○政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会
１ 委員名簿（40）
| 委員長 | 自見庄三郎君 | 自民 | |||
| 理事 | 小林 興起君 | 自民 | 理事 | 鈴木 宗男君 | 自民 |
| 理事 | 西野あきら君 | 自民 | 理事 | 細田 博之君 | 自民 |
| 理事 | 長浜 博行君 | 民主 | 理事 | 堀込 征雄君 | 民主 |
| 理事 | 河上 覃雄君 | 公明 | 理事 | 塩田 晋君 | 自由 |
| 荒井 広幸君 | 自民 | 岩崎 忠夫君 | 自民 | ||
| 小坂 憲次君 | 自民 | 桜田 義孝君 | 自民 | ||
| 下村 博文君 | 自民 | 高鳥 修君 | 自民 | ||
| 高橋 一郎君 | 自民 | 中馬 弘毅君 | 自民 | ||
| 中谷 元君 | 自民 | 野田 聖子君 | 自民 | ||
| 林 幹雄君 | 自民 | 松宮 勲君 | 自民 | ||
| 八代 英太君 | 自民 | 阿久津幸彦君 | 民主 | ||
| 加藤 公一君 | 民主 | 鹿野 道彦君 | 民主 | ||
| 鍵田 節哉君 | 民主 | 玄葉光一郎君 | 民主 | ||
| 島 聡君 | 民主 | 手塚 仁雄君 | 民主 | ||
| 松本 龍君 | 民主 | 山花 郁夫君 | 民主 | ||
| 遠藤 和良君 | 公明 | 久保 哲司君 | 公明 | ||
| 中井 洽君 | 自由 | 木島日出夫君 | 共産 | ||
| 児玉 健次君 | 共産 | 今川 正美君 | 社民 | ||
| 北川れん子君 | 社民 | 平井 卓也君 | 21クラブ | ||
| 小池百合子君 | 保守 |
２ 議案審査
付託された法律案は、議員提出法律案５件（うち、継続審査３件）、参議院提出法律案１件であった。
議員提出法律案のうち、永住外国人に地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等を付与する冬柴鐵三君外１名提出の永住外国人地方選挙権付与法案及び北橋健治君外６名提出の永住外国人地方選挙権付与法案は、提案理由の説明の聴取、提出者に対する質疑を行った後、いずれも継続審査となった。その主な質疑内容は、[1]永住外国人に地方参政権を付与する意義及び法的根拠、[2]被選挙権を除外する理由、[3]韓国における外国人参政権付与の動きとの関係、[4]「国民固有の権利」の意義、[5]永住外国人に対する国籍取得手続を簡素化する必要性等であった。
国会議員が他の公務員に口利きして報酬を得ることを禁じる地位利用収賄処罰法案は、撤回された。
公職にある者等による特定の者に利益を得させる目的でのあっせん行為に係る収賄等を処罰する菅直人君外12名提出のあっせん利得処罰法案は、否決された。その主な質疑内容は、[1]「請託」を構成要件としない理由、[2]処罰対象となる私設秘書の範囲、[3]第三者供与に関する規定を明文化する理由、[4]犯罪主体を拡大して法律案を提出し直した理由、[5]法の解釈を司法に委ねることへの懸念等であった。
また、公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する亀井善之君外17名提出のあっせん利得処罰法案は、原案のとおり可決された。その主な質疑内容は、[1]「請託」を構成要件とした理由、[2]私設秘書を処罰対象としない理由、[3]「その権限に基づく影響力を行使して」の意義、[4]第三者供与を処罰する規定を設けない理由、[5]あっせん行為の対象を「契約」と「行政庁の処分」に限定した理由等であった。
参議院提出法律案の、参議院議員の定数を削減するとともに比例代表選挙に非拘束名簿式を導入すること等を内容とする公職選挙法改正案は、原案のとおり可決された。その主な質疑内容は、[1]参議院議員比例代表選挙を拘束名簿式から非拘束名簿式に改正する理由、[2]投票方法が原則候補者名投票となっている理由、[3]候補者名投票と政党名投票を合算する方式の合理性、[4]参議院議員定数の削減の根拠、[5]連座制を適用する理由及び連座制適用による当選無効者の獲得得票の有効性等であった。
３ 国政調査
国政調査は行われなかった。
４ 請願審査
| 付託件数 | 採択件数 | 未了件数 |
|---|---|---|
| 33 | 0 | 33 |
５ 議案審査一覧
衆法
| 件名 | 提出日 | 衆院 趣旨 説明 |
衆院 委員会 付託日 |
衆院 提案 理由 |
衆院 委員会 質疑 |
衆院 委員会 議決日 結果 |
衆院 本会議 議決日 結果 |
参院 委員会名 |
参院 委員会 議決日 結果 |
参院 本会議 議決日 結果 |
公布日 番号 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案（冬柴鐵三君外1名提出、第148回国会衆法第1号） | (12.7.5) | 9.21 | 11.15 | 11.16 11.17 11.22 11.29 |
(12.1) (閉会中審査) |
||||||
| 永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案（北橋健治君外6名提出、第148回国会衆法第2号） | (12.7.5) | 9.21 | 11.15 | 11.16 11.17 11.22 11.29 |
(12.1) (閉会中審査) |
||||||
| 国会議員の地位利用収賄等の処罰に関する法律案（松本龍君外7名提出、第148回国会衆法第3号） | (12.7.5) | 9.21 | 10.23 撤回 |
||||||||
| 公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律案（亀井善之君外17名提出、衆法第1号） | 12.9.22 | 10.5 | 10.5 | 10.31 | 11.2 11.6 11.7 11.8 11.9 |
11.9 可決(多) (賛-自民・公明・21クラブ・保守) (反-民主・自由・共産・社民) |
11.10 可決 |
倫理選挙特 | 11.20 可決 |
11.22 可決 |
12.11.29 法130号 |
| 公職にある者等による特定の者に利益を得させる目的でのあっせん行為に係る収賄等の処罰に関する法律案（菅直人君外12名提出、衆法第2号） | 12.9.27 | 10.5 | 10.5 | 10.31 | 11.2 11.6 11.7 11.8 11.9 |
11.9 否決(少) (賛-民主・自由・共産・社民) (反-自民・公明・21クラブ・保守) |
11.10 否決 |
参法
| 件名 | 提出日 | 衆院 趣旨 説明 |
衆院 委員会 付託日 |
衆院 提案 理由 |
衆院 委員会 質疑 |
衆院 委員会 議決日 結果 |
衆院 本会議 議決日 結果 |
参院 委員会名 |
参院 委員会 議決日 結果 |
参院 本会議 議決日 結果 |
公布日 番号 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 公職選挙法の一部を改正する法律案（参議院提出、参法第7号） | 参 12.10.3 |
10.20 | 10.23 | 10.23 10.24 10.25 |
10.25 可決(多) (賛-自民・公明・21クラブ・保守) (反-民主・自由・共産・社民) |
10.26 可決 |
選挙制度特 | 10.13 可決 |
10.19 可決 |
12.11.1 法118号 |