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第2号 平成31年3月26日(火曜日)

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衆議院情報監視審査会規程第二十九条第四項に基づく会議録

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平成三十一年三月二十六日(火曜日)

    午前十時三十分開議

 出席委員

   会長 浜田 靖一君

      後藤田正純君    金田 勝年君

      江崎 鐵磨君    赤澤 亮正君

      山内 康一君    大島  敦君

      太田 昭宏君

    …………………………………

   議長           大島 理森君

   副議長          赤松 広隆君

   衆議院情報監視審査会事務局長           五十嵐一郎君

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三月二十六日

 平成三十年年次報告書を議長に提出した。

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本日の会議に付した案件

 平成三十年年次報告書に関する件


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     ――――◇―――――

浜田会長 これより会議を開きます。

 本日の審査会の傍聴につきましては、去る五日の審査会において許可することに決定しております。

     ――――◇―――――

浜田会長 平成三十年年次報告書に関する件について議事を進めます。

 当審査会は、衆議院情報監視審査会規程第二十二条第一項に基づきまして、毎年一回、調査及び審査の経過及び結果を記載した報告書をつくり、会長からこれを議長に提出するものとされております。

 本件につきまして、運営協議会等における協議に基づき、お手元に配付のとおり、報告書案を作成いたしました。

 本報告書案の趣旨及び内容について御説明を申し上げます。

 今回の報告書案の対象期間は、昨平成三十年二月一日から本年一月三十一日までであります。この間に審査会を十三回開会いたしましたが、委員会等からの審査の申出はありませんでした。

 まず、調査経過の概要について申し上げます。

 昨年五月、平成二十九年年次報告書について参考人から意見を聴取した後、質疑を行いました。

 また、同月、政府から国会報告の提出があり、翌六月、当時の上川国務大臣から同報告について説明を聴取した後、内閣衛星情報センターへ委員を派遣し、特定秘密の提示を受けました。

 七月には、特定秘密保護制度の運用や管理の適正確保のための検証・監察等について、内閣情報調査室及び独立公文書管理監から説明を聴取し、質疑を行うとともに、政府に対し、調査に必要となる資料提出を要求いたしました。

 その後、十月から四回にわたり、実際に特定秘密を指定している十一の指定行政機関から、それぞれ特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況等について説明を聴取し、質疑を行い、また、十二月には、これらの質疑を通じて明らかになった課題等について、内閣情報調査室及び独立公文書管理監に対し、更に質疑を行いました。

 次に、調査結果としての政府に対する当審査会の意見について申し上げます。

 当審査会として、政府が早急に改善を図ることを求めるものは七種九件であり、その主な内容は、本年十二月に特定秘密保護法施行後五年となり、運用基準を見直す時期を迎えることから、それに合わせ、これまで当審査会が指摘してきた事項、具体的には、特定秘密の名称に係る統一方針や独立公文書管理監による特定秘密文書の廃棄に係るさらなる検証・監察等について、運用基準に盛り込むことを検討し、その結果を当審査会に報告すること、独立公文書管理監に対し、職務の拡大を契機に業務の充実を図り、情報保全監察室と公文書監察室との連携強化による実効的な特定秘密文書の検証・監察に努めることを求めるとともに、その実効性の確保に向けた体制強化についても努めること、当審査会からの説明要求に対し、指定行政機関、とりわけ外務省等サードパーティールールが適用される特定秘密を保有している機関が、審査会設置の趣旨を改めて確認をした上で真摯に対応することなどであります。

 今般、国会法第百二条の十六の規定に基づく政府に対する勧告を行うには至らなかったものの、今回提示した意見への政府の対応状況によっては、今後、検討するものとしております。

 以上が、本報告書案の趣旨及び内容であります。

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浜田会長 これより採決をいたします。

 お手元に配付しております案を衆議院情報監視審査会規程第二十二条第一項に基づく平成三十年年次報告書とするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

浜田会長 挙手総員。よって、そのように決定いたしました。

 ただいま議決いたしました報告書は、審査会散会後直ちに私から議長に提出いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議決いたしました報告書の関係各方面への参考送付等の取扱いにつきましては、会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田会長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前十時三十五分散会


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