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第16号 令和2年4月2日(木曜日)

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令和二年四月二日(木曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 高木  毅君

   理事 岸  信夫君 理事 赤澤 亮正君

   理事 丹羽 秀樹君 理事 大塚 高司君

   理事 武部  新君 理事 田野瀬太道君

   理事 手塚 仁雄君 理事 牧  義夫君

   理事 佐藤 英道君

      大隈 和英君    古賀  篤君

      高村 正大君    根本 幸典君

      百武 公親君    福田 達夫君

      藤丸  敏君    本田 太郎君

      浅野  哲君    伊藤 俊輔君

      武内 則男君    中谷 一馬君

      山本和嘉子君    塩川 鉄也君

      遠藤  敬君

    …………………………………

   議長           大島 理森君

   副議長          赤松 広隆君

   事務総長         岡田 憲治君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 議員谷畑孝君辞職の件

 政治資金適正化委員会委員指名の件

 安倍内閣総理大臣の新型インフルエンザ等対策特別措置法第十五条に定める政府対策本部の設置等及び二〇二〇年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の延期に関する報告についての発言及びこれに対する質疑に関する件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

高木委員長 これより会議を開きます。

 まず、議員辞職の件についてでありますが、昨一日、議員谷畑孝君から辞表が提出されました。

 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、政治資金適正化委員会委員指名の件についてでありますが、同委員に、お手元の印刷物にあります諸君を各会派から届け出てまいっております。

    ―――――――――――――

 政治資金適正化委員会委員指名の件

  委員候補者

   1弁護士   一名

             伊藤 鉄男君(再任)

   2認会計士 一名

             淺井 万富君(再任)

   3税理士   一名

             杉田 慶一君

   4学者及び政治資金に精通した有識者 二名

             田口 尚文君

             谷口 将紀君

    ―――――――――――――

高木委員長 この際、発言を求められておりますので、これを許します。塩川鉄也君。

塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 政治資金適正化委員会は、プロの目を通すとしてつくられた政治資金監査制度の監査マニュアル策定、監査人の登録や研修などを行っています。この制度の対象となるのは、届出された国会議員関係政治団体のみで、その収支報告書の記載内容と会計帳簿、領収書などを突き合わせた形式的な適正を確認するだけです。

 税理士などからは、政治資金の使途の妥当性を評価するものではない、収入について監査権限がない、領収書などの改ざんの形跡があっても調査する権限がない等の声も上がっています。

 要するに、登録政治資金監査人のチェックを受けたというお墨つきを得ようとするものにほかならないものです。

 制度発足後、小渕元大臣の不明朗支出問題や白紙領収書問題などが起きています。二〇一八年には、片山さつき氏が大臣就任以降に収支報告書の記載漏れが頻発し何度も訂正。桜を見る会をめぐって、後援会による前夜夕食会の会費支払いについて、安倍総理が収支報告書への記載は必要ないと強弁した問題。いずれの事案でも、この制度のチェックが意味をなさないことを露呈しています。

 ほかにも、年々増加するパーティー券収入は、その不透明さがますます明らかとなっています。また、菅原経産大臣、あきもとカジノ担当副大臣、河井法務大臣、あんり氏の疑惑など、政治と金にまつわる疑惑は本人たちから説明されないままで、国民の不信感は募るばかりです。

 さらに、収支報告書の形式上の適正すら確認できていない実態も明らかとなっています。委員から監査ミスを指摘された監査人が、直近の五年分で延べ百七十八人もいることが報告されているほどです。

 加えて、この制度の導入により、収支報告書の公開期限をおくらせたことで、前年の報告書は十一月末にならなければ国民の監視にさらされないことも問題です。

 我が党はこの制度の導入に反対しましたが、実際の運用からも制度が不必要であることは明らかです。

 政治資金は、政治団体がその収支を公開し、国民の不断の監視と批判のもとに置き、国民の判断に委ねることが基本であります。収支はそのまま速やかに公開すればいいのであって、適正化委員会は必要ありません。

 以上、政治資金適正化委員会の委員の指名に反対の意見表明とします。

高木委員長 それでは、本件は、本日の本会議において指名を行うことに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 なお、この指名は、その手続を省略して、議長において指名することになりますから、御了承願います。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、安倍内閣総理大臣から、新型インフルエンザ等対策特別措置法第十五条に定める政府対策本部の設置等及び二〇二〇年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の延期に関する報告について発言の通告が参っております。

 本発言及びこれに対する質疑は、本日の本会議において行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本発言に対し、自由民主党・無所属の会の小倉將信君、立憲民主・国民・社保・無所属フォーラムの逢坂誠二君、公明党の高木美智代君、日本共産党の塩川鉄也君、日本維新の会・無所属の会の浦野靖人君から、それぞれ質疑の通告があります。

 質疑時間は、小倉將信君、高木美智代君はおのおの十分以内、逢坂誠二君は十五分以内、塩川鉄也君、浦野靖人君はおのおの七分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

 一、新型インフルエンザ等対策特別措置法第十五条に定める政府対策本部の設置等及び二〇二〇年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の延期に関する報告について

      内閣総理大臣 安倍 晋三君

   質疑通告     時間   要求大臣

 小倉 將信君(自民) 10分以内 総理、厚労

 逢坂 誠二君(立国社) 15分以内 総理

 高木美智代君(公明) 10分以内 総理

 塩川 鉄也君(共産) 7分以内 総理

 浦野 靖人君(維新) 7分以内 総理

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出の国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本法律案の趣旨説明は、北村国務大臣が行います。

 本法律案の趣旨説明に対し、立憲民主・国民・社保・無所属フォーラムの松平浩一君から、質疑の通告があります。

 質疑時間は、十五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

 一、趣旨説明を聴取する議案の件

  国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案(内閣提出)

   趣旨説明 国務大臣 北村 誠吾君

   質疑通告     時間   要求大臣

 松平 浩一君(立国社) 15分以内 北村国務(地方創生)、西村国務(経済財政)、財務

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

岡田事務総長 まず最初に、議員辞職の件についてお諮りをいたします。

 次に、政治資金適正化委員会委員の指名を行います。この指名は、動議により、その手続を省略して、議長において指名されることになります。

 次に、日程第一及び第二につき、吉野農林水産委員長の報告がございます。両案を一括して採決いたしまして、全会一致でございます。

 次に、安倍内閣総理大臣から、新型インフルエンザ等対策特措法に定める政府対策本部設置等及び東京オリンピック・パラリンピック延期に関する報告がございます。これに対しまして、五人の方々からそれぞれ質疑が行われます。

 次に、国家戦略特区法改正案につきまして、北村国務大臣から趣旨の説明がございまして、質疑が行われます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 議事日程 第八号

  令和二年四月二日

    午後一時開議

 第一 家畜改良増殖法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 家畜遺伝資源に係る不正競争の防止に関する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

高木委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明三日金曜日午後一時から開会することといたします。

 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時六分散会


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