第1号 平成30年11月7日(水曜日)
本国会召集日(平成三十年十月二十四日)(水曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。委員長 山際大志郎君
理事 谷川 弥一君 理事 中山 展宏君
理事 松野 博一君 理事 阿部 知子君
理事 佐藤 茂樹君
安藤 裕君 池田 佳隆君
泉田 裕彦君 大西 宏幸君
岡下 昌平君 加藤 鮎子君
金子 俊平君 神谷 昇君
小寺 裕雄君 杉田 水脈君
平 将明君 高木 啓君
長尾 敬君 長坂 康正君
西田 昭二君 牧島かれん君
牧原 秀樹君 松本 剛明君
三谷 英弘君 村井 英樹君
大河原雅子君 篠原 豪君
福田 昭夫君 森山 浩行君
山崎 誠君 大島 敦君
森田 俊和君 山岡 達丸君
浜地 雅一君 濱村 進君
塩川 鉄也君 浦野 靖人君
小沢 一郎君 日吉 雄太君
―――――――――――――
十月二十四日
山際大志郎君委員長辞任につき、その補欠として牧原秀樹君が議院において、委員長に選任された。
平成三十年十一月七日(水曜日)
午後零時十分開議
出席委員
委員長 牧原 秀樹君
理事 平 将明君 理事 谷川 弥一君
理事 中山 展宏君 理事 長坂 康正君
理事 牧島かれん君 理事 松野 博一君
理事 松本 剛明君 理事 山内 康一君
理事 大島 敦君 理事 岡本 三成君
理事 佐藤 茂樹君
安藤 裕君 池田 佳隆君
泉田 裕彦君 大西 宏幸君
岡下 昌平君 加藤 鮎子君
金子 俊平君 神谷 昇君
小寺 裕雄君 杉田 水脈君
高木 啓君 長尾 敬君
西田 昭二君 松本 洋平君
三谷 英弘君 村井 英樹君
今井 雅人君 大河原雅子君
岡本あき子君 近藤 昭一君
篠原 豪君 山尾志桜里君
森田 俊和君 山岡 達丸君
高木美智代君 塩川 鉄也君
浦野 靖人君 日吉 雄太君
…………………………………
国務大臣
(マイナンバー制度担当) 石田 真敏君
国務大臣 石井 啓一君
国務大臣
(内閣官房長官)
(沖縄基地負担軽減担当) 菅 義偉君
国務大臣
(国家公安委員会委員長)
(防災担当) 山本 順三君
国務大臣
(一億総活躍担当)
(行政改革担当)
(国家公務員制度担当)
(領土問題担当)
(消費者及び食品安全担当)
(少子化対策担当)
(海洋政策担当) 宮腰 光寛君
国務大臣
(クールジャパン戦略担当)
(科学技術政策担当) 平井 卓也君
国務大臣
(経済再生担当)
(全世代型社会保障改革担当)
(経済財政政策担当) 茂木 敏充君
国務大臣
(地方創生担当)
(規制改革担当)
(男女共同参画担当)
(女性活躍担当) 片山さつき君
国務大臣 櫻田 義孝君
内閣官房副長官 西村 康稔君
内閣官房副長官 野上浩太郎君
内閣府副大臣 左藤 章君
内閣府副大臣 田中 良生君
内閣府副大臣 中根 一幸君
内閣府副大臣 佐藤ゆかり君
内閣府副大臣 塚田 一郎君
内閣府大臣政務官 長尾 敬君
内閣府大臣政務官 舞立 昇治君
内閣府大臣政務官 安藤 裕君
内閣府大臣政務官 古賀友一郎君
内閣府大臣政務官 阿達 雅志君
政府特別補佐人
(人事院総裁) 一宮なほみ君
内閣委員会専門員 長谷田晃二君
―――――――――――――
委員の異動
十月二十四日
辞任 補欠選任
山際大志郎君 松本 洋平君
阿部 知子君 山内 康一君
福田 昭夫君 今井 雅人君
森山 浩行君 岡本あき子君
山崎 誠君 山尾志桜里君
浜地 雅一君 岡本 三成君
濱村 進君 高木美智代君
同日
辞任
小沢 一郎君
同日
補欠選任
近藤 昭一君
十一月七日
理事稲富修二君九月二十七日委員辞任につき、その補欠として大島敦君が理事に当選した。
同日
理事永岡桂子君十月四日委員辞任につき、その補欠として松本剛明君が理事に当選した。
同日
理事石原宏高君十月二十三日委員辞任につき、その補欠として長坂康正君が理事に当選した。
同日
理事阿部知子君十月二十四日委員辞任につき、その補欠として山内康一君が理事に当選した。
同日
理事中山展宏君、松野博一君及び佐藤茂樹君同日理事辞任につき、その補欠として牧島かれん君、平将明君及び岡本三成君が理事に当選した。
―――――――――――――
十月二十四日
公文書等の管理に関する法律の一部を改正する法律案(篠原豪君外十六名提出、第百九十五回国会衆法第四号)
公文書等の管理に関する法律の一部を改正する法律案(後藤祐一君外十三名提出、第百九十六回国会衆法第二一号)
国家公務員法等の一部を改正する法律案(後藤祐一君外七名提出、第百九十六回国会衆法第三〇号)
国家公務員の労働関係に関する法律案(後藤祐一君外七名提出、第百九十六回国会衆法第三一号)
公務員庁設置法案(後藤祐一君外七名提出、第百九十六回国会衆法第三二号)
性暴力被害者の支援に関する法律案(阿部知子君外九名提出、第百九十六回国会衆法第三五号)
サイバーセキュリティ基本法の一部を改正する法律案(内閣提出、第百九十六回国会閣法第四五号)
成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出、第百九十六回国会閣法第五六号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
国政調査承認要求に関する件
公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件(人事院勧告)
――――◇―――――
○牧原委員長 これより会議を開きます。
この際、一言御挨拶を申し上げます。
このたび内閣委員長を拝命しました牧原秀樹でございます。
当委員会は、内閣の重要案件を始め、公務員制度、公式制度等、女性が活躍できる男女共同参画社会の実現、国民生活の安定と向上を図るための政策の推進、治安対策等の重要な諸問題を幅広く所管をしております。
私は、当委員会が果たすべき役割の重要性をしっかりと認識し、委員各位の御指導と御協力を賜りまして、円満かつ規律ある委員会運営に努めてまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
――――◇―――――
○牧原委員長 理事の辞任についてお諮りいたします。
理事中山展宏君、松野博一君及び佐藤茂樹君から、理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○牧原委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任及び委員の異動に伴い、現在理事が七名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○牧原委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
平 将明君 長坂 康正君
牧島かれん君 松本 剛明君
山内 康一君 大島 敦君
及び 岡本 三成君
を指名いたします。
――――◇―――――
○牧原委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
国政に関する調査を行うため、本会期中
内閣の重要政策に関する事項
公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する事項
栄典及び公式制度に関する事項
男女共同参画社会の形成の促進に関する事項
国民生活の安定及び向上に関する事項
警察に関する事項
以上の各事項について、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対して承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○牧原委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
――――◇―――――
○牧原委員長 この際、菅内閣官房長官、沖縄基地負担軽減担当大臣、山本国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣、石田内閣府特命担当大臣、石井国務大臣、宮腰一億総活躍担当大臣、行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、領土問題担当大臣、内閣府特命担当大臣、平井内閣府特命担当大臣、茂木経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣、内閣府特命担当大臣、片山内閣府特命担当大臣、女性活躍担当大臣及び櫻田国務大臣から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。菅国務大臣。
○菅国務大臣 内閣官房、内閣府の事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
安倍内閣は発足以来、経済の再生、東日本大震災からの復興、地方創生、一億総活躍、働き方改革など、各般の重要課題に全力で取り組んでまいりました。今国会におきましても、災害復旧復興、少子高齢化の克服、デフレからの脱却、激動する国際情勢への対応など、困難な課題に真正面から立ち向かう所存であります。
内閣官房及び内閣府は、内閣の重要政策に関する企画立案及び総合調整を図る役割を担っており、私は、各大臣と緊密な連携を図りつつ、内閣のかなめとして、これらの課題に全力で取り組んでまいる決意であります。
内閣官房におきましては、大規模自然災害を始め、重大事故、テロ、サイバー攻撃等への危機管理対応、外交・安全保障政策の機動的、戦略的な遂行、複雑多様化する国際情勢や一段と厳しさを増す国際テロ情勢に対応するための情報収集・集約・分析機能の強化、情報保全のさらなる徹底、普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設を始めとする沖縄の基地負担軽減、新型インフルエンザを始めとする国際的な脅威となる感染症対策、アイヌ政策及び明治百五十年関連施策の推進等に取り組んでまいります。
また、北朝鮮問題については、先般の米朝首脳共同声明のとおり、朝鮮半島の完全な非核化に向けた北朝鮮のコミットメントを含む両首脳間の合意が完全かつ迅速に履行されることが重要です。引き続き、北朝鮮に対して安保理決議の完全な履行を求め、北東アジアに真の平和を実現させるべく、日米、日米韓三カ国で今後の方針を綿密にすり合わせ、緊密に連携をしてまいります。
あわせて、安倍内閣が取り組む重要課題について、国民の皆様や国際社会に向けてしっかりと情報発信をしてまいります。
内閣府におきましては、広範な重要政策に関し、経済財政諮問会議などを活用し、英知を集め、総合的、戦略的な企画立案を行い、各般の施策を的確に推進するとともに、私の直接の担当分野である国際平和協力業務、政府広報、栄典行政などについても適切に推進してまいります。
天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位に伴う国の儀式等につきましては、先般設置した式典委員会及び実施連絡本部の統括のもと、準備に万全を期してまいります。また、来年の皇太子殿下の御即位に際し、国民こぞって祝意を表するため、即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とするための法律案を今国会に提出する予定であります。
今後御審議をお願いすることを予定いたしております法案は、いずれも現下の重要政策課題を実現、推進するために必要なものであります。その内容につきましては逐次御説明をしてまいりますが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をお願いをいたします。
○牧原委員長 次に、山本国務大臣。
○山本国務大臣 国家公安委員会及び死因究明等の推進に関する事務を担当する大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
良好な治安を確保することは、政府の重要な責務です。日本を世界一安全な国にするため、以下の諸施策を強力に推進いたします。
第一に、厳しい国際テロ情勢等を踏まえ、G20大阪サミット、東京オリンピック・パラリンピック等も見据え、情報収集・分析、水際対策、警戒警備のほか、官民連携による訓練の充実等を通じ、テロ対処能力の強化等に努め、テロ対策に万全を期します。また、北朝鮮による拉致容疑事案等の捜査、調査に全力で取り組みます。
第二に、サイバー空間の脅威に的確に対処すべく、産学官の連携や外国治安機関等との協力を推進し、警察の対処能力の強化等に努めます。特殊詐欺、ストーカー、配偶者からの暴力、児童虐待等の事案に対しては、被害の未然防止に向けた取組等を推進するほか、凶悪事件から市民を守ります。
第三に、来年六月までに全面施行される刑事訴訟法等改正法が目指す新たな刑事司法制度に対応するため、引き続き、取調べの高度化等の準備を的確に進めるとともに、客観証拠に基づく適正な捜査を一層推進します。また、暴力団による対立抗争等、現下の厳しい組織犯罪情勢に対し、取締りを徹底するほか、資金源の封圧や薬物の乱用防止に向けた取組を推進します。
第四に、世界一安全な道路交通を実現するとの目標の達成に向け、高齢運転者対策、悪質、危険な違反の取締り等、総合的な交通事故防止対策を各界各層と連携して推進するほか、自動運転システムの実現に向けた環境の整備にも努めます。
このほか、東日本大震災やその後に発生した平成三十年七月豪雨、北海道胆振東部地震等さまざまな災害の教訓を踏まえ、警察の災害対処能力の向上に取り組みます。
これらの諸施策を推進するに当たっては、積極的かつ合理的な警察運営及び業務改革を推進し、厳正な規律と高い士気を持つ組織を構築することにより、国民の期待と信頼に応える強い警察の確立に努めます。
死因究明等の推進については、死因究明等推進計画に掲げられた各施策について、関係府省庁と連携して、我が国の死因究明等の推進を図ります。
以上、所管行政について申し上げましたが、牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、石田国務大臣。
○石田国務大臣 マイナンバー制度を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
マイナンバー制度は、デジタル社会にとって不可欠な基盤となる制度です。国民や企業の方々にこの趣旨を御理解いただくよう、しっかりと制度の普及促進に努め、国民生活の利便性を向上させるとともに、行政運営の効率化を実現することが私の役割であります。
この考えに立ち、情報提供ネットワークシステムを用いた情報連携を円滑に運用するとともに、マイナポータルを活用した各種手続のワンストップ化など、引き続き関係府省と連携して取り組んでまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、石井国務大臣。
○石井国務大臣 特定複合観光施設区域、IRの整備に関する事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
IRの整備に当たりましては、依存症などの弊害防止対策に万全を期しながら、できる限り早期にその効果を発現させるため、所要の準備作業を速やかに進めてまいります。あわせて、世界最高水準のカジノ規制によって万全の対策を講じるよう、所要の準備作業を速やかに進めてまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、宮腰国務大臣。
○宮腰国務大臣 一億総活躍、行政改革、国家公務員制度、領土問題担当大臣、食品安全、少子化対策及び海洋政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
少子高齢化という日本の構造的課題に真正面から挑み、誰もが活躍できる一億総活躍社会をつくり上げるため、関係大臣と協力して、施策を着実に実施してまいります。
行政改革については、政策効果を向上させ、政府に対する国民の信頼を得るために重要な取組として、不断に進めてまいります。行政事業レビューの実施、証拠に基づく政策立案の推進等に引き続き取り組んでまいります。
国家公務員制度については、今国会に提出した人事院勧告を踏まえた給与改定を実施するための法律案の早期成立に向け努力してまいります。
また、少子高齢社会における公務部門の多様で優秀な人材の確保、育成、活用や、働き方改革を推進してまいります。あわせて、既存体制を見直しつつ、CIQや海上保安の体制強化等、内閣の重要課題に確実に対応できる体制を整備してまいります。
領土・主権対策については、竹島の領土問題及び尖閣諸島をめぐる情勢に関して、国内外において我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、領土・主権展示館の一層の充実等に取り組み、外交政策等との整合性を確保しつつ、内外発信の強化に努めてまいります。
食品安全については、食品の安全性の確保のため、国内の制度改正も踏まえ、新たな評価方法を確立する等、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正に食品健康影響評価を行うとともに、その評価結果についてリスクコミュニケーションを実施してまいります。
少子化の危機を脱することは待ったなしの課題です。待機児童の解消に向けて、企業主導型保育事業も含めた保育の受皿整備や保育士等の処遇改善を進めてまいります。
幼児教育の無償化については、来年十月の実施に向け、地方公共団体や関係者の御意見も踏まえつつ、関係大臣とも連携を密にして、具体的な制度設計に取り組んでまいります。
また、子育て応援コンソーシアム等を通じ、子育てに優しい社会的機運の醸成に向けた取組を推進してまいります。
結婚から子育ての希望の実現に向けて取り組む地方公共団体を支援してまいります。
子供の貧困対策については、現行の大綱の策定から四年が過ぎ、更に改善を進めていくことが重要です。このため、大綱の見直しに向けた検討を進めてまいります。また、子供の未来応援国民運動や地方公共団体の取組の支援も進めてまいります。
あわせて、子供、若者の育成支援、高齢社会対策、障害者施策及び交通安全対策を総合的に推進してまいります。
海洋政策については、第三期海洋基本計画に基づき、政府一丸となって取り組んでまいります。
また、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に関し、関係者との調整の枠組みを定めつつ、長期占用を可能とする法律案を今国会に提出いたしました。
さらに、有人国境離島については、政府、地方が一体となって、その保全と地域社会の維持に関する施策を引き続き強力に推進してまいります。
成年被後見人等の権利制限の見直しについては、継続審議中である欠格条項を見直すための法律案の早期成立に向け尽力してまいります。
ギャンブル等依存症対策については、政府の対策本部が立ち上がったところであり、基本計画を来年五月までに策定するなど、対策を総合的かつ計画的に推進してまいります。
このほか、休眠預金等に係る資金の活用、特定秘密の保護に関する制度に関する施策等に取り組んでまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、平井国務大臣。
○平井国務大臣 クールジャパン戦略を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
クールジャパン戦略については、外国人がよいと思う日本の魅力を外国人目線で発見、発信、展開し、外国人の共感を広げるとともに、日本ファンをふやし、経済成長につなげるべく、関係大臣とともに一体的な発信、展開を推進します。
このほか、日本医療研究開発機構による研究支援を始めとする健康・医療戦略の推進、遺棄化学兵器処理を推進してまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、茂木国務大臣。
○茂木国務大臣 経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶申し上げます。
日本経済には大きな改善が見られます。名目GDPは五百五十兆円を超えて過去最大、企業収益も過去最高となっています。雇用環境も大幅に改善し、有効求人倍率は四十四年ぶりの高水準となりました。
こうした景気の回復基調を更に持続できるよう、生産性革命、人づくり革命の推進により、日本経済の潜在成長率を高めていきます。また、来年十月に予定されている消費税率の引上げに向けて、経済運営に万全を期してまいります。
第四次産業革命への対応について、世界の変化は加速しています。我が国においても、雇用環境が一段と改善している今こそ、技術革新を現場に積極的に取り入れ、労働生産性の向上を図るチャンスです。第四次産業革命のイノベーションを取り入れ、生産性の向上、そしてソサエティー五・〇の実現に取り組んでまいります。
さらに、安倍内閣最大のチャレンジである全世代型社会保障の実現に、果敢に取り組みます。
長寿社会が進み、少子化も進行している中で、我が国の社会保障制度を、現役世代や生涯現役を目指す人々にも焦点を当てた制度にしていきます。人づくり革命で実現する幼児教育、高等教育の無償化やリカレント教育の充実も、そうした改革の大きな第一歩となります。
高齢者の希望、特性に応じて、多様な就業機会の確保を図るとともに、病気や介護の予防について保険者や介護事業者へのインセンティブ措置の強化を進め、その実現に取り組んでまいります。
TPP11については、年内の発効が確定しました。発効後の参加国の拡大についても、引き続き我が国が主導的な役割を果たし、自由で公正な二十一世紀型のルールを世界に広げてまいります。また、九月の日米首脳会談で交渉開始に合意した日米物品貿易協定、TAGについても、共同声明に従い、国益に沿った形で今後の交渉を進めてまいります。
財政健全化については、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化を目指し、同時に債務残高対GDP比の安定的な引下げに取り組みます。
年末に向けて、歳出改革の方向性や歳出の目安の明確化、具体化に取り組み、新たな改革工程表を取りまとめます。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、片山国務大臣。
○片山国務大臣 女性活躍担当大臣、男女共同参画及び規制改革を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
女性活躍の推進と男女共同参画社会の実現は、社会、経済の多様性と活力を高める観点から、極めて重要です。
このため、女性活躍推進法の附則に基づく三年後見直しについて検討を進めるとともに、女性役員候補者の育成を始めとした指導的地位に占める女性の割合の拡大に取り組んでまいります。
また、理工系女性人材の育成、継続就業のための両立支援体制の整備、男性の意識や暮らし方の変革、さらには、女性に対するあらゆる暴力の根絶に取り組んでまいります。
規制改革は新しい時代を切り開く成長のメーンエンジンであり、安倍内閣の成長戦略の中核です。規制改革推進会議のもと、引き続き、日本の底力を阻害するような規制に真正面から挑戦し、スピード感を持って改革を進めてまいります。
公文書管理につきましては、各府省の文書管理に対する実効性あるチェックの実施など、本年七月の閣僚会議決定に基づく施策の着実な推進を通じ、適正な公文書管理の確保に万全を期してまいります。
また、国立公文書館の新たな施設につきまして、昨年度策定した基本計画に基づき、引き続き建設に向けた取組を進めてまいります。
独立公文書管理監による特定秘密の指定などの検証、監察を引き続き支援してまいります。
公益法人行政につきましては、法人の自己規律の確立や適正な法人運営の確保に向けて支援するなど、公益活動の活性化に一層尽力してまいります。
さらに、さきの国会で改正したPFI法などを通じ、さらなるPPP、PFIの活用促進に向け、政府の先頭に立って、具体的な案件形成の促進や政策の企画立案に取り組んでまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、櫻田国務大臣。
○櫻田国務大臣 サイバーセキュリティ戦略本部に関する事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶申し上げます。
昨今、サイバー空間と実空間の一体化が進み、さまざまな恩恵がもたらされている一方で、サイバー攻撃による多大な経済的、社会的損失が生じるなどの脅威が急速に高まっており、サイバーセキュリティー対策の強化が不可欠であります。
このような認識のもと、今後三年間の諸施策の目標や実施方針等を盛り込んだ新たなサイバーセキュリティ戦略を本年七月に閣議決定したところであります。この新たな戦略を確実に実施するよう、関係省庁と連携して取り組んでまいります。
また、現在継続審議となっているサイバーセキュリティ基本法の一部を改正する法律案について、早期成立に向けて努力してまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、西村内閣官房副長官、野上内閣官房副長官、左藤章内閣府副大臣、田中内閣府副大臣、中根内閣府副大臣、佐藤ゆかり内閣府副大臣、塚田内閣府副大臣、長尾内閣府大臣政務官、舞立内閣府大臣政務官、安藤内閣府大臣政務官、古賀内閣府大臣政務官及び阿達内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。西村内閣官房副長官。
○西村内閣官房副長官 内閣官房副長官の西村康稔でございます。
牧原委員長を始め理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りながら、野上副長官とともに菅官房長官を補佐してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、野上内閣官房副長官。
○野上内閣官房副長官 内閣官房副長官の野上浩太郎でございます。
牧原委員長を始め理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りながら、西村副長官とともに菅官房長官を補佐してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、左藤章内閣府副大臣。
○左藤副大臣 内閣府副大臣の左藤章でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
一億総活躍、行政改革、少子化対策、クールジャパン戦略等を担当しております。
官房長官を始め関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと思いますので、牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。
○牧原委員長 次に、田中内閣府副大臣。
○田中副大臣 経済再生、全世代型社会保障改革、そして経済財政政策を担当いたします内閣府副大臣の田中良生でございます。
茂木大臣を支えて、力を尽くしてまいります。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導、御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
○牧原委員長 次に、中根内閣府副大臣。
○中根副大臣 内閣府副大臣の中根一幸でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
女性活躍、規制改革、男女共同参画等を担当いたしております。
関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、佐藤ゆかり内閣府副大臣。
○佐藤(ゆ)副大臣 内閣府副大臣の佐藤ゆかりでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
マイナンバー制度を担当させていただきます。
石田大臣をお支えし、力を尽くしてまいりたいと考えております。
牧原委員長を始めといたしまして、理事、委員の皆様方の御指導、御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○牧原委員長 次に、塚田内閣府副大臣。
○塚田副大臣 内閣府副大臣の塚田一郎でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
特定複合観光施設区域の整備に関する事務を担当しております。
石井大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、長尾内閣府大臣政務官。
○長尾大臣政務官 内閣府大臣政務官の長尾敬でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
経済再生、全世代型社会保障改革、経済財政政策を担当いたしております。
牧原委員長を始め理事、委員の皆様の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
○牧原委員長 次に、舞立内閣府大臣政務官。
○舞立大臣政務官 内閣府大臣政務官の舞立昇治でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
女性活躍、規制改革、男女共同参画等を担当いたしております。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、安藤内閣府大臣政務官。
○安藤大臣政務官 内閣府大臣政務官の安藤裕でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
一億総活躍、行政改革、少子化対策、クールジャパン戦略等を担当いたしております。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、古賀内閣府大臣政務官。
○古賀大臣政務官 内閣府大臣政務官の古賀友一郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
マイナンバー制度を担当させていただいております。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。
○牧原委員長 次に、阿達内閣府大臣政務官。
○阿達大臣政務官 内閣府大臣政務官の阿達雅志でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
特定複合観光施設区域、IRの整備に関する事務を担当いたしております。
牧原委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
――――◇―――――
○牧原委員長 公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件、特に人事院勧告について調査を進めます。
去る八月十日の一般職の職員の給与についての報告、勧告及び公務員人事管理についての報告につきまして、人事院から説明を聴取いたします。人事院総裁一宮なほみ君。
○一宮政府特別補佐人 人事院は、八月十日、国会と内閣に対し、国家公務員の給与に関する報告及び勧告を行い、あわせて公務員人事管理に関する報告を行いました。また、同日、定年を段階的に六十五歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出を行いました。
このたび、その内容について御説明申し上げる機会をいただき、厚く御礼申し上げます。以下、その概要を御説明いたします。
まず、給与に関する報告及び勧告について御説明いたします。
月例給につきましては、行政事務を行う国家公務員と事務・技術関係職種の民間企業従業員の四月時点の給与を比較した結果、公務員給与が民間給与を〇・一六%、六百五十五円下回ることとなりました。この較差を解消するため、初任給及び若年層に重点を置きながら、俸給表の水準を引き上げることといたしました。
特別給につきましては、公務における年間の支給月数と民間事業所における直近一年間の支給割合を比較した結果、公務員が民間を下回ったことから、〇・〇五月分の引上げを行い、年間四・四五月分とすることといたしました。引上げ分につきましては、勤務実績を反映する勤勉手当に配分することとし、本年十二月期分から引き上げることといたしました。
このほか、宿日直手当について所要の改善を行うこととしております。
なお、月例給、特別給の引上げの勧告は、五年連続となります。
続きまして、公務員人事管理に関する報告について御説明いたします。
近時、一部の公務員の不祥事により公務に対する信頼を損なうような事態が発生していることは極めて遺憾であり、人事院としましても、国民の信頼回復に向けて、研修等を通じた倫理観、使命感の涵養に努めるとともに、不祥事が発生したセクシュアルハラスメントや公文書管理に関し人事管理面からの対策を講じてまいります。
また、公務を的確に遂行できる人材の確保及び育成にも引き続き積極的に取り組んでまいります。さらに、職員が意欲を持って生き生きと働くことができるよう、公務職場における働き方改革と勤務環境の整備にも取り組んでまいります。特に、長時間労働の是正につきましては、民間労働法制の改正が行われたことも踏まえ、人事院規則において超過勤務命令を行うことができる上限の時間を設定するなどの措置を講じてまいります。
次に、国家公務員の定年を段階的に六十五歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出について御説明申し上げます。
若年労働力人口の減少により、意欲と能力のある高齢者が活躍できる場をつくることが社会全体の重要な課題となる中で、複雑高度化する行政課題に的確に対応し、質の高い行政サービスを維持していくためには、公務におきましても六十歳を超える職員の能力及び経験を本格的に活用することが不可欠であり、定年を段階的に六十五歳に引き上げることが必要と考えます。
その際、一、組織活力を維持するため、当分の間、役職定年制を導入すること、二、民間の高齢期雇用の実情を考慮して、当面、六十歳を超える職員の年間給与を六十歳前の七割水準に設定すること、三、多様な働き方を実現するため、短時間勤務制を導入すること、四、能力、実績に基づく人事管理を徹底するなど人事管理全体を見直すこと、さらに、五、定年の引上げの円滑な実施に向けた環境整備について公務全体で取り組むことが必要と考えております。
以上、本年の報告及び勧告並びに意見の申出の概要を御説明いたしました。
牧原委員長始め内閣委員会の委員の皆様におかれましては、人事院勧告制度の意義や役割に御理解を賜り、この勧告を速やかに実施していただくとともに、意見の申出の実現のために所要の措置をとっていただきますようお願い申し上げます。
○牧原委員長 以上で人事院からの説明は終わりました。
――――◇―――――
○牧原委員長 この際、御報告いたします。
今、人事院総裁からも御報告ございましたように、去る八月十日、人事院より国会に国家公務員法第二十三条の規定に基づく定年を段階的に六十五歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出があり、議長より本委員会に参考送付されましたので、御報告申し上げます。
次回は、来る九日金曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時四十八分散会