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第29号 令和4年4月28日(木曜日)

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令和四年四月二十八日(木曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 山口 俊一君

   理事 盛山 正仁君 理事 丹羽 秀樹君

   理事 伊東 良孝君 理事 三ッ林裕巳君

   理事 井野 俊郎君 理事 青柳陽一郎君

   理事 井坂 信彦君 理事 遠藤  敬君

   理事 浜地 雅一君

      石原 正敬君    大串 正樹君

      國場幸之助君    武井 俊輔君

      中谷 真一君    西田 昭二君

      三谷 英弘君    山田 賢司君

      伊藤 俊輔君    中谷 一馬君

      山岸 一生君    吉田はるみ君

      中司  宏君    浅野  哲君

      塩川 鉄也君

    …………………………………

   議長           細田 博之君

   副議長          海江田万里君

   事務総長         岡田 憲治君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月二十八日

 辞任         補欠選任

  三ッ林裕巳君     佐々木 紀君

同日

 理事三ッ林裕巳君同日委員辞任につき、その補欠として佐々木紀君が委員長の指名で理事に選任された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 議員請暇の件

 強い沖縄経済と平和創造の拠点としての沖縄をつくる本土復帰五十周年に関する決議案(國場幸之助君外九名提出)の取扱いに関する件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

山口委員長 これより会議を開きます。

 まず、議員請暇の件についてでありますが、小熊慎司君より、四月三十日から五月九日まで十日間、請暇の申出があります。

 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山口委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

山口委員長 次に、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、昨二十七日、國場幸之助君外九名から、自由民主党、立憲民主党・無所属、日本維新の会、公明党、国民民主党・無所属クラブ、有志の会の六会派共同提案による強い沖縄経済と平和創造の拠点としての沖縄をつくる本土復帰五十周年に関する決議案が提出されました。

 この際、発言を求められておりますので、これを許します。塩川鉄也君。

塩川委員 私は、日本共産党を代表し、沖縄の本土復帰五十周年に関する決議案に反対の討論を行います。

 第一は、決議案が沖縄の歴史をゆがめていることです。

 「外交努力による本土復帰の歴史に思いをいたし、」としていますが、そもそも、戦中戦後の沖縄の苦しみは日本政府自身がつくり出したものです。

 県民の四人に一人が犠牲になった苛烈な地上戦は、侵略戦争の末期、大本営による、本土決戦を遅らせるための捨て石作戦が招いた結果です。

 その後の米軍統治が戦後二十七年の長期に及んだのも、サンフランシスコ講和条約第三条で、沖縄が本土から切り離され、占領下に置き去りにされたことによるものです。七十年前の今日、条約が発効した一九五二年四月二十八日は、今なお、屈辱の日として県民の記憶に刻まれています。

 条約の壁を乗り越えて本土復帰を実現させた最大の原動力は、平和憲法の下で基地のない平和な沖縄としての復帰を切望した県民の島ぐるみの闘い、それと連帯した本土の運動にほかなりません。県民の願いに反する沖縄返還協定を強行採決し、基地を存続させた政府・自民党の歴史的責任を覆い隠すことは許されません。

 第二は、沖縄が直面する課題や県民の願いに向き合うものになっていないということです。

 我が党は、与党が提示した原案に対し、県民の総意である基地の整理縮小と日米地位協定の改定を明記することを求めてきましたが、いずれも盛り込まれませんでした。

 それどころか、決議案は、SACO合意に基づく基地の統合や移転に全力で取り組むとした一九九七年の決議を踏まえるとし、さらに、世界の平和と安定のための創造拠点としての沖縄づくりを提起しています。これでは、政府が県民の民意を無視して強行する辺野古新基地建設や南西諸島への自衛隊配備を追認することになりかねません。

 米軍に治外法権的な特権を保障した日米地位協定の下で、米軍基地由来の新型コロナ、オミクロン株の感染拡大、米軍関係者による犯罪や米軍機の墜落、爆音、環境汚染など、県民の命と安全が脅かされ続けています。

 全国知事会の提言も踏まえ、日米地位協定の改正に党派を超えて取り組むことを主張し、討論を終わります。

山口委員長 それでは、本決議案は、本日の本会議において議題とするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

山口委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の小渕優子君が行います。

 また、本決議に対しまして、内閣を代表して、岸田内閣総理大臣から発言があります。

    ―――――――――――――

山口委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件について御協議願います。

 盛山正仁君。

盛山委員 動議を提出いたします。

 新藤義孝君外六名提出、日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案は、本会議において趣旨説明を聴取しないこととし、議長において憲法審査会に付託されることを望みます。

山口委員長 それでは、盛山正仁君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

山口委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

山口委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

岡田事務総長 まず最初に、議員請暇の件についてお諮りをいたします。

 次に、動議により、強い沖縄経済と平和創造の拠点としての沖縄をつくる本土復帰五十周年に関する決議案を上程いたします。提出者を代表して小渕優子さんが趣旨弁明をされまして、共産党が反対でございます。採決の後、岸田内閣総理大臣の発言がございます。

 次に、日程第一ないし第三につき、城内外務委員長の報告がございます。採決は三回になります。一回目は日程第一で、共産党が反対でございます。二回目は日程第二で、共産党及びれいわ新選組が反対でございます。三回目は日程第三で、全会一致でございます。

 次に、日程第四につき、義家文部科学委員長の報告がございまして、立憲民主党、共産党、有志の会及びれいわ新選組が反対でございます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 議事日程 第十九号

  令和四年四月二十八日

    午後一時開議

 第一 所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とスイスとの間の条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件

 第二 二千二十五年日本国際博覧会に関する特権及び免除に関する日本国政府と博覧会国際事務局との間の協定の締結について承認を求めるの件

 第三 万国郵便連合憲章の第十追加議定書、万国郵便連合憲章の第十一追加議定書、万国郵便連合一般規則の第二追加議定書、万国郵便連合一般規則の第三追加議定書及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件

 第四 国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

山口委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

山口委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。

 なお、来る五月十日火曜日午前十一時から理事会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時六分散会


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