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第2号 平成30年4月5日(木曜日)

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平成三十年四月五日(木曜日)

    午前九時四十分開議

 出席委員

   委員長 笠  浩史君

   理事 小渕 優子君 理事 大岡 敏孝君

   理事 土屋 品子君 理事 中山 展宏君

   理事 八木 哲也君 理事 高井 崇志君

   理事 稲富 修二君 理事 伊佐 進一君

      安藤 高夫君    井林 辰憲君

      今村 雅弘君    尾身 朝子君

      岡下 昌平君    神谷  昇君

      小泉 龍司君    杉田 水脈君

      田野瀬太道君    武井 俊輔君

      谷川 弥一君    渡海紀三朗君

      馳   浩君    宮下 一郎君

      和田 義明君    櫻井  周君

      宮川  伸君    吉田 統彦君

      大島  敦君    城井  崇君

      伊藤  渉君    畑野 君枝君

      井上 英孝君

    …………………………………

   国務大臣

   (情報通信技術(IT)政策担当)

   (知的財産戦略担当)

   (科学技術政策担当)

   (宇宙政策担当)     松山 政司君

   内閣府副大臣       あかま二郎君

   内閣府大臣政務官     山下 雄平君

   衆議院調査局科学技術・イノベーション推進特別調査室長           鈴木 宏幸君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月五日

 辞任         補欠選任

  大隈 和英君     安藤 高夫君

  竹本 直一君     武井 俊輔君

同日

 辞任         補欠選任

  安藤 高夫君     大隈 和英君

  武井 俊輔君     竹本 直一君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件


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     ――――◇―――――

笠委員長 これより会議を開きます。

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。

 松山国務大臣から所信を聴取いたします。松山国務大臣。

松山国務大臣 科学技術政策、知的財産戦略、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣及び情報通信技術(IT)政策担当大臣として、所信の一端を申し述べます。

 科学技術イノベーション政策は、世界に先駆けた生産性革命や、これらを通じたGDP六百兆円経済を実現する重要な柱です。第五期科学技術基本計画等に基づき、ソサエティー五・〇の実現に向けて、破壊的なイノベーションを通じた新事業、新産業の創出、大学改革や若手研究者の活躍促進に取り組んでまいります。

 また、総合科学技術・イノベーション会議を司令塔として、統合的かつ具体的なイノベーション戦略を夏までに策定し、大学ガバナンス・人事制度の改革、人工知能も活用したデータ連携基盤構築などに取り組んでまいります。

 さらに、政府研究開発投資の対GDP比一%の達成を目指し、政府全体の科学技術関係予算の拡充に取り組むとともに、官民研究開発投資拡大プログラム、PRISM、戦略的イノベーション創造プログラム、SIP及び革新的研究開発推進プログラム、ImPACTを強力に推進してまいります。

 知的財産戦略については、人工知能やデータの利活用を進める知財制度の構築や知財創造教育等を政府一丸となって進めるとともに、イノベーション創出のための中長期的な知財戦略ビジョンを策定いたします。

 宇宙政策については、宇宙基本計画工程表に基づく取組を着実に推進してまいります。特に、今年度から四基体制での運用を開始する準天頂衛星システム「みちびき」の利用拡大や、その他の衛星データを活用した新事業や新サービスの創出に向けて一層の取組を進めてまいります。

 IT政策については、国民一人一人が世界最先端のIT国家であることを実感できるよう、あらゆる電子申請における添付書類ゼロの実現や、オープンデータの推進などの施策に重点的に取り組んでまいります。

 原子力政策については、原子力委員会が昨年七月に策定した「原子力利用に関する基本的考え方」を踏まえ、国民の理解と信頼を得られるよう、関係機関と連携協力しながら取り組んでまいります。

 笠委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

笠委員長 以上で大臣の所信表明は終わりました。

 次に、平成三十年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。あかま内閣府副大臣。

あかま副大臣 おはようございます。

 内閣府副大臣のあかま二郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 科学技術政策、知的財産戦略、宇宙政策、情報通信技術(IT)政策等を担当する副大臣として、松山大臣を補佐し、科学技術イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりたいと考えております。

 笠委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 平成三十年度科学技術関係予算について、その概要を説明いたします。

 平成三十年度の科学技術関係予算の総額は三兆八千四百一億円となっております。このうち、一般会計分が三兆四百九十四億円、特別会計分が七千九百八億円となっております。この一般会計のうち、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費が一兆三千百五十九億円となっております。

 平成三十年度科学技術関係予算の編成に当たっては、昨年六月に閣議決定した科学技術イノベーション総合戦略二〇一七を確実に実行し、ソサエティー五・〇を実現すべく、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、関係府省の局長級職員から構成される予算戦略会議を開催し、概算要求の段階から主導してきました。

 具体的には、総合科学技術・イノベーション会議がみずから牽引し、府省や分野の枠を超えて、基礎研究から実用化、事業化までを見据えた研究開発等を推進する戦略的イノベーション創造プログラム、SIPを継続するとともに、各省庁に同様の取組を促し、官民の研究開発投資の拡大を図る官民研究開発投資拡大プログラム、PRISMを創設するために必要な経費を内閣府において計上しております。

 また、人工知能・IoT、持続的成長と地域社会、安心・安全、地球規模課題といった重要課題の解決に向けた取組や、科学技術イノベーションの基盤的な力の強化に向けた取組等の推進に必要な経費を関係府省において計上しております。

 以上で平成三十年度科学技術関係予算の説明を終わります。よろしくお願いをいたします。

笠委員長 以上で説明は終わりました。

 次に、山下内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。山下内閣府大臣政務官。

山下(雄)大臣政務官 内閣府大臣政務官の山下雄平です。

 科学技術政策、知的財産戦略、宇宙政策、IT政策などを担当する大臣政務官として、あかま副大臣とともに大臣を支え、全力を尽くしてまいりたいと思いますので、笠委員長を始め理事、委員各位の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

笠委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十六分散会


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