衆議院

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第5号 令和7年11月25日(火曜日)

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令和七年十一月二十五日(火曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第五号

  令和七年十一月二十五日

    午後一時開議

 第一 ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第三 更生保護制度の充実を図るための保護司法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第四 租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案(第二百十八回国会、重徳和彦君外十名提出)

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 元日本社会党中央執行委員長元社会民主党党首元議員村山富市君逝去につき弔詞を贈呈することとし、弔詞は議長に一任するの件(議長発議)

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員辞職の件

 裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙

 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙

 検察官適格審査会委員の予備委員の選挙

 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙

 国土審議会委員の選挙

 国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙

 日程第一 ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第二 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第三 更生保護制度の充実を図るための保護司法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第四 租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案(第二百十八回国会、重徳和彦君外十名提出)

 衆議院規則の一部を改正する規則案(議院運営委員長提出)


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    午後一時二分開議

議長(額賀福志郎君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 弔詞贈呈の件

議長(額賀福志郎君) お諮りいたします。

 元日本社会党中央執行委員長、元社会民主党党首、元議員村山富市君は、去る十月十七日逝去されました。痛惜の念に堪えません。謹んで御冥福をお祈りいたします。

 つきましては、村山富市君に対し、弔詞を贈呈いたしたいと存じます。

 弔詞は議長に一任されたいと存じます。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決まりました。

 弔詞を朗読いたします。

    〔総員起立〕

 元日本社会党中央執行委員長元社会民主党党首元衆議院議員正二位大勲位村山富市君は 多年憲政のために尽力し 内閣総理大臣の重責をにない変革期の多難な国政を統理されました

 君は 終始社会福祉の増進に心魂を傾け また近隣諸国との信頼醸成と世界の平和に力をいたし 国民生活の充実とわが国の国際的地位の向上に貢献されました その功績はまことに偉大であります

 衆議院は 君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます

 この弔詞の贈呈方は議長において取り計らいます。

     ――――◇―――――

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員辞職の件

 裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件

議長(額賀福志郎君) お諮りいたします。

 裁判官弾劾裁判所裁判員階猛君及び円より子君から裁判員を、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員三木圭恵君から予備員を、また、裁判官訴追委員平口洋君、田所嘉徳君、黒岩宇洋君及び西岡秀子君から訴追委員を、裁判官訴追委員の予備員井野俊郎君から予備員を、辞職いたしたいとの申出があります。右申出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。

     ――――◇―――――

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙

 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙

 検察官適格審査会委員の予備委員の選挙

 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙

 国土審議会委員の選挙

 国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙

議長(額賀福志郎君) つきましては、裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員並びに裁判官訴追委員及び同予備員の選挙を行うのでありますが、この際、あわせて、検察官適格審査会委員の予備委員、日本ユネスコ国内委員会委員、国土審議会委員及び国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙を行います。

小寺裕雄君 各種委員等の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名され、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員、裁判官訴追委員の予備員の職務を行う順序については、議長において定められることを望みます。

議長(額賀福志郎君) 小寺裕雄君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。

 議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に

      黒岩 宇洋君 及び 鈴木 義弘君

を指名いたします。

 また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に浦野靖人君を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は第四順位といたします。

 次に、裁判官訴追委員に

      柴山 昌彦君    本田 太郎君

      青柳陽一郎君 及び 向山 好一君

を指名いたします。

 また、裁判官訴追委員の予備員に

      武村 展英君 及び 猪口 幸子君

を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は、武村展英君を第一順位とし、猪口幸子君を第五順位といたします。

 ただいまの指名の結果、裁判官訴追委員の予備員青柳陽一郎君が裁判官訴追委員に選任され、同予備員が一名欠員となりましたので、この際、議長は、裁判官訴追委員の予備員に坂本祐之輔君を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は、坂本祐之輔君を第四順位とし、第四順位の予備員である吉川元君を第二順位といたします。

 次に、検察官適格審査会委員の予備委員に

      高見 康裕君 及び 平沼正二郎君

を指名し、高見康裕君は後藤茂之君の予備委員とし、平沼正二郎君は齋藤健君の予備委員といたします。

 次に、日本ユネスコ国内委員会委員に

      永岡 桂子君 及び 宮内 秀樹君

を指名いたします。

 次に、国土審議会委員に

      馬淵 澄夫君 及び 津村 啓介君

を指名いたします。

 次に、国土開発幹線自動車道建設会議委員に

      逢沢 一郎君 及び 小林 鷹之君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

 日程第一 ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第二 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(額賀福志郎君) 日程第一、ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案、日程第二、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。内閣委員長山下貴司君。

    ―――――――――――――

 ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書

 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔山下貴司君登壇〕

山下貴司君 ただいま議題となりました両案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 まず、ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案は、最近におけるストーカー行為等の実情に鑑み、いわゆる紛失防止タグを位置特定用識別情報送信装置と定義した上で、当該装置を所持する相手方の承諾を得ないでその位置情報を取得する行為等を規制対象に加えるとともに、警告等を受けた者に対して当該警告等の相手方に係る一定の情報を提供するおそれがある場合の措置に関する規定の整備等を行うものであります。

 次に、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案は、最近における配偶者からの暴力等の実情に鑑み、いわゆる紛失防止タグを位置特定用識別情報送信装置と定義した上で、当該装置を所持する相手方の承諾を得ないでその位置情報を取得する行為等を接近禁止命令等における禁止行為として加えるものであります。

 両案は、去る十一月十八日本委員会に付託され、翌十九日あかま国家公安委員会委員長及び黄川田国務大臣からそれぞれ趣旨の説明を聴取しました。次いで、二十一日に質疑を行い、質疑終局後、順次採決いたしましたところ、両案はいずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、両案に対しそれぞれ附帯決議が付されました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 両案を一括して採決いたします。

 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第三 更生保護制度の充実を図るための保護司法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(額賀福志郎君) 日程第三、更生保護制度の充実を図るための保護司法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。法務委員長階猛君。

    ―――――――――――――

 更生保護制度の充実を図るための保護司法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔階猛君登壇〕

階猛君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、まず、幅広い世代から多様な保護司の担い手を確保するため、保護司の委嘱条件等の見直しを行うものです。次に、保護司の活動環境を改善するために、保護司の活動拠点である更生保護サポートセンターを法律で定めること等を行うものであります。さらに、保護司が安全、安心に保護観察対象者と面接をするのに適当な場所を確保すること等を国の責務とするものです。

 本案は、去る十一月十八日本委員会に付託され、翌十九日平口法務大臣から趣旨の説明を聴取しました。その上で、二十一日、質疑を行い、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議が付されたことを申し添えます。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第四 租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案(第二百十八回国会、重徳和彦君外十名提出)

議長(額賀福志郎君) 日程第四、租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。財務金融委員長阿久津幸彦君。

    ―――――――――――――

 租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔阿久津幸彦君登壇〕

阿久津幸彦君 ただいま議題となりました法律案につきまして、財務金融委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、現下の揮発油の価格の高騰から国民生活及び国民経済を守るため、揮発油税及び地方揮発油税の当分の間税率を廃止すること並びに政府は当分の間税率廃止の円滑な実施のための財政上又は法制上の措置及び廃止に伴う地方公共団体の減収の全額を補填するための措置を講ずるものとすること等を定めるものであります。

 本案は、第二百十八回国会に提出され、継続審査に付されていたものであり、今国会におきまして、去る十一月二十一日提出者重徳和彦君から趣旨の説明を聴取いたしました。

 同日、自由民主党・無所属の会、立憲民主党・無所属、日本維新の会、国民民主党・無所属クラブ、公明党及び日本共産党の共同提案により、本案の施行期日を令和七年十二月三十一日とすること並びに揮発油税及び地方揮発油税の当分の間税率の廃止に伴う経過措置を講ずること等を内容とする修正案が提出され、趣旨の説明を聴取いたしました。

 次いで、原案及び修正案を一括して質疑を行い、質疑終局後、本案について内閣の意見を聴取した後、討論を行い、採決いたしましたところ、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも全会一致をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は修正であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。

     ――――◇―――――

小寺裕雄君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。

 議院運営委員長提出、衆議院規則の一部を改正する規則案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

議長(額賀福志郎君) 小寺裕雄君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。

    ―――――――――――――

 衆議院規則の一部を改正する規則案(議院運営委員長提出)

議長(額賀福志郎君) 衆議院規則の一部を改正する規則案を議題といたします。

 委員長の趣旨弁明を許します。議院運営委員長浜田靖一君。

    ―――――――――――――

 衆議院規則の一部を改正する規則案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔浜田靖一君登壇〕

浜田靖一君 ただいま議題となりました衆議院規則の一部を改正する規則案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 今回の改正は、国会改革の一環として、議員の欠席事由に、配偶者の出産、育児、看護、介護及び不妊治療に係る通院が含まれることを明記するものであります。

 本規則案は、本日、議院運営委員会において起草し、提出したものであります。

 何とぞ御賛同くださいますようお願い申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 採決いたします。

 本案を可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(額賀福志郎君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時十九分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       法務大臣  平口  洋君

       財務大臣  片山さつき君

       国務大臣  あかま二郎君

       国務大臣  黄川田仁志君


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