第17号 平成28年12月9日(金曜日)
平成二十八年十二月九日(金曜日)―――――――――――――
議事日程 第十六号
平成二十八年十二月九日
午後零時三十分開議
第一 がん対策基本法の一部を改正する法律案(参議院提出)
第二 民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案(参議院提出)
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○本日の会議に付した案件
日程第一 がん対策基本法の一部を改正する法律案(参議院提出)
日程第二 民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案(参議院提出)
建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律案(参議院提出)
午後零時三十二分開議
○議長(大島理森君) これより会議を開きます。
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日程第一 がん対策基本法の一部を改正する法律案(参議院提出)
日程第二 民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案(参議院提出)
○議長(大島理森君) 日程第一、がん対策基本法の一部を改正する法律案、日程第二、民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案、右両案を一括して議題といたします。
委員長の報告を求めます。厚生労働委員長丹羽秀樹君。
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がん対策基本法の一部を改正する法律案及び同報告書
民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔丹羽秀樹君登壇〕
○丹羽秀樹君 ただいま議題となりました両案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
まず、がん対策基本法の一部を改正する法律案について申し上げます。
本案は、がん対策の一層の推進を図るため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、
第一に、基本理念として、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること等を明記すること、
第二に、がん患者の雇用の継続等に関する事業主の責務について規定すること、
第三に、罹患している者の少ないがん及び治癒が特に困難であるがんに係る研究の促進について必要な配慮がなされるものとすること
等であります。
本案は、参議院提出に係るもので、去る十二月六日本委員会に付託され、翌七日、参議院厚生労働委員長から提案理由の説明を聴取し、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
次に、民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案について申し上げます。
本案は、民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護を図るとともに、あわせて民間あっせん機関による適正な養子縁組のあっせんの促進を図ろうとするもので、その主な内容は、
第一に、民間あっせん機関による養子縁組のあっせんは、児童の福祉に関する専門的な知識及び技術に基づいて児童の最善の利益を最大限に考慮し、これに適合するように行われなければならないこと、
第二に、養子縁組あっせん事業を行おうとする者は、都道府県知事の許可を受けなければならないこと、
第三に、民間あっせん機関は、厚生労働省令で定める場合を除き、養子縁組のあっせんに関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料または報酬を受けてはならないこと
等であります。
本案は、参議院提出に係るもので、去る十二月六日本委員会に付託され、翌七日、参議院議員山本香苗君から提案理由の説明を聴取し、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
なお、本案に対し附帯決議を付することに決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(大島理森君) 両案を一括して採決いたします。
両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。
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○笹川博義君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
参議院提出、建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○議長(大島理森君) 笹川博義君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。
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建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律案(参議院提出)
○議長(大島理森君) 建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。国土交通委員長西銘恒三郎君。
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建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔西銘恒三郎君登壇〕
○西銘恒三郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、建設業における重大な労働災害の発生状況等を踏まえ、公共工事のみならず全ての建設工事について建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、その施策の基本となる事項等を定めようとするものであります。
その主な内容は、
第一に、建設工事従事者の安全及び健康の確保に関し、基本理念を定め、並びに国等の責務を明らかにすること、
第二に、政府は、建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、基本計画を策定しなければならず、都道府県は、基本計画を勘案して、都道府県計画を策定するよう努めること、
第三に、基本的施策として、国及び都道府県は、建設工事の請負契約における経費の適切かつ明確な積算等に必要な施策を講ずること
などであります。
本案は、参議院提出に係るもので、去る十二月七日本委員会に付託され、本日、増子参議院国土交通委員長から提案理由の説明を聴取し、直ちに採決いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
なお、本案に対し附帯決議が付されました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(大島理森君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
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○議長(大島理森君) 本日は、これにて散会いたします。
午後零時四十分散会
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出席国務大臣
厚生労働大臣 塩崎 恭久君
国土交通大臣 石井 啓一君