衆議院

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第6号 令和7年11月27日(木曜日)

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令和七年十一月二十七日(木曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 浜田 靖一君

   理事 村井 英樹君 理事 田野瀬太道君

   理事 宮内 秀樹君 理事 宮路 拓馬君

   理事 吉川  元君 理事 坂本祐之輔君

   理事 石川 香織君 理事 金村 龍那君

   理事 西岡 秀子君

      神田 潤一君    小寺 裕雄君

      塩崎 彰久君    中曽根康隆君

      西田 昭二君    古川  康君

      伊藤 俊輔君   佐々木ナオミ君

      中谷 一馬君   長友よしひろ君

      奥下 剛光君    向山 好一君

      輿水 恵一君    山川  仁君

      塩川 鉄也君

    …………………………………

   議長           額賀福志郎君

   副議長          玄葉光一郎君

   事務総長         築山 信彦君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 国家公務員等任命につき同意を求めるの件

 衆議院規則の一部を改正する規則案起草の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

浜田委員長 これより会議を開きます。

 まず、国家公務員等任命につき同意を求めるの件についてでありますが、食品安全委員会委員、個人情報保護委員会委員、証券取引等監視委員会委員長及び同委員、電気通信紛争処理委員会委員、電波監理審議会委員、日本放送協会経営委員会委員、中央更生保護審査会委員、運輸審議会委員、運輸安全委員会委員、公害健康被害補償不服審査会委員に、お手元の資料一にあります諸君を任命するについて、内閣から本院の同意を求めてまいっております。

    ―――――――――――――

資料一

 一、国家公務員等任命につき同意を求めるの件

  食品安全委員会委員

   春日 文子君 山本茂貴君R8・1・6任期満了につきその後任

  個人情報保護委員会委員

   藤村 明子君 浅井祐二君R8・1・31任期満了につきその後任

   木田 俊昭君 大島周平君R8・1・31任期満了につきその後任

   藤井 英治君 梶田恵美子君R8・1・31任期満了につきその後任

   新保 史生君 高村浩君R8・1・31任期満了につきその後任

  証券取引等監視委員会委員長及び同委員

   委員長 中原 亮一君 12・12任期満了につき再任

   委 員 加藤さゆり君 12・12任期満了につき再任

       橋本  尚君 12・12任期満了につき再任

  電気通信紛争処理委員会委員

   笠井 之彦君 田村幸一君12・2任期満了につきその後任

   三尾美枝子君 12・2任期満了につき再任

   小塚荘一郎君 12・2任期満了につき再任

   中條 祐介君 12・2任期満了につき再任

   前原 賀代君 12・2任期満了につき再任

  電波監理審議会委員

   大久保哲夫君 12・24任期満了につき再任

  日本放送協会経営委員会委員

   岩井 睦雄君 礒山誠二君12・10任期満了につきその後任

   前田 香織君 12・10任期満了につき再任

   榊原 陽子君 水尾衣里君(戸籍名:水野節子)12・10任期満了につきその後任

  中央更生保護審査会委員

   久保 美紀君 伊藤冨士江君12・24任期満了につきその後任

  運輸審議会委員

   堀川 義弘君 12・5任期満了につき再任

   大石美奈子君 12・5任期満了につき再任

  運輸安全委員会委員

   堂園 正人君 丸井祐一君12・5任期満了につきその後任

   古川  敦君 奥村文直君12・5任期満了につきその後任

   大野 寛之君 石田弘明君12・25任期満了につきその後任

   鈴木 美緒君 12・5任期満了につき再任

   新妻実保子君 12・5任期満了につき再任

  公害健康被害補償不服審査会委員

   星  景子君 12・2任期満了につき再任

    ―――――――――――――

浜田委員長 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、衆議院規則の一部改正の件についてでありますが、事務総長の説明を求めます。

築山事務総長 衆議院規則の一部改正の件につきまして御説明申し上げます。

 今回の改正は、国会改革の一環として、予算委員会を除く委員の員数が四十人以上の常任委員会について、第二百二十回国会召集の日から、その員数を四人削減し、この規則の議決の日以後初めてその期日を公示される衆議院議員総選挙の後初めて召集される国会の召集の日から、更にその員数を一人削減するものであります。

 以上でございます。

    ―――――――――――――

 衆議院規則の一部を改正する規則案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

浜田委員長 この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。吉川元君。

吉川(元)委員 ただいま議題となりました常任委員会の委員の員数削減を内容とする衆議院規則の一部を改正する規則案については、賛成です。

 その上で、一言発言をさせていただきます。

 今回の員数削減は、常会における六月十七日の議院運営委員会理事会での衆議院における国会改革の申合せのうち、今回の合意事項として、二番目に、委員会の組織改編で申し合わせたものです。あわせて、同じ合意事項の中で、三番目として、少数会派への配慮を行うことも申し合わせています。

 今回の員数削減は、少数会派にも影響することが予想されることから、この少数会派への配慮の申合せに各党各会派が御留意いただくことを望みます。

 以上です。

浜田委員長 山川仁君。

山川委員 れいわの山川です。

 今回の衆議院規則の一部を改正する規則案ですが、我々れいわ新選組としましては、少数会派を無視した一方的な改悪案だというふうに言わざるを得ません。

 なぜなら、最大会派の委員数が十七名から十五名へと減りますが、そこは案として一五%減となります。ただ、我々のような少数会派に関しましては、一人からゼロになるという状況で、一〇〇%減とパーセントにすると大分差がありますので、不公平さは否めないという形になります。

 また、衆議院規則改正案の提出過程が不明確だというふうにお伝えしておきます。

 国会改革協議会で、先ほど立憲の吉川筆頭の方からもお話がありましたけれども、議論がほとんどないまま、筆頭間のみで合意をされ、議運理事会で反対する我々のような少数会派がいる中でも取りまとめとなっていることに関しては、遺憾の意を表したいと思います。

 そして、削減の理由もまた不明確だということです。

 現行の衆議院議員の定数、二〇一六年五月の二十日に成立しているにもかかわらず、それから約十年間、各常任委員会の人数においては公の場で話し合われたことは全くないということで、委員部の方から確認をさせていただいております。なぜ急にその話が出てきたのかも、また、るるいろいろな情報説明をしっかりとしていただきたいなと思っております。

 最後になりますが、削減人数の根拠が不明確だという形になります。

 上記の二〇一六年法改正で、それまでの四百七十五人から四百六十五人になりましたが、議員定数に関しては二%減というふうになっております。今回の委員定数削減は、定数四十名以上の委員会を一律四名減らして、委員定数が八パーから一〇パーほど減となるものでありますので、削減人数の算定方法が不明確であります。

 以上の理由から、我々れいわ新選組は、この規則改正案には反対を表したいと思います。

 以上です。

浜田委員長 塩川鉄也君。

塩川委員 私は、日本共産党を代表して、常任委員会の委員の員数の削減に係る衆議院規則改正案に反対の意見表明を行います。

 改正案は、予算委員会を除く四十人以上の委員数の九つの常任委員会について、来年の通常国会で四人、次期総選挙後の国会で一人、それぞれ五人削減するとしています。これによって、現在四十五人の厚生労働と国土交通は四十人とされ、現在四十人の内閣、総務、財務金融、文部科学、農林水産、経済産業、決算行政監視はそれぞれ三十五人とされます。

 現行十七常任委員会の半数を超える九常任委員会で一律五人もの委員数を削減するのは前代未聞であります。これは、少数会派を委員会審議から排除し、多様な民意の反映を妨げるものです。

 しかも、委員会中心主義の日本の国会において常任委員会が行政監視や立法活動などの役割を果たすためには、その構成において一定規模の委員数が欠かせません。委員数の削減は国会の行政監視機能を後退させることにつながるものであり、認められません。

 本年六月、我が党が反対した衆議院における国会改革の申合せでは、常任委員数の削減の理由について、衆議院議員の定数が累次にわたり削減されてきたことを挙げていますが、これは本末転倒の議論です。二十五年前の省庁再編に伴う常任委員会再編以降、五百あった議員定数は四百六十五に削減され、二十一あった常任委員会は十七に減らされました。その上に常任委員数を一律削減すれば、国会活動は縮小する一方であり、到底容認できません。

 これまで、常任委員会の委員数の変更は、所管事項が増えているなど、それぞれの常任委員会の実情に応じて議論してきました。例えば、内閣委員会は、政府による官邸機能強化の下、所管事項が増え続けています。この十年間で、内閣官房の定員は一・四倍、内閣府は一・二倍に増加しました。さらに、政府は、租税特別措置・補助金見直し担当室を設置し、国家情報局の創設等を掲げています。こうした実情を全く検討することなく一律に削減する乱暴なやり方は許されません。

 以上、常任委員会の委員の員数の削減に強く反対するものです。

 多様な民意を反映し、少数政党会派の発言権を保障することこそ議会制民主主義を発展させる道であることを強調し、発言を終わります。

浜田委員長 それでは、衆議院規則の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出の規則案とするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

浜田委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、ただいま本委員会提出とするに決定いたしました衆議院規則の一部を改正する規則案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

浜田委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

築山事務総長 まず、国家公務員等任命につき同意を求めるの件についてお諮りいたします。採決は九回になりますが、順序はお手元の資料二のとおりでございます。

 次に、日程第一につき、冨樫国土交通委員長の報告がございまして、全会一致でございます。

 次に、日程第二は委員長提出の議案でありますので、議長から委員会の審査を省略することをお諮りいたします。次いで斎藤文部科学委員長の趣旨弁明がございまして、れいわ新選組及び日本共産党が反対でございます。

 次に、日程第三につき、大串厚生労働委員長の報告がございまして、れいわ新選組及び日本共産党が反対でございます。

 次に、動議により、ただいま御決定いただきました衆議院規則改正案を緊急上程いたします。浜田議院運営委員長の趣旨弁明がございまして、れいわ新選組、日本共産党、参政党及び無所属の島田洋一議員が反対でございます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

資料二

       採決順序

 1(反対 参政)

  食品安全委員会委員

                春日 文子君

 2(反対 れ新、共産)

  個人情報保護委員会委員

      藤村 明子君    木田 俊昭君

      藤井 英治君

  電波監理審議会委員

                大久保哲夫君

  運輸審議会委員

                堀川 義弘君

 3(反対 共産)

  個人情報保護委員会委員

                新保 史生君

 4(反対 こども)

  証券取引等監視委員会委員長

                中原 亮一君

 5(全会一致)

  証券取引等監視委員会委員

      加藤さゆり君    橋本  尚君

  電気通信紛争処理委員会委員

      笠井 之彦君    三尾美枝子君

      小塚荘一郎君    中條 祐介君

      前原 賀代君

  中央更生保護審査会委員

                久保 美紀君

  運輸安全委員会委員

      堂園 正人君    古川  敦君

      大野 寛之君    鈴木 美緒君

      新妻実保子君

 6(反対 れ新、共産、島田洋一君(無))

  日本放送協会経営委員会委員

                岩井 睦雄君

 7(反対 れ新、島田洋一君(無))

  日本放送協会経営委員会委員

      前田 香織君    榊原 陽子君

 8(反対 れ新、共産、参政)

  運輸審議会委員

                大石美奈子君

 9(反対 れ新)

  公害健康被害補償不服審査会委員

                星  景子君

    ―――――――――――――

 議事日程 第六号

  令和七年十一月二十七日

    午後一時開議

 第一 気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 愛知・名古屋アジア競技大会及び愛知・名古屋アジアパラ競技大会に関する特別措置法案(文部科学委員長提出)

 第三 医療法等の一部を改正する法律案(第二百十七回国会、内閣提出)

    ―――――――――――――

浜田委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時八分散会


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