第1号 令和7年11月19日(水曜日)
本国会召集日(令和七年十月二十一日)(火曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。委員長 阿久津幸彦君
理事 大野敬太郎君 理事 国光あやの君
理事 小林 鷹之君 理事 稲富 修二君
理事 櫻井 周君 理事 長谷川嘉一君
理事 斎藤アレックス君 理事 田中 健君
東 国幹君 石田 真敏君
伊藤 達也君 井林 辰憲君
上田 英俊君 田中 和徳君
土田 慎君 長島 昭久君
中西 健治君 根本 幸典君
福原 淳嗣君 古川 禎久君
牧島かれん君 松本 剛明君
江田 憲司君 岡田 悟君
海江田万里君 川内 博史君
階 猛君 末松 義規君
宗野 創君 水沼 秀幸君
三角 創太君 矢崎堅太郎君
萩原 佳君 村上 智信君
岸田 光広君 中川 宏昌君
山口 良治君 高井 崇志君
田村 智子君
令和七年十一月十九日(水曜日)
午前九時一分開議
出席委員
委員長 阿久津幸彦君
理事 高村 正大君 理事 中西 健治君
理事 牧島かれん君 理事 稲富 修二君
理事 大串 博志君 理事 長谷川嘉一君
理事 藤岡たかお君 理事 水沼 秀幸君
理事 萩原 佳君 理事 田中 健君
安藤たかお君 井上 貴博君
井林 辰憲君 加藤 勝信君
神田 潤一君 坂井 学君
橘 慶一郎君 田中 和徳君
土田 慎君 長島 昭久君
福原 淳嗣君 藤丸 敏君
古川 禎久君 三反園 訓君
海江田万里君 後藤 祐一君
佐々木ナオミ君 鈴木 庸介君
西村智奈美君 松尾 明弘君
三角 創太君 矢崎堅太郎君
市村浩一郎君 梅村 聡君
岸田 光広君 竹内 譲君
中川 宏昌君 高井 崇志君
田村 智子君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 片山さつき君
内閣府副大臣 岩田 和親君
財務副大臣 中谷 真一君
財務副大臣 舞立 昇治君
内閣府大臣政務官 金子 容三君
財務大臣政務官 三反園 訓君
財務大臣政務官 高橋はるみ君
財務金融委員会専門員 二階堂 豊君
―――――――――――――
委員の異動
十月二十一日
辞任 補欠選任
小林 鷹之君 鈴木 馨祐君
岡田 悟君 藤岡たかお君
川内 博史君 後藤 祐一君
櫻井 周君 大串 博志君
階 猛君 鈴木 庸介君
末松 義規君 松尾 明弘君
宗野 創君 西村智奈美君
斎藤アレックス君 市村浩一郎君
村上 智信君 梅村 聡君
山口 良治君 竹内 譲君
同月二十三日
辞任 補欠選任
上田 英俊君 三反園 訓君
国光あやの君 橘 慶一郎君
根本 幸典君 加藤 勝信君
十一月四日
辞任 補欠選任
鈴木 馨祐君 高村 正大君
同月七日
辞任 補欠選任
東 国幹君 神田 潤一君
石田 真敏君 藤丸 敏君
伊藤 達也君 坂井 学君
大野敬太郎君 安藤たかお君
松本 剛明君 井上 貴博君
同月十九日
辞任 補欠選任
江田 憲司君 佐々木ナオミ君
同日
辞任 補欠選任
佐々木ナオミ君 江田 憲司君
同日
理事小林鷹之君、櫻井周君及び斎藤アレックス君十月二十一日委員辞任につき、その補欠として牧島かれん君、藤岡たかお君及び萩原佳君が理事に当選した。
同日
理事国光あやの君十月二十三日委員辞任につき、その補欠として高村正大君が理事に当選した。
同日
理事大野敬太郎君同月七日委員辞任につき、その補欠として中西健治君が理事に当選した。
同日
理事稲富修二君及び長谷川嘉一君同日理事辞任につき、その補欠として大串博志君及び水沼秀幸君が理事に当選した。
―――――――――――――
十月二十一日
賃金上昇を上回る所得税の負担増加等に対処するために所得税に関し講ずべき措置に関する法律案(古川元久君外一名提出、第二百十六回国会衆法第一号)
一般会計からの自動車安全特別会計の自動車事故対策勘定への繰入れのために講ずべき措置に関する法律案(田中健君外一名提出、第二百十六回国会衆法第四号)
財政法の一部を改正する法律案(田中健君外一名提出、第二百十六回国会衆法第一七号)
若者の就労所得に係る所得税の負担を軽減するための所得控除の拡充に関し講ずべき措置に関する法律案(田中健君外一名提出、第二百十七回国会衆法第二三号)
外国為替資金特別会計の在り方の見直しに関する法律案(田中健君外一名提出、第二百十七回国会衆法第二五号)
租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律及び地方税法の一部を改正する法律案(川内博史君外八名提出、第二百十七回国会衆法第五二号)
租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案(重徳和彦君外十名提出、第二百十八回国会衆法第一号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
国政調査承認要求に関する件
――――◇―――――
○阿久津委員長 これより会議を開きます。
この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事稲富修二君及び長谷川嘉一君から、理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阿久津委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任並びに委員の異動に伴い、現在理事が七名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阿久津委員長 御異議なしと認めます。
それでは、理事に
高村 正大君 中西 健治君
牧島かれん君 大串 博志君
藤岡たかお君 水沼 秀幸君
及び 萩原 佳君
を指名いたします。
――――◇―――――
○阿久津委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
財政に関する事項
税制に関する事項
関税に関する事項
外国為替に関する事項
国有財産に関する事項
たばこ事業及び塩事業に関する事項
印刷事業に関する事項
造幣事業に関する事項
金融に関する事項
証券取引に関する事項
以上の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阿久津委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
――――◇―――――
○阿久津委員長 この際、片山財務大臣兼金融担当大臣、中谷財務副大臣、舞立財務副大臣、岩田内閣府副大臣、三反園財務大臣政務官、高橋財務大臣政務官及び金子内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。財務大臣兼金融担当大臣片山さつき君。
○片山国務大臣 財務大臣兼金融担当大臣の片山さつきでございます。
本委員会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
日本経済は緩やかに回復していますが、潜在成長力は伸び悩み、米国関税措置に関する日米協議は合意に至ったものの、世界経済には不透明感があります。こうした中、食料品を中心とした物価高が当面の景気の下押しリスクとなっています。
このような状況を踏まえ、足下の物価高へ対応しつつ、経済あっての財政の考え方を基本とし、強い経済を構築するため、責任ある積極財政の考えの下、戦略的に財政出動を行ってまいります。こうして力強く経済再生を進める中で、財政健全化との両立に取り組んでまいります。
先般、総理より、未来への不安を希望に変えるために、生活の安全保障、物価高への対応、危機管理投資、成長投資による強い経済の実現、防衛力と外交力の強化を柱とした新たな総合経済対策を策定するよう指示がありました。現在、各省庁とともに取りまとめの作業を進めているところであり、経済対策の決定後、その裏づけとなる補正予算についても速やかに編成してまいります。
令和八年度予算についても、当面のリスクへの備え、対応に万全を期すとともに、成長力の強化に取り組んでまいります。その際、これまでの歳出改革努力を継続しつつ、重要政策課題に必要な措置を講ずることによって、めり張りの利いた予算とするとともに、経済、物価動向などを適切に反映してまいります。
財政投融資計画については、不確実性が高まる国際情勢の中で、強靱な経済構造をつくり、官民が連携して課題解決のための取組を推進していくため、必要な資金需要に的確に対応してまいります。あわせて、市場の動向を注視し、市場との丁寧な対話を行いつつ、引き続き適切な国債管理政策に努めてまいります。
税制につきましては、少子高齢化、グローバル化などの経済社会の構造変化に対応したあるべき税制の具体化に向け、包括的な検討を進めるとともに、所得税における物価上昇局面の対応などの検討を進めてまいります。また、税務行政においては、税務を起点とした社会全体のDXを推進しつつ、納税者利便の向上や適正、公平な課税、徴収の実現を効率的、効果的に推進してまいります。
国外に目を向けますと、世界経済は貿易政策や地政学的緊張の影響で高い不確実性に直面しており、国際協調の一層の推進が求められています。ウクライナ支援や対ロ制裁、途上国の債務問題、国際保健などの諸課題に取り組むとともに、経済、国家安全保障を支える観点から、サプライチェーンの強靱化に資する取組を推進してまいります。
税関行政につきましては、少額貨物の輸入件数や入国者数が急増する中、不正薬物や金の密輸入の摘発件数が高水準で推移しており、時勢の変化を的確に捉えた制度面の対応も講じつつ、厳格な水際取締りと円滑な通関の両立に向けて取り組んでまいります。また、軍事転用のおそれのある製品や技術の不正輸出などを防止すべく、輸出貨物の審査、調査の強化にも取り組んでまいります。
続いて、現下の金融行政について申し述べます。
物価上昇や人手不足、米国関税措置への対応など、地域の事業者が抱える課題に対応するため、金融機関が、金融仲介機能を十分に発揮して、経営改善や事業再生支援なども含め、資金繰り支援にとどまらない個別の実情に応じた事業者支援に取り組むとともに、持続可能なビジネスモデルの確立に向けて取り組むことを促します。さらに、国内外の金融経済情勢の動向を注視し、金融機関に対し、リスク管理の高度化、法令遵守態勢の徹底、金融犯罪への対応やサイバーセキュリティーに関する取組の強化、顧客本位の業務運営の定着、底上げを促すほか、不公正取引規制などの強化に向けた検討を行うなど、金融システムの安定や信頼の確保に努めてまいります。
また、成長戦略を金融面で加速させるためにも金融の力が必要です。これまで、資産運用立国の取組の中で、家計の安定的な資産形成の支援や、資産運用サービスの高度化、アセットオーナーの機能向上に取り組んでまいりました。引き続きこれらの施策を推し進めるとともに、その成果に基づき、金融を通じて、日本経済と地方経済の潜在力を解き放つための戦略を策定いたします。具体的には、コーポレートガバナンス改革の深化、スタートアップ企業などへの成長資金、リスクマネー供給の強化などに取り組んでまいります。また、地域経済の成長に地域金融機関が一層貢献できるよう、関連施策をパッケージ化した地域金融力強化プラン、これを年内に策定し、強力に推進してまいります。これらを通じて資金、人材、知見の企業への集結を促すことで、様々な企業の価値向上につなげてまいります。こうして、日本の供給構造を強化し、世界の投資家が信頼を寄せる経済を実現することで、世界の資本が流れ込む好循環を生み出してまいります。
さらに、社会的課題の解決と持続的な成長に向けて、サステーナブルファイナンスの更なる推進を図ってまいります。加えて、金融のデジタル化などの進展に対応し、暗号資産が国内外の投資家から投資対象と位置づけられている状況を踏まえた必要な制度整備の検討や、ブロックチェーン技術などを活用した決済高度化の後押しを行い、利用者保護を確保しつつ、イノベーションを促進してまいります。
今後とも、皆様のお力添えを得て、政策運営に最善を尽くしてまいる所存であります。
阿久津委員長を始め委員各位におかれましては、何とぞ御理解と御協力をお願い申し上げます。
○阿久津委員長 財務副大臣中谷真一君。
○中谷副大臣 この度、財務副大臣を拝命いたしました中谷真一でございます。
財務副大臣としての職責を果たすべく、片山大臣の御指示を仰ぎつつ、舞立副大臣とともに、職務の遂行に全力を傾注する所存でございます。
阿久津委員長を始め理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。
○阿久津委員長 財務副大臣舞立昇治君。
○舞立副大臣 この度、財務副大臣を拝命いたしました舞立昇治でございます。
財務副大臣としての職責を果たすべく、片山大臣の御指示を仰ぎつつ、中谷副大臣とともに、職務の遂行に全力を傾注してまいります。
阿久津委員長を始め理事、委員の皆様からの御指導、御鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。
○阿久津委員長 内閣府副大臣岩田和親君。
○岩田副大臣 この度、内閣府副大臣を拝命いたしました岩田和親でございます。金融を担当いたします。
金子政務官とともに、片山大臣をお支えをし、全力で職務を遂行していく決意でございます。
阿久津委員長を始め理事、委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますように、よろしくお願いを申し上げます。
○阿久津委員長 財務大臣政務官三反園訓君。
○三反園大臣政務官 この度、財務大臣政務官を拝命いたしました三反園訓でございます。
両副大臣、そして高橋財務大臣政務官とともに、片山大臣を補佐しつつ、そして全力で職務を遂行する所存でございます。
阿久津委員長を始め委員の皆様方の御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○阿久津委員長 財務大臣政務官高橋はるみ君。
○高橋大臣政務官 この度、財務大臣政務官を拝命いたしました高橋はるみでございます。
両副大臣、三反園大臣政務官とともに、片山大臣を補佐しつつ、職務の遂行に全力を尽くす所存でございます。
阿久津委員長を始め理事、委員の皆様方の御指導をよろしくお願いを申し上げます。
○阿久津委員長 内閣府大臣政務官金子容三君。
○金子大臣政務官 この度、内閣府大臣政務官を拝命いたしました金子容三でございます。金融を担当いたします。
片山大臣の下、岩田副大臣とともに、全力で職務を全うしてまいります。
阿久津委員長を始め理事、委員の皆様の御指導、御鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
○阿久津委員長 次回は、来る二十一日金曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前九時十五分散会

