第197回国会の開会式は、10月24日 天皇陛下の御臨席のもとに参議院議場において行われました。
衆議院議長は、次の式辞を述べました。
天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第百九十七回国会の開会式を行うに当たり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。
今日、我が国をめぐる内外の諸情勢は依然として厳しく、緊急に解決すべき幾多の重要問題があります。
我々は、この現状を深く認識し、内政、外交の各般にわたり、迅速に必要な施策を講じ、もって国民生活の安定向上に努めるとともに、世界平和の確立に一層大きな役割を果たしていかなければなりません。
ここに、開会式に当たり、我々に課せられた重大な使命に鑑み、日本国憲法の精神を体し、各々最善を尽くしてその任務を遂行し、もって国民の信託に応えようとするものであります。
次に、天皇陛下から次のおことばを賜りました。
本日、第百九十七回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。
ここに、国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。