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第41号 平成19年6月8日(金曜日)

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平成十九年六月八日(金曜日)

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  平成十九年六月八日

    午後一時 本会議

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本日の会議に付した案件

 議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議(六月一日、谷畑孝君外五名提出)

 公認会計士法等の一部を改正する法律案(内閣提出)


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    午後一時三分開議

議長(河野洋平君) これより会議を開きます。

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 議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議(六月一日、谷畑孝君外五名提出)

議長(河野洋平君) 谷畑孝君外五名から、去る六月一日、成規の賛成を得て、議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議が提出されております。右動議を議題といたします。

 提出者の趣旨弁明を許します。鴨下一郎君。

    〔鴨下一郎君登壇〕

鴨下一郎君 自由民主党の鴨下一郎でございます。

 私は、ただいま議題になりました議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議につきまして、提出者を代表し、その趣旨の弁明をいたします。(拍手)

 まず初めに、この第百六十六回通常国会において、延べ二十四件の懲罰動議が提出されていることは極めて残念なことであり、このような現状を深く憂慮するものであります。懲罰動議のほとんどは採決時における混乱から生じたものであり、今、衆議院は、言論の府を放棄する事態に陥っていると言っても過言ではありません。幾ら自分たちの要求が通らないからといっても、暴力的な行動を容認することは断じてできません。

 我々は、議員内山晃君に対し、二件の懲罰動議を提出しております。

 一度目は、去る五月二十五日の厚生労働委員会における日本年金機構法案及び国民年金事業改善法案の採決の際、委員長席に詰め寄り、他の議員とともに委員長の顔の前に手を出し、発言を阻止しようとするなど議事の妨害行為を行いました。

 二度目は、去る五月三十日であります。厚生労働委員会における年金時効特例法案の採決の際は、前回のときよりもさらに激しく、内山君はいち早く委員長席に詰め寄り、まず、委員長が座っているいすを外し、委員長を羽交い締めにして引きずりおろしました。その議事妨害の行為は多くの国民も見ており、隠しようのない事実であります。これが院の外であれば、暴行罪として訴えることもできる行為であります。

 このような行為は、「議員は、議院の品位を重んじなければならない。」とする衆議院規則二百十一条に違反することは明白であり、秩序を乱す採決阻止行動であったことは明らかであります。二度にわたる委員長への議事妨害行為を容認することは、院の品位が問われ、国会の権威を失わすことは必定であります。

 院の秩序を乱す行為は、議会制民主主義の根幹を揺るがすものであります。憲法五十八条にも、「秩序をみだした議員を懲罰することができる。」とあります。我々は、このような行為を断じて許すわけにはいかないと考えており、看過することはできません。言論の府を取り戻す意味において、まことに残念ではありますが、議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議に対して、議員各位の御賛同を得られますよう切に要望して、提出の趣旨弁明とさせていただきます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) この際、内山晃君から、弁明をいたしたいとの申し出があります。これを許します。内山晃君。

    〔内山晃君登壇〕

内山晃君 民主党の内山晃でございます。

 ただいま議題となりました私を懲罰委員会に付する動議に断固反対して、心からの怒りをもって、一身上の弁明を行うものでございます。(拍手)

 おとといの厚生労働委員会において、またしても重大な事実が発覚をいたしました。いわゆる消えた年金記録が、これまで社会保険庁が明らかにしていた五千万件のほかに、第二の記録漏れとして、大量の手書き台帳分、千四百三十万件もが、今該当者不明のまま残っていることが判明をいたしました。

 消えた年金記録は一体何件あるのか、本当にこれで打ちどめなのか、だれもが皆、まだあるのではと疑問を抱いています。まさに、底なしの消えた年金記録問題と言うほかはありません。

 去る五月二十五日及び三十日の二度にわたり、櫻田義孝厚生労働委員長は歴史に残る強行採決を行いました。私たちは、これらの強行採決は政府・与党が消えた年金記録問題にふたをして、逃げ切りを図ろうとするものだと厳しく追及をしてきましたが、新たな消えた年金記録の発覚は、まさに私たちの指摘が正しかったことを証明しているのであります。

 国民は今、消えた年金問題に対して、心の底から怒っています。このような重大な問題が長年にわたって放置された上に、政府・与党は泥縄式、つけ焼き刃、さらには実効性のない無責任な対応に終始するばかりであります。

 私は、自民党が作成をいたしましたビラを見て、怒りを通り越して、これが長年政権与党の座にある自民党がやることなのか、政権与党としての自信と誇りはないのかと、とてもむなしさを覚えました。消えた年金記録問題を政争の具にし、我が党を不当におとしめようとしているのは、あなた方自民党ではありませんか。

 政府・与党は、消えた年金記録の責任の転嫁をするだけではなく、社会保険庁の看板のかけかえを行うことによって、社会保険庁の責任をあいまいにするどころか、与党の政治責任をもうやむやにしようとしているのであります。このような横暴、無責任な与党の態度は、絶対に許されるものではありません。

 百年安心といって国民にアピールする年金の財政はどうでしょうか。

 平成十六年の年金収支を見てみますと、被保険者数が想定より下回り、年金保険料が六兆五千億円も少ない二十兆二千億円しか集まらなかったのであります。このままでいくと、年金積立金の百七十一兆円が政府の考えている百年ももたずに、早く底をついてしまうことになります。

 消えた年金記録の上に、財政まで怪しくなってきている現状の年金制度は、平成十六年の年金改正時に政府が声を大きくして言ってきた百年安心の年金にはならず、誤りであったとますます証明されているじゃないですか。近い将来、国民に負担をかける再度の保険料を引き上げるのか、年金給付を引き下げるのか、はたまた所得代替率を低下させるのか、早急に見直しをしなければならないことになると思います。

 私たちが望むのは、消えた年金記録を初め、多くの年金問題をどうやって解決し、年金制度に対する国民の信頼を取り戻すかという純粋な政策論争であります。

 そのため、私たちは、年金信頼回復三法案を提案し、厚生労働委員会において真剣な議論を行うよう、再三再四申し上げてまいりました。しかし、櫻田義孝厚生労働委員長は全く聞く耳を持たず、五月二十五日及び三十日の二度にわたり、問答無用の強行採決を行ったのであります。国民の財産、生活に直結する年金については、決してこのようなことがあってはなりません。

 今、この時期においても、本来もらうべき年金の給付を受けていない方々が数多く存在するということを忘れてはなりません。国民の正当な権利を守るために、同時に、年金に対する信頼を守るために、一刻も早く消えた年金記録問題の徹底調査と被害者の救済が急務であります。

 今般、私に対する不当な懲罰動議が谷畑孝君外五名から提案をされましたが、責めを負うべきは櫻田義孝厚生労働委員長、そしてまた櫻田義孝厚生労働委員長の不公正かつ強引な委員会運営に加担した与党の厚生労働委員であることは、国民の目から見て明らかであります。

 巨大与党の数の力によってこの議場でやりたい放題のことはできても、怒りに燃える国民を抑え込むことはできません。

 与党が本気でこの消えた年金記録問題の対策を講じる気持ちがあるのなら、十分な議論を尽くし、社会保険庁が新たな組織に変更される前に、被害者の救済、再発の防止策という総合的な対策を講じることが求められていることに気がつくべきであります。この間の政府・与党の対応は後手後手に回ってしまい、強行採決がいかにも野党の原因であるかのような論調を張り、その間違った判断が国民の年金に対する不信感をますます増幅させているのです。

 今、国民は、国会の動きを直視しています。

 今回の消えた年金記録においては、九割の国民が社会保険庁を初め政府、そして与党に対しても不信を抱いています。事実、内閣支持率の急激な下落は、それを忠実に示していることであります。

 先日の党首討論で我が党の小沢一郎代表が申し上げているように、与党の数の力による横暴な議会運営ではなく、与党であるならば、謙虚に大きな度量で応じるべきでないだろうか、その上で、議論があるというのであれば議論をさせる、そして議論を尽くしたところで整々と採決をすればよいということであります。

 国民にとって最重要課題である年金問題だからこそ、数の力による強行採決は避けるべきで、たった四時間で審議を打ち切り、強行採決をすることなど、絶対に許されるものではありません。

 日本国憲法の前文は「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」から始まっています。我々国会議員は、国民の負託を受け、国権の最高機関である国会で、国民の代表として活動しているのであります。いかなることがあっても、国民の不利益になることだけはやってはいけないのであります。もし、国民に不利益になると判断される事態になれば、それこそ体を張ってでも阻止しなければならないと考えます。

 歴史を顧みれば、昭和十一年、二・二六事件直後に、いわゆる粛軍演説を敢行した斎藤隆夫衆議院議員は、昭和十五年には再び反軍演説を行い、衆議院議員を除名されました。そして、昭和十七年には、いわゆる翼賛選挙が行われ、衆議院の八割以上を大政翼賛会推薦の議員が占める結果となりました。その後の我が国がどのような道を歩んだか、今さら言うまでもないことでしょう。

 今、本院には、三分の二の議席を有する巨大与党がおります。与党が道を誤れば、まさに民主主義を死なせることさえ可能であります。

 国民の政治に対する信頼、そして年金制度に対する信頼を取り戻すためには、政府・与党がみずからの行為を真剣に反省し、いま一度真摯な議論を行うこと、これ以外にありません。

 今回の懲罰動議に係る行為は、まさしく国民の暮らしを守る、国会議員としての行為であり、このことが懲罰行為というのであれば、あえて国民のために懲罰をお受けすることを強く申し上げ、私の一身上の弁明といたします。

 ありがとうございました。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 懲罰の動議は討論を用いないで採決することとなっております。よって、直ちに採決いたします。

 この採決は記名投票をもって行います。

 谷畑孝君外五名提出、議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。

 氏名点呼を命じます。

    〔参事氏名を点呼〕

    〔各員投票〕

議長(河野洋平君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。

 投票を計算させます。

    〔参事投票を計算〕

議長(河野洋平君) 投票の結果を事務総長から報告させます。

    〔事務総長報告〕

 投票総数 四百三十

  可とする者(白票)       三百十七

  否とする者(青票)        百十三

議長(河野洋平君) 右の結果、議員内山晃君を懲罰委員会に付することに決まりました。(拍手)

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六月一日、谷畑孝君外五名提出議員内山晃君を懲罰委員会に付するの動議を可とする議員の氏名

あかま 二郎君   安次富  修君   阿部  俊子君   逢沢  一郎君

愛知  和男君   赤池  誠章君   赤城  徳彦君   赤澤  亮正君

秋葉  賢也君   麻生  太郎君   甘利   明君   新井  悦二君

井澤  京子君   井上  喜一君   井上  信治君   井脇 ノブ子君

伊藤  公介君   伊藤 信太郎君   伊藤  忠彦君   伊藤  達也君

飯島  夕雁君   石崎   岳君   石田  真敏君   石破   茂君

石原  伸晃君   石原  宏高君   稲田  朋美君   稲葉  大和君

猪口  邦子君   今井   宏君   今津   寛君   今村  雅弘君

岩永  峯一君   岩屋   毅君   宇野   治君   上野 賢一郎君

浮島  敏男君   臼井 日出男君   江崎  鐵磨君   江崎 洋一郎君

江渡  聡徳君   衛藤 征士郎君   遠藤  武彦君   遠藤  利明君

遠藤  宣彦君   小川  友一君   小此木 八郎君   小里  泰弘君

小野  次郎君   小野  晋也君   小野寺 五典君   小渕  優子君

尾身  幸次君   越智  隆雄君   近江屋 信広君   大島  理森君

大塚  高司君   大塚   拓君   大野  松茂君   大野  功統君

大前  繁雄君   大村  秀章君   太田  誠一君   岡下  信子君

岡部  英明君   奥野  信亮君   加藤  勝信君   加藤  紘一君

海部  俊樹君   鍵田 忠兵衛君   梶山  弘志君   片山 さつき君

金子  一義君   金子 善次郎君   金子  恭之君   上川  陽子君

亀井 善太郎君   亀岡  偉民君   鴨下  一郎君   川崎  二郎君

川条  志嘉君   河井  克行君   瓦    力君   木原  誠二君

木原   稔君   木村  太郎君   木村  隆秀君   木村   勉君

木村  義雄君   岸田  文雄君   北川  知克君   北村  茂男君

北村  誠吾君   久間  章生君   倉田  雅年君   小池 百合子君

小泉 純一郎君   小坂  憲次君   小島  敏男君   小杉   隆君

木挽   司君   古賀   誠君   後藤  茂之君   後藤田 正純君

河本  三郎君   高村  正彦君   近藤 三津枝君   近藤  基彦君

佐田 玄一郎君   佐藤  剛男君   佐藤   勉君   佐藤 ゆかり君

佐藤   錬君   斉藤 斗志二君   坂井   学君   坂本  剛二君

桜井  郁三君   櫻田  義孝君   笹川   堯君   清水 鴻一郎君

清水 清一朗君   塩崎  恭久君   塩谷   立君   七条   明君

実川  幸夫君   篠田  陽介君   柴山  昌彦君   島村  宜伸君

新藤  義孝君   菅   義偉君   杉浦  正健君   杉田  元司君

杉村  太蔵君   鈴木  馨祐君   鈴木  俊一君   鈴木  淳司君

鈴木  恒夫君   関   芳弘君   薗浦 健太郎君   園田  博之君

田中  和徳君   田中  良生君   田野瀬良太郎君   田村  憲久君

平   将明君   高木   毅君   高鳥  修一君   竹下   亘君

竹本  直一君   武田  良太君   武部   勤君   棚橋  泰文君

谷   公一君   谷垣  禎一君   谷川  弥一君   谷畑   孝君

谷本  龍哉君   玉沢 徳一郎君   中馬  弘毅君   津島  雄二君

土屋  品子君   土屋  正忠君   寺田   稔君   とかしきなおみ君

戸井田とおる君   渡海 紀三朗君   土井   亨君   土井  真樹君

徳田   毅君   冨岡   勉君   中川  昭一君   中川  秀直君

中川  泰宏君   中谷   元君   中根  一幸君   中野   清君

中野  正志君   中森 ふくよ君   中山  太郎君   中山  泰秀君

永岡  桂子君   長崎 幸太郎君   長島  忠美君   長勢  甚遠君

並木  正芳君   二階  俊博君   丹羽  秀樹君   丹羽  雄哉君

西川  京子君   西野 あきら君   西村  明宏君   西村  康稔君

西銘 恒三郎君   西本  勝子君   額賀 福志郎君   根本   匠君

野田  聖子君   野田   毅君   葉梨  康弘君   萩山  教嚴君

萩原  誠司君   橋本   岳君   馳    浩君   鳩山  邦夫君

浜田  靖一君   早川  忠孝君   林    潤君   林   幹雄君

林田   彪君   原田  憲治君   原田  令嗣君   原田  義昭君

平井 たくや君   平口   洋君   平沢  勝栄君   平田  耕一君

広津  素子君   深谷  隆司君   福井   照君   福岡  資麿君

福田  峰之君   福田  康夫君   福田  良彦君   藤井  勇治君

藤田  幹雄君   藤野 真紀子君   二田  孝治君   船田   元君

古川  禎久君   古屋  圭司君   保坂   武君   保利  耕輔君

堀内  光雄君   馬渡  龍治君   牧原  秀樹君   増原  義剛君

松島 みどり君   松浪 健四郎君   松浪  健太君   松野  博一君

松本   純君   松本  文明君   松本  洋平君   三ッ林 隆志君

三ッ矢 憲生君   三原  朝彦君   御法川 信英君   水野  賢一君

宮腰  光寛君   宮澤  洋一君   宮路  和明君   宮下  一郎君

武藤  容治君   村上 誠一郎君   村田  吉隆君   望月  義夫君

茂木  敏充君   盛山  正仁君   森   英介君   森山   裕君

森山  眞弓君   やまぎわ大志郎君   矢野  隆司君   谷津  義男君

安井 潤一郎君   保岡  興治君   柳本  卓治君   山内  康一君

山口  俊一君   山口  泰明君   山崎   拓君   山中 あき子君

山本  明彦君   山本  公一君   山本  幸三君   山本   拓君

山本ともひろ君   山本  有二君   与謝野  馨君   吉川  貴盛君

吉田六左エ門君   吉野  正芳君   若宮  健嗣君   渡辺  具能君

渡辺  博道君   渡辺  喜美君   渡部   篤君   赤羽  一嘉君

赤松  正雄君   井上  義久君   伊藤   渉君   池坊  保子君

石井  啓一君   石田  祝稔君   上田   勇君   漆原  良夫君

江田  康幸君   遠藤  乙彦君   大口  善徳君   太田  昭宏君

神崎  武法君   佐藤  茂樹君   斉藤  鉄夫君   坂口   力君

田端  正広君   高木 美智代君   高木  陽介君   谷口  和史君

谷口  隆義君   富田  茂之君   西   博義君   東   順治君

福島   豊君   冬柴  鐵三君   古屋  範子君   桝屋  敬悟君

丸谷  佳織君

否とする議員の氏名

安住   淳君   赤松  広隆君   池田  元久君   石川  知裕君

石関  貴史君   泉   健太君   市村 浩一郎君   岩國  哲人君

内山   晃君   枝野  幸男君   小川  淳也君   小沢  鋭仁君

大串  博志君   大島   敦君   大畠  章宏君   太田  和美君

岡田  克也君   奥村  展三君   加藤  公一君   金田  誠一君

川内  博史君   川端  達夫君   河村 たかし君   菊田 真紀子君

北神  圭朗君   楠田  大蔵君   小平  忠正君   小宮山 洋子君

古賀  一成君   後藤   斎君   郡   和子君   近藤  昭一君

近藤  洋介君   佐々木 隆博君   笹木  竜三君   篠原   孝君

下条  みつ君   神風  英男君   末松  義規君   鈴木  克昌君

園田  康博君   田島  一成君   田嶋   要君   田名部 匡代君

田中 眞紀子君   田村  謙治君   高井  美穂君   高木  義明君

高山  智司君   武正  公一君   津村  啓介君   筒井  信隆君

寺田   学君   土肥  隆一君   中井   洽君   中川  正春君

仲野  博子君   長島  昭久君   長妻   昭君   長安   豊君

西村 智奈美君   野田  佳彦君   羽田   孜君   原口  一博君

伴野   豊君   平岡  秀夫君   平野  博文君   福田  昭夫君

藤村   修君   古川  元久君   古本 伸一郎君   細川  律夫君

細野  豪志君   馬淵  澄夫君   前田  雄吉君   前原  誠司君

牧   義夫君   松木  謙公君   松野  頼久君   松原   仁君

松本  大輔君   松本  剛明君   松本   龍君   三日月 大造君

三谷  光男君   三井  辨雄君   村井  宗明君   森本  哲生君

山岡  賢次君   山口   壯君   山田  正彦君   山井  和則君

柚木  道義君   吉田   泉君   笠   浩史君   鷲尾 英一郎君

渡辺   周君   渡部  恒三君   赤嶺  政賢君   石井  郁子君

笠井   亮君   穀田  恵二君   佐々木 憲昭君   志位  和夫君

塩川  鉄也君   高橋 千鶴子君   吉井  英勝君   阿部  知子君

菅野  哲雄君   照屋  寛徳君   日森  文尋君   保坂  展人君

西村  真悟君

     ――――◇―――――

加藤勝信君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 内閣提出、公認会計士法等の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。

議長(河野洋平君) 加藤勝信君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 公認会計士法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(河野洋平君) 公認会計士法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。財務金融委員長伊藤達也君。

    ―――――――――――――

 公認会計士法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔伊藤達也君登壇〕

伊藤達也君 ただいま議題となりました法律案につきまして、財務金融委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、監査業務の複雑化、高度化や公認会計士監査をめぐる不適正な事例を踏まえ、監査法人の業務の品質管理、ガバナンス、ディスクロージャーを強化するとともに、監査人の独立性を確保し、その地位を強化するほか、監査法人等に対する監督や監査法人等の責任のあり方を見直すものであります。

 本案は、去る五月二十四日当委員会に付託され、二十五日山本国務大臣から提案理由の説明を聴取した後、六月六日より質疑に入り、本日質疑を終局いたしました。次いで、採決いたしましたところ、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議が付されましたことを申し添えます。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時四十一分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       国務大臣  山本 有二君


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