衆議院

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第7号 令和4年1月13日(木曜日)

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令和四年一月十三日(木曜日)

    午前十一時三十分開議

 出席委員

   委員長 山口 俊一君

   理事 盛山 正仁君 理事 丹羽 秀樹君

   理事 伊東 良孝君 理事 佐々木 紀君

   理事 井野 俊郎君 理事 青柳陽一郎君

   理事 井坂 信彦君 理事 遠藤  敬君

   理事 浜地 雅一君

      大串 正樹君    國場幸之助君

      武井 俊輔君    中谷 真一君

      西田 昭二君    三谷 英弘君

      柳本  顕君    山田 賢司君

      伊藤 俊輔君    中谷 一馬君

      山岸 一生君    吉田はるみ君

      中司  宏君    浅野  哲君

      塩川 鉄也君

    …………………………………

   議長           細田 博之君

   副議長          海江田万里君

   事務総長         岡田 憲治君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 庶務小委員長の報告

 令和四年度本院歳出予算要求の件

 図書館運営小委員長の報告

 令和四年度国立国会図書館歳出予算要求の件

 令和四年度裁判官訴追委員会歳出予算要求の件

 令和四年度裁判官弾劾裁判所歳出予算要求の件


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     ――――◇―――――

山口委員長 これより会議を開きます。

 まず、庶務小委員長から報告のため発言を求められておりますので、これを許します。盛山正仁君。

盛山委員 令和四年度の衆議院歳出予算の要求について、庶務小委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。

 令和四年度の本院予定経費要求額は六百六十五億四百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、十二億一千二百万円余の減額となっております。

 これは、情報システム関係経費の増額がある一方、給与改定に伴う人件費及び総選挙関係経費等の減額によるものであります。

 その概要を御説明申し上げますと、国会の権能行使に必要な経費として四百三十億八千六百万円余、衆議院の運営に必要な経費として二百十一億一千七百万円余を計上いたしております。

 これらの経費は、議員関係の諸経費、事務局及び法制局の事務を処理するために必要な経費でございます。

 また、衆議院施設整備に必要な経費として十六億八千六百万円余、民間資金等を活用した衆議院施設整備に必要な経費として六億六百万円余を計上いたしております。

 これらの経費は、議事堂本館等の施設整備費、赤坂議員宿舎の整備に係る不動産購入費でございます。

 このほか、国会予備金に必要な経費として七百万円を計上いたしております。

 以上、令和四年度衆議院歳出予算の要求について御説明申し上げました。

 本件につきましては、先ほど開きました小委員会におきまして、審査の上、賛成多数で原案のとおり決定いたしたところでありますので、御報告いたします。

 以上でございます。

    ―――――――――――――

 令和四年度衆議院予定経費要求書(案)

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

山口委員長 この際、発言を求められておりますので、これを許します。塩川鉄也君。

塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 我が党は、二〇二二年度の本院予算については反対であります。

 文書通信交通滞在費について、我が党は、在京議員に対しても滞在費と称して手当を支給しており、国民から見て合理的説明が立たないものであり、見直しを求めてきました。

 文書通信交通滞在費は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信等をなす等のため、議員に支給されます。国会の行政監視機能を果たし、議会制民主主義を支えるための必要経費です。その観点で、文通費の目的及び金額の在り方について議論すべきであり、日割り支給や国庫返納、公表のルールと併せ、各党間の協議を通じて、実施に向けて結論を出すべきです。

 委員長手当は、国会役員を特別扱いする特権的な制度であり、廃止を求めます。

 情報監視審査会は、国会を政府の秘密保護法制に組み込む体制を継続するものです。国民の知る権利を侵害し、国会の国政調査権や行政監視機能を制約する情報監視審査会の関連経費の削除を求めます。

 関連して、政党助成金について一言申し述べます。

 河井選挙買収事件の一億二千万円など、政党助成金は、政党の堕落、政治家の劣化をもたらしてきました。政党は、国民の中で活動し、国民の支持を得てその活動資金をつくるということが基本です。政党が国民、有権者から浄財を集める努力をしないで税金頼みになっていることから、金への感覚が麻痺し、庶民の痛みが分からなくなり、腐敗政治を作り出す一つの根源になっています。

 民主主義を壊す有害な税金の使い方は許されません。憲法違反の政党助成制度の廃止を求めるものです。

 次に、国会施設のバリアフリー化についてです。

 この間、大型車椅子対応の段差解消やトイレ設備の改修、視覚障害者支援等に取り組んできました。引き続き、車椅子に対応した施設改修など、議員活動を保障する観点でバリアフリー化を進めるとともに、請願や傍聴など国民の権利を保障し、開かれた国会をつくるために、国会の施設と機能のバリアフリー化を推進することを求めるものです。

 最後に、衆議院の公文書管理、情報公開についてです。

 議員活動に係る立法調査文書の公文書管理法、情報公開法の制定のための協議を行うことを求めたい。また、委員会配付資料の保存、公開のルールを作るとともに、理事会の議事録作成、公表のルール作りの協議を行うことを求めます。

 以上、申し述べ、意見表明を終わります。

山口委員長 それでは、令和四年度本院歳出予算要求の件につきましては、小委員長の報告のとおり決定するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

山口委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

山口委員長 次に、図書館運営小委員長から報告のため発言を求められておりますので、これを許します。青柳陽一郎君。

青柳(陽)委員 令和四年度の国立国会図書館歳出予算の要求について、図書館運営小委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。

 令和四年度の国立国会図書館の予定経費要求額は二百二億四千三百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、四十六億四千百万円余の減額となっております。

 これは、主に、前年度補正予算(第1号)に計上されました所蔵資料のデジタル・アーカイブ整備に関する経費の増額相当分が減少したことによるものでございます。

 その概要を御説明申し上げます。

 第一は、運営に必要な経費でありまして、人件費等百二億三千万円余を計上いたしております。

 第二は、業務に必要な経費でありまして、国会サービス経費、情報システム経費等七十六億三千万円余を計上いたしております。

 第三は、科学技術関係資料の収集整備に必要な経費でありまして、十一億四千二百万円余を計上いたしております。

 第四は、施設整備に必要な経費でありまして、十二億四千万円余を計上いたしております。

 令和四年度においては、特に、入手困難資料の個人への送信サービスの向上等及び視覚障害者等用データ送信サービスのコンテンツ増大に要する経費に重点を置いております。

 以上、令和四年度国立国会図書館歳出予算の要求について御説明申し上げました。

 本件につきましては、先ほど開きました小委員会におきまして、審査の上、原案のとおり決定いたしたところでありますので、御報告いたします。

    ―――――――――――――

 令和四年度国立国会図書館予定経費要求書(案)

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

山口委員長 それでは、令和四年度国立国会図書館歳出予算要求の件につきましては、小委員長の報告のとおり決定し、国立国会図書館法第二十八条の規定により勧告は付さないで議長に送付するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山口委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

山口委員長 次に、令和四年度裁判官訴追委員会及び裁判官弾劾裁判所の歳出予算要求について、便宜、事務総長の説明を求めます。

    ―――――――――――――

 令和四年度裁判官訴追委員会予定経費要求書(案)

 令和四年度裁判官弾劾裁判所予定経費要求書(案)

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

岡田事務総長 まず、令和四年度における裁判官訴追委員会歳出予算の要求について御説明申し上げます。

 令和四年度の裁判官訴追委員会予定経費要求額は一億三千四百三十七万円余でございまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、三百十九万円余の増額となっております。

 この要求額は、裁判官訴追委員会における事務局職員の給与に関する経費、訴追事案の審査に要する旅費及びその他の事務費でございます。

 以上、令和四年度裁判官訴追委員会歳出予算の概要を御説明申し上げました。

 よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。

 次に、令和四年度における裁判官弾劾裁判所歳出予算の要求について御説明申し上げます。

 令和四年度の裁判官弾劾裁判所予定経費要求額は一億一千四百九十九万円でございまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、五百七十六万円余の増額となっております。

 この要求額は、裁判官弾劾裁判所における事務局職員の給与に関する経費及び事務処理費並びに裁判官弾劾法に基づく裁判官の弾劾裁判に直接必要な旅費及び庁費でございます。

 以上、令和四年度裁判官弾劾裁判所歳出予算の概要を御説明申し上げました。

 よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。

山口委員長 それでは、令和四年度裁判官訴追委員会及び裁判官弾劾裁判所の歳出予算要求につきましては、事務総長から説明のありましたとおり決定し、裁判官弾劾法第四条の二の規定により勧告は付さないで議長に送付するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

山口委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十一時四十分散会


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