憲政記念館は、昭和45年にわが国が議会開設80年を迎えたのを記念して、議会制民主主義についての一般の認識を深めることを目的として設立され、昭和47年3月に開館しました。
この記念館のある高台は、室町時代に太田道灌が「わが庵は松原つづき海ちかくふじの高根を軒端にぞ見る」とよんだ松原の一角に連なっていた景勝の地で、江戸時代の初めには加藤清正が屋敷を建て、その後彦根藩の上屋敷となり、幕末には大老井伊直弼もここに住んでいましたが、明治になってからは参謀本部・陸軍省がおかれていました。
昭和27年にこの土地は衆議院の所管となり、昭和35年には、憲政の功労者である尾崎行雄を記念して、尾崎記念会館が建設されましたが、その後これを吸収して現在の憲政記念館が完成しました。
憲政記念館は、国会の組織や運営などを資料や映像によってわかりやすく紹介するとともに、憲政の歴史や憲政功労者に関係のある資料を収集して常時展示するほか、特別展・講演会などを催しています。
1 憲政史シアター
ソフト「憲政の歩み」を100インチのハイビジョン映像で見ることができます。
2 憲政史映像選択コーナー
3台の21インチ画面で、「議事堂ものがたり」などのソフト9本を見ることができます。
3 憲政の歩みコーナー
憲政の歩みを、関係資料・写真などで見ることができます。
4 映像検索コーナー
3台のパソコンで、「憲政史上の人々」、「歴代の衆議院議長」、「歴代の内閣総理大臣」、「館蔵錦絵」を検索できます。
5 立体ビジョンコーナー
帝国議会第1次仮議事堂に初登院する議員たちのありさまや、はじめての議会における衆議院議場での議長選挙の模様などを立体映像で見ることができます。
6 議場体験コーナー
開会ベルが鳴ると演壇後方の画面に、議長発言や総理演説の映像が写し出されます。参観者はこれを議席に座って見ることができます。
7 国会の仕組みコーナー
パソコンで、国会の仕組みや世界の議会をわかりやすく紹介するほか、Q&Aを楽しむことができます。
8 情報検索コーナー
10台のパソコンで、さまざまな博物館などのホームページを検索できます。
9 尾崎メモリアルホール
尾崎行雄の足跡をしのんで、遺品・著作・書跡・写真などを展示しています。
入館料 無料
開館時間 9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日 毎月の末日及び12月28日から翌年1月4日
衆議院事務局憲政記念館
〒100−0014 東京都千代田区永田町1−1−1
電話 03(3581)5111(大代表)
03(3581)1651 (FAX 03(3581)7962)
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