第15号 令和5年3月28日(火曜日)
令和五年三月二十八日(火曜日)午後三時開議
出席委員
委員長 山口 俊一君
理事 盛山 正仁君 理事 丹羽 秀樹君
理事 武藤 容治君 理事 伊東 良孝君
理事 新谷 正義君 理事 笠 浩史君
理事 後藤 祐一君 理事 遠藤 敬君
理事 岡本 三成君
石原 正敬君 高村 正大君
佐々木 紀君 鈴木 隼人君
穂坂 泰君 本田 太郎君
三谷 英弘君 若林 健太君
伊藤 俊輔君 梅谷 守君
太 栄志君 山岸 一生君
中司 宏君 浅野 哲君
塩川 鉄也君
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議長 細田 博之君
副議長 海江田万里君
事務総長 岡田 憲治君
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三月二十八日
理事遠藤敬君同日理事辞任につき、その補欠として中司宏君が委員長の指名で理事に選任された。
同日
理事中司宏君同日理事辞任につき、その補欠として遠藤敬君が委員長の指名で理事に選任された。
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本日の会議に付した案件
政治資金適正化委員会委員指名の件
本会議における議案の趣旨説明聴取の件
本日の本会議の議事等に関する件
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○山口委員長 これより会議を開きます。
まず、政治資金適正化委員会委員指名の件についてでありますが、同委員に、お手元の印刷物にあります諸君を各会派から届け出てまいっております。
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政治資金適正化委員会委員指名の件
委員候補者
1弁護士 一名
野々上 尚君
2公認会計士 一名
秋山修一郎君
3税理士 一名
杉田 慶一君(再任)
4学者及び政治資金に精通した有識者 二名
田口 尚文君(再任)
岩井 奉信君
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○山口委員長 この際、発言を求められておりますので、これを許します。塩川鉄也君。
○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
政治資金適正化委員会委員の指名の件について発言します。
政治資金適正化委員会は、国会議員関係政治団体の収支報告にプロの目を通すとして導入した政治資金監査制度において、監査マニュアル策定、登録政治資金監査人の登録や研修などを行っています。
この制度が収支報告の適正の確保に全く意味を成さないものであることを、昨年秋、更迭となった寺田稔前総務大臣自ら明らかにしました。寺田氏の後援会が亡くなっている方をそのまま会計責任者としていても、この監査では問題なし。領収書の宛名の追記疑惑があっても、寺田氏は法律上は問題ないと強弁をし、適正化委員会のQアンドAで望ましくないとしている、顧問税理士が関係五団体全ての監査人であることを指摘されても、寺田氏は好ましいかどうかはケース・バイ・ケースと発言をする。現職の所管大臣が、適正化委員会のQアンドA等が無意味であるかのような発言をしていたのです。
ほかにも、不明朗支出や白紙領収書の問題、河井元法務大臣夫妻が有罪となった巨額選挙買収事件など、制度導入後も相次いでおり、この制度が意味を成さないことを露呈しています。
そもそも、この制度は監査の名に値しないものです。対象となるのは、届出された国会議員関係政治団体のみ。収支報告書と領収書などを突き合わせ、形式的な適正を確認するだけ。収入、繰越残高については監査の対象外。領収書に改ざんの形跡があっても、監査人に調査権限なし。違法な支出があっても、使途の妥当性を評価するものではない。これのどこが監査なのでしょうか。
さらに、適正化委員会の報告によって、収支報告書の形式上の適正すら確認できていない実態が明らかとなっています。
加えて、この制度の導入により、収支報告書の公開期限を遅らせたことで、前年の報告書が十一月末にならなければ国民の監視にさらされないことも問題です。
我が党は、監査人のチェックを受けたというお墨つきを得ようとするものにほかならないと制度導入に反対しましたが、実際の運用からも、制度が不必要であることは明白です。
政治資金は、政治団体がその収支を公開し、国民の不断の監視と批判の下に置き、国民の判断に委ねることが基本です。収支はそのまま速やかに公開すればいいのであって、適正化委員会は必要ありません。
以上、政治資金適正化委員会の委員の指名に反対の意見を表明し、発言を終わります。
○山口委員長 それでは、本件は、本日の本会議において指名を行うことに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○山口委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
なお、この指名は、その手続を省略して、議長において指名することになりますから、御了承願います。
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○山口委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出の道路整備特別措置法及び独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山口委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本法律案の趣旨説明は、斉藤国土交通大臣が行います。
本法律案の趣旨説明に対し、立憲民主党・無所属の城井崇君、日本維新の会の山本剛正君から、それぞれ質疑の通告があります。
質疑時間は、各々十五分以内とするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山口委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。
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一、趣旨説明を聴取する議案の件
道路整備特別措置法及び独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法の一部を改正する法律案(内閣提出)
趣旨説明 国土交通大臣 斉藤 鉄夫君
質疑通告 時間 要求大臣
城井 崇君(立憲) 15分以内 国交
山本 剛正君(維新) 15分以内 国交
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○山口委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○岡田事務総長 まず最初に、政治資金適正化委員会委員の指名を行います。この指名は、動議により、その手続を省略して、議長において指名されることになります。
次に、道路整備特措法等改正案につきまして、斉藤国土交通大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、二人の方々からそれぞれ質疑が行われます。
本日の議事は、以上でございます。
○山口委員長 それでは、本日の本会議は、午後三時五十分予鈴、午後四時から開会いたします。
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○山口委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る三十日木曜日午後一時から開会することといたします。
また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後三時五分散会