森衆議院議長及び石井衆議院副議長は、令和8年8月15日に日本武道館で行われた全国戦没者追悼式に出席し、献花・黙とうを行いました。
また、森衆議院議長は、次のとおり追悼の辞を述べました。
全国戦没者追悼式における衆議院議長追悼の辞
天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、全国戦没者追悼式が挙行されるに当たり、衆議院を代表して、謹んで追悼の言葉を申し述べます。
先の大戦では、国内外において、数多くの尊い命が失われました。故郷の安寧を願い、家族の無事を案じながら命を落とされた御無念を思うと、今もなお尽きることのない悲しみが胸に迫ってまいります。ここに、戦争の犠牲となられた全ての方々に対し、衷心より哀悼の誠を捧げます。また、かけがえのない家族を亡くされ、苦難の道を歩まざるを得なかった御遺族の皆様に、深くお見舞いを申し上げます。
戦後、我が国は、二度と戦争の惨禍を繰り返すことのないよう決意し、一貫して平和国家としての道を歩み、世界の平和と安定のために尽力してまいりました。今日の平和と繁栄が多くの尊い犠牲の上に築かれていることを決して忘れることなく、平和を永続的に守っていくための努力を重ねていくことは、私たちに課せられた責務であります。
終戦から八十一年が経過し、戦争を実際に体験した世代が少なくなる中で、戦中・戦後の記憶を、世代を超えて広く共有し、継承していくことの重要性が高まっています。戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に語り継いでいく取組は、大変意義深いことと存じます。若い世代も含め、国民一人一人が、歴史と真摯に向き合い、平和のありようについて深く考え、将来に生かしていくことにより、平和な世界を築く礎が一層強固になるものと確信しております。
ウクライナや中東をはじめ、世界では現在も戦争や紛争が続き、子どもを含む多くの人々の命と生活が奪われています。分断や対立が深刻化する国際社会において、我が国は、諸外国と手を携えて、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、世界の全ての人々の幸せのために尽力していかなければなりません。
我々国会議員は、改めて先の大戦に思いを致し、世界の平和と繁栄、国民生活の安定と向上に全力で取り組んでまいる所存です。
結びに、戦没者の御霊の安らかならんことを心からお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様の御平安と御健勝を切に祈念いたしまして、追悼の言葉といたします。
令和八年八月十五日