第2号 令和7年11月27日(木曜日)
令和七年十一月二十七日(木曜日)午前九時三十分開議
出席委員
委員長 宮下 一郎君
理事 古賀 篤君 理事 谷 公一君
理事 土屋 品子君 理事 簗 和生君
理事 近藤 和也君 理事 升田世喜男君
理事 緑川 貴士君 理事 猪口 幸子君
理事 石井 智恵君
東 国幹君 勝俣 孝明君
笹川 博義君 田畑 裕明君
西田 昭二君 野中 厚君
深澤 陽一君 古川 直季君
若山 慎司君 梅谷 守君
大島 敦君 岡島 一正君
小山 展弘君 佐々木ナオミ君
辻 英之君 森山 浩行君
渡辺 創君 青柳 仁士君
徳安 淳子君 田中 健君
福重 隆浩君 山口 良治君
櫛渕 万里君 堀川あきこ君
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国務大臣
(防災庁設置準備担当)
(国土強靱化担当) 牧野たかお君
国務大臣
(防災担当) あかま二郎君
内閣府副大臣 津島 淳君
内閣府副大臣 瀬戸 隆一君
内閣府大臣政務官 古川 直季君
衆議院調査局第三特別調査室長 江成 友幸君
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委員の異動
十一月四日
辞任 補欠選任
工藤 彰三君 谷 公一君
同月七日
辞任 補欠選任
鬼木 誠君 勝俣 孝明君
坂井 学君 野中 厚君
高木 啓君 深澤 陽一君
同月二十七日
辞任 補欠選任
国定 勇人君 東 国幹君
平沼正二郎君 若山 慎司君
同日
辞任 補欠選任
東 国幹君 国定 勇人君
若山 慎司君 平沼正二郎君
同日
理事土屋品子君同日理事辞任につき、その補欠として谷公一君が理事に当選した。
同日
理事平沼正二郎君同日委員辞任につき、その補欠として簗和生君が理事に当選した。
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本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
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○宮下委員長 これより会議を開きます。
この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事土屋品子君から、理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮下委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任及び委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮下委員長 御異議なしと認めます。
それでは、理事に
谷 公一君 及び 簗 和生君
を指名いたします。
――――◇―――――
○宮下委員長 この際、あかま防災担当大臣、牧野防災庁設置準備担当大臣・国土強靱化担当大臣、津島内閣府副大臣、瀬戸内閣府副大臣及び古川内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。あかま国務大臣。
○あかま国務大臣 防災を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
我が国は、世界有数の災害発生国であり、昨年、能登半島では地震と豪雨災害が発生し、今年も、雪害や大規模林野火災、地震、大雨、台風による被害が発生するなど、全国各地で災害が頻発しているところです。
これらの災害により亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
能登半島地震からの復旧復興に向けては、私も、大臣就任直後の十月三十日に能登の被災地に伺い、被災された方々を始め現場の声を直接伺ってまいりました。
これまで、県と被災市町と緊密に連携を図りながら、被災者の避難支援、インフラ復旧、生活、なりわい再建支援、住まいの確保、公費解体の加速化などに、予備費を活用しつつ、切れ目なく取り組んでまいりました。引き続き、被災前の活気ある町並みと人々の笑顔を取り戻すため、被災された方々お一人お一人のお気持ちを受け止め、被災地の一日も早い復旧復興へ向け、政府一丸となって全力で取り組んでまいります。
七月一日に施行された災害対策基本法等の一部を改正する法律は、能登半島地震での教訓等を踏まえ、国による地方公共団体への災害支援体制の強化や、被災者に対する福祉的支援の充実、被災者援護協力団体登録制度の創設などを盛り込んだものであります。関係省庁や地方公共団体、NPO、ボランティア、民間事業者の皆様などと連携して、災害対応力の強化に取り組んでまいります。
日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震、南海トラフ地震などの大規模災害の発生が切迫している中、国民の生命、身体、財産を災害から守り抜くためには、人命、人権最優先の防災立国の実現が喫緊の課題であります。
我が国の防災全体を俯瞰的に捉え、平時からの徹底した事前防災、発災時から復旧復興までの一貫した災害対応の司令塔となる防災庁について、令和八年度の設置を見据え、牧野防災庁設置準備担当大臣と協力しながら、防災担当大臣としても、災害対応力の更なる強化に向けて必要な準備を進めてまいります。
また、大規模災害への対策については、最新の知見や社会状況の変化を踏まえ、南海トラフ地震に係る被害想定の見直しや基本計画の変更等を行いました。首都直下地震に係る被害想定についても現在見直しを進めているところであります。
避難された被災者が安心して過ごせるよう、避難所環境整備のための取組を推進することも重要であります。スフィア基準に沿った快適なトイレや温かい食事、パーティションの整備等を促進するとともに、トイレカーやキッチンカー等の災害対応車両について、被災自治体のニーズに応じて迅速に提供できるよう、平時から登録、データベース化する施策を本年六月から開始するなど、取組を進めております。
また、避難対策強化のため、個別避難計画の作成を促進するとともに、きめ細やかな被災者支援を行うため、災害ケースマネジメントの普及等にも努めてまいります。
その他、デジタル技術を活用した発災時の効率的な情報共有、平時からの官民連携体制の構築による被災者支援の充実、防災技術の研究開発、実装や、仙台防災枠組に基づく国際協力等に取り組みます。
船舶を活用した医療提供体制の整備については、本年三月に閣議決定された整備推進計画に基づき、令和八年一月からの運用開始に向けて、関係省庁と連携しながら、政府一体となって取り組んでまいります。
これら国民の生命、身体、財産を災害から守り抜くための取組について、大きな使命感と責任感を持って全力で取り組んでまいります。
宮下委員長を始め理事、委員各位の格別の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○宮下委員長 次に、牧野国務大臣。
○牧野国務大臣 防災庁設置準備担当大臣及び国土強靱化担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
我が国は、世界有数の災害発生国であり、昨年、能登半島では地震と豪雨災害が発生し、今年も、雪害や大規模林野火災、地震、大雨、台風、竜巻による被害が発生するなど、全国各地で災害が頻発しているところであります。
これらの災害により亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
気候変動に伴い自然災害が激甚化、頻発化しており、また、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震や首都直下地震、南海トラフ地震、富士山の噴火などの大規模自然災害の発生も懸念されているところであり、国民の生命、身体、財産を守り抜くためには、人命、人権最優先の防災立国を早急に実現することが必要です。
そのため、我が国の防災全体を俯瞰的に捉え、徹底した事前防災と発災時から復旧復興までの一貫した災害対応の司令塔となる防災庁の令和八年度中の設置に向け、関係大臣とともに連携しながら準備を加速してまいります。
国土強靱化につきましては、防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策により、流域治水対策やインフラの耐震化、老朽化対策、デジタル技術の活用など、百二十三項目の対策について、重点的かつ集中的に取組を進めてきており、これまで全国各地で被害を抑制する効果が確実に積み上がっております。
最終年度となる令和七年度においても、対策の所期の目標を達成できるよう取組を進めてまいります。
五か年加速化対策後も、中長期的かつ明確な見通しの下、切れ目なく防災・減災、国土強靱化に取り組む必要があります。
五か年加速化対策に続く計画として本年六月に閣議決定した第一次国土強靱化実施中期計画につきましては、施策の評価や資材価格の高騰等を勘案し、おおむね二十兆円強程度の事業規模となっております。
今後も強靱化のペースを緩めず、継続的、安定的に取組を進め、災害に屈しない国土づくりを着実に推進してまいります。
宮下委員長を始め理事、委員各位の格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
○宮下委員長 次に、津島内閣府副大臣。
○津島副大臣 防災担当副大臣の津島淳でございます。
各地で発生した災害により亡くなられた方々と御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
あかま大臣をお支えし、災害対策に全力を尽くしてまいります。
宮下委員長を始め理事、委員各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○宮下委員長 次に、瀬戸内閣府副大臣。
○瀬戸副大臣 防災庁設置準備担当及び国土強靱化担当内閣府副大臣の瀬戸隆一でございます。
各地で発生しました災害により亡くなられた方々と御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
牧野大臣をお支えし、災害対策に全力を尽くしてまいります。
宮下委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○宮下委員長 次に、古川内閣府大臣政務官。
○古川大臣政務官 防災担当、防災庁設置準備担当及び国土強靱化担当内閣府大臣政務官の古川直季でございます。
各地で発生した災害により亡くなられた方々と御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
あかま大臣及び牧野大臣をお支えし、災害対策に全力を尽くしてまいります。
宮下委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○宮下委員長 次回は、来る十二月四日木曜日委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前九時四十二分散会

