衆議院

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第2号 令和5年11月2日(木曜日)

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令和五年十一月二日(木曜日)

    午前十時開議

 出席委員

   委員長 谷  公一君

   理事 井上 信治君 理事 上杉謙太郎君

   理事 黄川田仁志君 理事 牧島かれん君

   理事 坂本祐之輔君 理事 湯原 俊二君

   理事 一谷勇一郎君 理事 河西 宏一君

      石田 真敏君    小寺 裕雄君

      小林 史明君    櫻田 義孝君

      田中 英之君    高木  啓君

      橘 慶一郎君    谷川 とむ君

      谷川 弥一君    土田  慎君

      土井  亨君    中川 郁子君

      橋本  岳君    保岡 宏武君

      柳本  顕君   おおつき紅葉君

      源馬謙太郎君    堤 かなめ君

      福田 昭夫君    緑川 貴士君

      赤木 正幸君    伊東 信久君

      浮島 智子君    佐藤 英道君

      西岡 秀子君    高橋千鶴子君

    …………………………………

   国務大臣

   (デジタル大臣)

   (デジタル行財政改革担当)

   (デジタル田園都市国家構想担当)         河野 太郎君

   国務大臣

   (こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画担当)          加藤 鮎子君

   国務大臣

   (地方創生担当)     自見はなこ君

   内閣府副大臣       工藤 彰三君

   デジタル副大臣

   兼内閣府副大臣      石川 昭政君

   内閣府大臣政務官     古賀友一郎君

   デジタル大臣政務官

   兼内閣府大臣政務官    土田  慎君

   衆議院調査局地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別調査室長 阿部 哲也君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月三十一日

 辞任         補欠選任

  国光あやの君     小林 史明君

十一月一日

 辞任         補欠選任

  西岡 秀子君     浅野  哲君

同日

 辞任         補欠選任

  浅野  哲君     西岡 秀子君

同月二日

 辞任         補欠選任

  今村 雅弘君     櫻田 義孝君

  福田 達夫君     高木  啓君

  森田 俊和君     源馬謙太郎君

  山井 和則君     おおつき紅葉君

同日

 辞任         補欠選任

  櫻田 義孝君     今村 雅弘君

  高木  啓君     福田 達夫君

  おおつき紅葉君    山井 和則君

  源馬謙太郎君     森田 俊和君


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     ――――◇―――――

谷委員長 これより会議を開きます。

 この際、河野国務大臣、加藤国務大臣及び自見国務大臣から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。河野国務大臣。

河野国務大臣 おはようございます。

 デジタル大臣、デジタル行財政改革担当大臣、デジタル田園都市国家構想担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。

 まず、マイナンバー情報総点検では、原則本年十一月末までの点検完了に向け、自治体などを全面的に支援し、併せて、人為的ミスによるひもづけ誤りが発生しないよう再発防止対策も徹底することで、マイナンバー制度に対する国民の信頼回復に努めてまいります。デジタル庁における個人情報保護体制の強化、組織横断的な情報共有の徹底にも取り組んでまいります。

 マイナンバーカードは、保有枚数が九千万枚を超え、最も普及した本人確認のためのツールとなりました。来年秋の健康保険証廃止に向け、カードを保有するメリットを多くの人に実感してもらえるよう、利用シーンの拡大を強力に進めてまいります。

 地方公共団体の基幹業務システムについて、二〇二五年度までにガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行を目指すとともに、行政手続のデジタル完結による国民の利便性の向上やコスト構造の最適化を推進してまいります。

 今年のG7群馬高崎デジタル・技術大臣会合及び広島サミットで合意されたDFFTの具体化に向けた国際枠組みを設立し、各国の規制、政策協調の促進及びデータの信頼性向上の取組に向けて、各国との連携を推進してまいります。

 我が国のデジタル化の妨げとなっているアナログ規制については、今後もデジタル庁において工程表に沿って取組を進め、来年六月までにアナログ規制を一掃します。

 急速な人口減少社会に対応するため、デジタル技術を最大限に活用して、利用者起点で社会変革を実現していくことが必要です。一人一人の可能性を引き出し、新たな価値と多様な選択肢が生まれる社会を目指してまいります。

 具体的には、教育、交通、介護などの分野において、デジタル技術を活用した質の高い公共サービスの提供やデジタル活用を阻害している制度の見直しを一体的に実現するとともに、国、地方のデジタル基盤の統一化、共通化や、EBPMを活用した予算の見える化を推進してまいります。

 デジタル田園都市国家構想の旗の下、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指し、デジタル行財政改革の取組とも連携しながら、各地域のデジタル実装の優良事例の横展開を加速化させます。

 特に、デジタル実装に取り組む地方公共団体を二〇二七年度までに千五百団体にすることを目指し、デジタル田園都市国家構想交付金により、地方公共団体の取組を強力に支援してまいります。

 谷委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。(拍手)

谷委員長 次に、加藤国務大臣。

加藤国務大臣 おはようございます。

 こども政策、少子化対策及び若者活躍を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。

 子供を取り巻く状況は、例えば、児童虐待の相談対応件数やいじめ重大事態の発生件数が過去最多となっており、また、出生数は統計開始以来最少の数字、合計特殊出生率も過去最低となるなど、大変厳しい状況にあると認識しています。

 こども家庭庁は、司令塔として、子供に関する政策の省庁間の縦割りを打破するとともに、子供、若者や子育て当事者の声を聞き、子供、若者の視点に立った政策づくりを進めることを通じて、子供をめぐる問題を抜本的に解決し、社会をこどもまんなかに変えていくことが使命です。そうした使命をしっかりと果たすことができるよう、力を尽くしてまいります。

 こども基本法に基づき、子供施策を総合的に推進するためのこども大綱を年内を目途に策定します。あわせて、こども大綱の下で行う具体的な取組をパッケージにしたこどもまんなか実行計画を策定します。

 従来の少子化社会対策大綱、子供・若者育成支援推進大綱及び子供の貧困対策に関する大綱を一つに束ね、子供施策に関する基本的な方針や重要事項等を一元的に定める、我が国初の大綱となります。子供や若者、子育て当事者などから直接意見を聞く様々な取組を行い、当事者目線に立ったこども大綱を、子供、若者や子育て当事者の皆さんとともに作ってまいります。

 本年六月に取りまとめられたこども未来戦略方針に盛り込まれたこども・子育て支援加速化プランについて、年末に向けて、児童手当の拡充、こども誰でも通園制度の創設や出産・子育て応援交付金等の制度化の検討を精力的に進めるほか、保育の質の確保と放課後児童クラブの受皿整備、産後ケア事業の体制強化等、各種施策の制度設計の具体化に取り組みます。あわせて、多様なニーズを有する子育て世帯への支援についての更なる議論、この加速化プランを支える支援金制度等の検討を進めてまいります。

 幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なヴィジョン及びこどもの居場所づくりに関する指針を策定し、これに基づく取組を推進するとともに、乳幼児健診等の母子保健対策も進めてまいります。

 さらに、こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージに基づく対策を加速化するとともに、子供関連業務従事者の性犯罪歴等を確認する仕組みについて、より実効的な制度となるよう検討を進め、早急に制度設計を行ってまいります。

 全ての子供の健やかな成長を支え、様々な困難を抱える子供や家庭を包括的に支援します。具体的には、こども家庭センター等による子育て世帯やヤングケアラー等に対する支援、児童虐待への迅速的確な対応を行うとともに、社会的養護の質の向上や社会的養護経験者の自立支援、一人親家庭の自立に向けた切れ目のない支援、子供の貧困対策に取り組みます。児童発達支援センターを中核とした地域の障害児支援体制を強化するとともに、障害福祉サービス等に係る報酬改定に向け、検討してまいります。さらに、関係省庁と連携し、いじめ防止や不登校対策、子供の自殺対策に取り組みます。

 こうした様々な施策を推進するに当たり、何よりも大切なのは、子供、若者や子育て当事者の意見です。こども若者★いけんぷらすを推進するなどし、当事者の意見を政策に反映してまいります。

 谷委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

谷委員長 次に、自見国務大臣。

自見国務大臣 地方創生を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。

 日本経済を再生するためには、地方創生を進め、地方が元気になることが重要です。これまで地域の創意工夫を生かした様々な取組が全国各地で推進されてきたところですが、東京圏への転入超過は依然として継続しております。このため、これまでの地方創生の成果を最大限に活用しつつ、デジタル田園都市国家構想という地方創生の旗の下、東京圏への過度な一極集中の是正を図り、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指してまいります。

 現状、若年層を中心に、進学や就職を契機として、地方から東京圏に流入する傾向があります。こうした若年層を中心に地方移住、定住が進むよう、デジタルの力も活用して地方の魅力を高め、若者などが能力を発揮できる働き場を創出し、地域の所得の向上を図ることや、地方で安心して子育てができる環境をつくることなどの取組を進めてまいります。

 具体的には、デジタル田園都市国家構想交付金によって、デジタルも活用した地域の課題解決や魅力向上に向けた地方公共団体の取組を支援します。また、都市と地方とのつながりを強化するため、東京圏からの地方へのUIJターンによる起業・就業者等の創出、オンラインも活用した関係人口の創出、拡大、魅力ある地方大学の創出、地域におけるハイレベル人材支援の展開、企業の地方移転、企業版ふるさと納税の活用、地方創生に資するテレワークの推進等に取り組みます。

 さらに、国内投資を促進し、地域における雇用機会を創出するため、半導体等の戦略分野に関する国家プロジェクトの生産拠点の整備に際し、必要となる関連インフラの整備を機動的かつ追加的に支援するため、新たな交付金を創設します。

 物価高対策のための重点支援地方交付金については、地方自治体において、地域の実情に応じたきめ細やかな支援を実施する取組に御活用いただいてきたところであり、厳しい状況にある生活者、事業者の方々を引き続きしっかりと支えるため、本交付金を追加いたします。

 国家戦略特区制度については、デジタル田園都市国家構想の先導役となるスーパーシティやデジタル田園健康特区において、先端的サービスの早期実装等を推進するとともに、各特区における地域の特性に応じた規制改革とその全国展開を一層進め、地域課題の解決に貢献してまいります。

 これらに加え、地方創生の観点から、持続可能な開発目標、SDGsを推進します。具体的には、脱炭素やデジタルの視点を加えた地域活性化のモデルづくりを行うとともに、官民連携や金融面での取組を進めてまいります。

 また、都市再生や中心市街地活性化などにも引き続き取り組んでまいります。

 地方の思いを大切にし、地方創生に取り組む幅広い関係者の声に耳を傾け、地域の困り事を地方と一緒になって解決できるよう、時代の変化を捉えながら、活力ある地域社会の実現を図ってまいります。

 地方分権改革については、地方からの提案を最大限実現できるよう、年末の対応方針の決定に向け、取り組んでまいります。あわせて、優良事例の普及や情報発信の強化に努めてまいります。

 また、計画策定等については、本年三月に閣議決定したナビゲーション・ガイドに基づき、各府省と連携しながら、国と地方を通じた効率的、効果的な計画行政を推進してまいります。

 道州制については、国と地方の在り方を大きく見直すものであり、国会における御議論も踏まえつつ取り組んでまいります。

 谷委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。(拍手)

谷委員長 次に、石川デジタル副大臣兼内閣府副大臣、工藤内閣府副大臣、土田デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官及び古賀内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。石川デジタル副大臣兼内閣府副大臣。

石川副大臣 この度、デジタル副大臣、内閣府副大臣を拝命しました石川昭政でございます。

 デジタル、デジタル行財政改革、デジタル田園都市構想を担当しております。

 河野大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えております。

 谷委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

谷委員長 次に、工藤内閣府副大臣。

工藤副大臣 この度、内閣府副大臣を拝命いたしました工藤彰三でございます。

 子供政策、地方創生等を担当しております。

 加藤大臣、自見大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、谷委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。(拍手)

谷委員長 次に、土田デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官。

土田大臣政務官 デジタル大臣政務官、内閣府大臣政務官を拝命いたしております土田慎でございます。

 デジタル、デジタル行財政改革、デジタル田園都市国家構想を担当いたしております。

 谷委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

谷委員長 次に、古賀内閣府大臣政務官。

古賀大臣政務官 内閣府大臣政務官の古賀友一郎でございます。

 子供政策、地方創生等を担当いたしております。

 工藤副大臣とともに加藤大臣、自見大臣をお支えし、尽力してまいりますので、谷委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御協力を何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

谷委員長 次回は、来る十四日火曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前十時十五分散会


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