衆議院

メインへスキップ



第2号 令和4年11月10日(木曜日)

会議録本文へ
令和四年十一月十日(木曜日)

    午後一時二十分開議

 出席委員

   委員長 長島 昭久君

   理事 菅家 一郎君 理事 坂井  学君

   理事 高階恵美子君 理事 谷川 とむ君

   理事 小熊 慎司君 理事 岡本あき子君

   理事 早坂  敦君 理事 庄子 賢一君

      青山 周平君    伊藤信太郎君

      岩田 和親君    小田原 潔君

      小泉進次郎君    小寺 裕雄君

      武部  新君    津島  淳君

      冨樫 博之君    中野 英幸君

      西野 太亮君    平沢 勝栄君

      深澤 陽一君    藤原  崇君

      細野 豪志君    本田 太郎君

      武藤 容治君    宗清 皇一君

      八木 哲也君    若林 健太君

      荒井  優君    奥野総一郎君

      金子 恵美君    鎌田さゆり君

      神谷  裕君    玄葉光一郎君

      近藤 和也君    馬場 雄基君

      赤木 正幸君    掘井 健智君

      前川 清成君    赤羽 一嘉君

      河西 宏一君    鈴木  敦君

      高橋千鶴子君    福島 伸享君

    …………………………………

   国務大臣

   (復興大臣)       秋葉 賢也君

   復興副大臣        小島 敏文君

   復興副大臣        竹谷とし子君

   復興副大臣        石井 浩郎君

   復興大臣政務官      中野 英幸君

   復興大臣政務官      山本 左近君

   復興大臣政務官      里見 隆治君

   復興大臣政務官      西田 昭二君

   衆議院調査局東日本大震災復興特別調査室長     吉田はるみ君

    ―――――――――――――

委員の異動

十一月十日

 辞任         補欠選任

  上杉謙太郎君     深澤 陽一君

  中曽根康隆君     本田 太郎君

同日

 辞任         補欠選任

  深澤 陽一君     上杉謙太郎君

  本田 太郎君     中曽根康隆君


このページのトップに戻る

     ――――◇―――――

長島委員長 これより会議を開きます。

 この際、秋葉復興大臣、小島復興副大臣、竹谷復興副大臣、石井復興副大臣、中野復興大臣政務官、山本復興大臣政務官、里見復興大臣政務官及び西田復興大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。復興大臣秋葉賢也君。

秋葉国務大臣 復興大臣及び福島原発事故再生総括担当大臣を拝命しております秋葉賢也です。

 東日本大震災の発災、そして東京電力福島第一原子力発電所の事故から十一年以上が経過いたしました。

 震災によって亡くなられた方々に改めて心から哀悼の意を表しますとともに、御遺族の方々や被害に遭われた全ての方々に心からのお見舞いを申し上げます。

 東日本大震災復興特別委員会の開催に当たり、復興大臣として所信を申し上げます。

 震災からの復興は、被災地の方々の御努力や関係者の御尽力により着実に進んでいる一方で、いまだ避難生活を送られている方を始め、様々な困難に直面している方々もいらっしゃいます。

 住まいの再建やインフラ整備などがおおむね完了する中で、心のケア等の残された課題について、被災者に寄り添いながら、きめ細かく対応していきます。

 私は、大臣就任以来、被災した各地を訪問し続けており、犠牲になられた方々をしのびつつ、地元の皆様から復興の状況や課題を様々お聞きしているところですが、この十一年で復興が着実に進む中で浮かび上がってきた課題もあることを感じました。

 また、福島における原子力災害被災地域では、本格的な復興再生に向けて、今後も中長期的に対応していく必要があります。

 こうした状況を踏まえ、次の取組を着実に進めてまいります。

 被災地に共通の残された課題として、まずは、被災者支援について、見守りや相談支援、心身のケア、生きがいづくり、コミュニティー形成など、生活再建のステージに応じた切れ目のない支援を行ってまいります。

 また、防災集団移転促進事業の移転元地等の活用について、地域の個別の課題にきめ細かく対応し、被災自治体の取組を引き続き後押しします。

 さらに、産業、なりわいの再生に向けて、企業立地や商業施設の整備等に引き続き取り組み、特に、被災地における中核産業である水産加工業については、販路の回復、開拓等の取組を引き続き支援してまいります。

 福島の原子力災害からの復興再生に向けては、まずは、避難指示が解除された地域において、医療、介護、買物、教育等の生活環境整備を進めるとともに、事業再開の支援、営農再開の加速化、森林・林業の再生、漁業の本格的な操業再開等、産業、なりわいの再生、雇用の確保を図ります。

 また、新たな活力を呼び込めるよう、地方公共団体の自主性に基づく事業への支援や、移住、起業する方に対する個人支援等、新たな住民の移住、定住の促進にも取り組んでまいります。

 帰還困難区域については、たとえ長い年月を要するとしても、将来的に帰還困難区域の全てを避難指示解除し、復興再生に責任を持って取り組むとの決意の下、特定復興再生拠点区域について、本年八月までに避難指示を解除した大熊町、双葉町、葛尾村に引き続き、富岡町、浪江町、飯舘村についても、来年春頃の避難指示解除に向けて、除染やインフラ整備等を着実に進めてまいります。

 また、拠点区域外への帰還、居住についても、昨年八月に策定された基本的方針に基づき、二〇二〇年代をかけて帰還意向のある住民が帰還できるよう、被災地の御意見を丁寧に伺い、関係省庁と連携して、避難指示解除に向けた取組を進めてまいります。

 次に、浜通り地域等において新たな産業基盤の構築を目指す福島イノベーション・コースト構想について、引き続き、地域における開発実証の支援、地元企業との連携促進や、起業、創業を目指す方への支援等を推進してまいります。

 この構想を更に発展させ、福島を始め東北の復興を実現するための夢や希望となるとともに、オール・ジャパンでのイノベーションの創出、経済成長、さらには国民生活の向上に貢献することを目指す福島国際研究教育機構、いわゆるF―REIの設立に向けて、私が中心となって関係大臣と連携しながら、政府一丸となって取り組んでまいります。

 加えて、今もなお続く風評の払拭に向けて、政府一丸となって取り組んでまいります。

 具体的には、科学的根拠に基づいた安全性等の正しい情報について、引き続き、インターネット、ラジオ等、多くの媒体を活用して効果的に国内外へ情報発信を行うとともに、有識者の御意見を伺いながらよりよい発信方法等を検討し、充実を図ってまいります。被災地産品の販路拡大、輸入規制の撤廃に向けた諸外国・地域への働きかけ等についても積極的に行ってまいります。

 ALPS処理水の処分については、基本方針及び本年八月に改定された行動計画や、復興庁が取りまとめた情報発信等施策パッケージに基づき、政府一体となって、決して風評被害を生じさせないという強い決意の下、科学的根拠に基づいた情報発信等の風評対策にしっかりと取り組んでまいります。

 引き続き、福島の復興再生に向けて、国が前面に立って取り組んでまいる所存です。

 東日本大震災の記憶と教訓を後世へ継承し、今後の防災・減災対策や復興に活用していくことが重要です。

 そのため、これまでの復興施策を振り返り、政府の制度や組織の変遷等を取りまとめます。また、これまでに蓄積された効果的な復興の手法、取組や民間のノウハウなど、復興に係る知見の関係機関との共有や、各地の伝承施設等との連携を通じて普及、展開することで、将来の大規模災害の復興に生かすとともに、被災地内外の防災力向上に努めてまいります。

 震災から十一年以上が経過する中、復興においては、二つの風との闘い、すなわち風評被害の払拭と風化の防止に向けた取組が極めて重要であると考えております。

 復興の司令塔である復興大臣として、現地現場主義を徹底し、被災者に寄り添いながら、引き続き、福島の復興なくして東北の復興なし、東北の復興なくして日本の再生なしとの強い決意の下、新型コロナウイルス感染症の影響にも留意しつつ、一日も早い東日本大震災からの復興に全力で取り組んでまいります。

 長島委員長を始め理事及び委員各位の御理解と御指導をよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次に、復興副大臣小島敏文君。

小島副大臣 復興副大臣の小島敏文でございます。

 総括業務、地震、津波災害からの復興及び海外情報発信に関する事項並びに宮城復興局に関する事項を担当いたします。

 秋葉大臣をお支えし、被災された多くの方々が復興に希望を持てるよう、全力で取り組んでまいります。長島委員長を始め理事、委員各位の御理解と御指導を何とぞよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次に、復興副大臣竹谷とし子君。

竹谷副大臣 復興副大臣の竹谷とし子でございます。

 福島を中心とした原子力災害からの復興及び再生に関する事項並びに福島復興局に関する事項を担当いたします。

 秋葉大臣をお支えし、被災された多くの皆様が復興に希望を持っていただけるように全力で取り組んでまいりますので、長島委員長を始め理事、委員の皆様の格別の御理解、そして御指導のほどをよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次に、復興副大臣石井浩郎君。

石井副大臣 復興副大臣の石井浩郎でございます。

 地震、津波災害からの復興に関する事項を担当いたします。

 秋葉大臣をお支えし、被災された多くの方々が復興に希望を持てるよう、全力で取り組んでまいりたいと思いますので、長島委員長を始め理事、委員の皆様の御理解と御指導をよろしくお願いいたします。

長島委員長 次に、復興大臣政務官中野英幸君。

中野大臣政務官 復興大臣政務官の中野英幸でございます。

 総括業務及び地震、津波災害からの復興に関する事項並びに岩手復興局に関する事項を担当いたします。

 関係副大臣、大臣政務官とともに秋葉大臣をお支えし、被災地の復興が着実に進むよう、全力で取り組んでまいりますので、長島委員長を始め理事、委員各位の皆様方の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次に、復興大臣政務官山本左近君。

山本大臣政務官 復興大臣政務官の山本左近です。

 福島を中心とした原子力災害からの復興及び再生に関する事項に係る文部科学省との連絡調整に関する事項を担当いたします。

 関係副大臣、大臣政務官とともに秋葉大臣をお支えし、被災地の復興が着実に進むよう、全力で取り組んでまいりますので、長島委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次に、復興大臣政務官里見隆治君。

里見大臣政務官 復興大臣政務官の里見隆治でございます。

 福島を中心とした原子力災害からの復興及び再生に関する事項に係る経済産業省との連絡調整に関する事項を担当いたします。

 関係副大臣、大臣政務官とともに秋葉大臣をお支えし、被災地の復興が着実に進みますよう、全力で取り組んでまいりますので、長島委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次に、復興大臣政務官西田昭二君。

西田大臣政務官 復興大臣政務官の西田昭二でございます。

 福島を中心とした原子力災害からの復興及び再生に関する事項に係る国土交通省との連絡調整に関する事項を担当させていただきます。

 関係副大臣、大臣政務官とともに秋葉大臣をお支えし、被災地の復興が着実に進むよう、全力で取り組んでまいりますので、長島委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。

長島委員長 次回は、来る十五日火曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後一時三十六分散会


このページのトップに戻る
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.