい旨を述べました。

懇談では他に、リトアニアにおいて来年を「スギハラ・イヤー」（注：2020年は、杉原千畝氏がユダヤ系避難民等に対して「命のビザ」を発給してから80周年の節目の年）と指定したこと、リトアニアで第2の宗教といわれるほど人気のあるバスケットボールや、2020年東京オリンピック・パラリンピックについて話題が及びました。