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第6号 平成19年10月18日(木曜日)

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平成十九年十月十八日(木曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第六号

  平成十九年十月十八日

    午後一時開議

 第一 平成十七年度一般会計歳入歳出決算

    平成十七年度特別会計歳入歳出決算

    平成十七年度国税収納金整理資金受払計算書

    平成十七年度政府関係機関決算書

 第二 平成十七年度国有財産増減及び現在額総計算書

 第三 平成十七年度国有財産無償貸付状況総計算書

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員辞職の件

 裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙

 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙

 検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙

 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙

 国土審議会委員の選挙

 国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙

 日程第一 平成十七年度一般会計歳入歳出決算

      平成十七年度特別会計歳入歳出決算

      平成十七年度国税収納金整理資金受払計算書

      平成十七年度政府関係機関決算書

 日程第二 平成十七年度国有財産増減及び現在額総計算書

 日程第三 平成十七年度国有財産無償貸付状況総計算書


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    午後一時二分開議

議長(河野洋平君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員辞職の件

 裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件

議長(河野洋平君) お諮りいたします。

 裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員棚橋泰文君及び藤村修君から予備員を、また、裁判官訴追委員山岡賢次君及び山田正彦君から訴追委員を、裁判官訴追委員の予備員細川律夫君から予備員を、辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。

     ――――◇―――――

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙

 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙

 検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙

 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙

 国土審議会委員の選挙

 国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙

議長(河野洋平君) つきましては、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員並びに裁判官訴追委員及び同予備員の選挙を行うのでありますが、この際、あわせて、裁判官弾劾裁判所裁判員、検察官適格審査会委員及び同予備委員、日本ユネスコ国内委員会委員、国土審議会委員及び国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙を行います。

御法川信英君 各種委員等の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名され、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員、裁判官訴追委員の予備員の職務を行う順序については、議長において定められることを望みます。

議長(河野洋平君) 御法川信英君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。

 議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に与謝野馨君を指名いたします。

 また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に

      吉野 正芳君    望月 義夫君

   及び 古川 元久君

を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は、吉野正芳君を第一順位とし、望月義夫君を第二順位とし、古川元久君を第三順位といたします。

 次に、裁判官訴追委員に

      柳澤 伯夫君    横光 克彦君

   及び 前原 誠司君

を指名いたします。

 また、裁判官訴追委員の予備員に

      岩國 哲人君    柴山 昌彦君

   及び 谷口 和史君

を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は、岩國哲人君を第三順位とし、柴山昌彦君を第四順位とし、谷口和史君を第五順位といたします。

 次に、検察官適格審査会委員に

      谷津 義男君    太田 誠一君

   及び 筒井 信隆君

を指名いたします。

 また、

 葉梨康弘君を谷垣禎一君の予備委員に、

 近藤基彦君を太田誠一君の予備委員に、

 小宮山洋子君を筒井信隆君の予備委員に

指名いたします。

 なお、予備委員増原義剛君は谷津義男君の予備委員といたします。

 次に、日本ユネスコ国内委員会委員に

      小渕 優子君 及び 末松 義規君

を指名いたします。

 次に、国土審議会委員に

      野田 佳彦君 及び 近藤 昭一君

を指名いたします。

 次に、国土開発幹線自動車道建設会議委員に

      伊吹 文明君    二階 俊博君

      谷垣 禎一君 及び 山本 有二君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

 日程第一 平成十七年度一般会計歳入歳出決算

      平成十七年度特別会計歳入歳出決算

      平成十七年度国税収納金整理資金受払計算書

      平成十七年度政府関係機関決算書

 日程第二 平成十七年度国有財産増減及び現在額総計算書

 日程第三 平成十七年度国有財産無償貸付状況総計算書

議長(河野洋平君) 日程第一、平成十七年度一般会計歳入歳出決算、平成十七年度特別会計歳入歳出決算、平成十七年度国税収納金整理資金受払計算書、平成十七年度政府関係機関決算書、日程第二、平成十七年度国有財産増減及び現在額総計算書、日程第三、平成十七年度国有財産無償貸付状況総計算書、右各件を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。決算行政監視委員長枝野幸男君。

    ―――――――――――――

    〔報告書は本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔枝野幸男君登壇〕

枝野幸男君 ただいま議題となりました平成十七年度決算外二件につきまして、決算行政監視委員会の審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 まず、決算等の概要について申し上げます。

 一般会計決算額は、歳入八十九兆円余、歳出八十五兆五千億円余であり、特別会計決算総額は、歳入四百五十二兆一千億円余、歳出四百一兆一千億円余であります。国税収納金整理資金は、収納済額六十兆六千億円余、一般会計の歳入への組み入れ額等五十九兆九千億円余であり、政府関係機関決算総額は、収入四兆七千億円余、支出四兆一千億円余であります。

 次に、国有財産増減及び現在額総計算書の年度末現在額は、八十五兆二千億円余であり、国有財産無償貸付状況総計算書の年度末現在額は、一兆円余であります。

 本委員会におきましては、第百六十五回国会において概要説明を聴取し、第百六十六回国会において、総括質疑、分科会審査、重点事項審査、全般的審査を行い、今国会において、去る十二日締めくくり総括質疑を行った後、委員長から平成十七年度決算に関する議決案を提出いたしました。

 以下、議決案の内容を申し上げます。

  本院は、平成十七年度決算について、予算執行の実績とその効果、会計検査院の検査報告などに重点を置いて審議を行ってきたが、さらに改善を要するものが認められるのは遺憾である。

 一 予算の執行状況などからみて、所期の目的が十分達成されるよう、なお一層の努力を要する事項などが見受けられる。

   次の事項がその主なものであるが、政府は、これらについて特に留意して適切な措置を執り、その結果を次の常会に本院に報告すべきである。

  1 国の財政は、公債残高が年々増加の一途を辿り、非常に厳しい状況にある。二〇一一年度には国と地方の基礎的財政収支を確実に黒字化する財政健全化の目標に向け、歳出の水準を一層厳しく抑制していくべきである。また、財政融資資金の貸付残高の圧縮及び特別会計等における国の資産の適正規模への圧縮に取り組んでいくべきである。さらに、多額の剰余金が問題となっている農業経営基盤強化措置特別会計においては、農業改良資金貸付金の貸付実績及び見通し等を精査の上、剰余金について一会計への繰り入れ等の措置を講ずるべきである。

  2 国民の医療に対する信頼確保と良質な医療提供体制の実現に向け、適正な医療費の在り方を検討するとともに、病院勤務医の勤務環境の改善、医師の地域偏在の解消、小児科医や産科医の適正配置、救急医療体制の充実強化等に全力で取り組むべきである。また、看護職員の確保に向けた処遇改善、離職防止、再就業支援等の施策の計画的な実施、助産師の活用促進に向けた対策の充実に努めるべきである。さらに、本年施行された「がん対策基本法」については、基本理念を十分踏まえ、がん予防及び早期発見の推進、がん医療の均てん化、研究の推進等に万全を期すべきである。

  3 公的年金制度に対する国民の信頼の回復を図るため、社会保険庁による年金記録の管理実態、納付記録の確認、基礎年金番号を用いての把握がなされていない記録等の調査を徹底して実施するとともに、納付記録の消失や支給漏れの防止に向けた年金記録の管理体制強化に万全を期すべきである。

  4 近年、地域の財政力や家庭の経済力の格差により、子どもの教育環境格差が広がっている。一方、高等教育機関に対しては、質の高い教育研究に向けた適正かつ効果的な財政支援が求められている。ついては、奨学金の充実等へ向けた取組みを一層推進するとともに、これら個人への助成と大学等への助成との適切なバランスによる財政支出に取り組むべきである。また、子どものいじめが原因と考えられる自殺が深刻化していることから、いじめ等問題行動に対し、実態把握に努め、政府、家庭、学校等がそれぞれの役割を果たし、一体となって取り組むべきである。

  5 文化財は、国民の貴重な財産であり、我が国の歴史、伝統、文化等の理解のために欠くことができないものである。経済の発展や開発が進む中で、歴史的建造物・史跡等の文化財とその周辺環境の保存及び活用を図るため、都市行政等他分野との施策の連携を図ることに努めるべきである。

  6 天下りを背景とした官製談合事件が相次いで発生している。ついては、一般競争入札の範囲を拡大するなど、入札・契約手続の透明性・客観性、競争性を確保するための改革を進めるとともに、事実関係について、職員の再就職状況を含め徹底した調査を行い、官製談合事件の再発防止に万全を期すべきである。また、談合等の弊害となる天下りをなくす措置を含む公務員制度改革を実現すべきである。

  7 郵政民営化については、今後、民間の創意工夫による様々なサービスの提供を国民が享受できるよう環境整備作りに努める一方、当面の間、国の出資が残ることに鑑み、ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の業務範囲については、他の金融機関とのイコールフッティングの状況や両社の経営状況等を勘案し適切に対応していくべきである。また、地方においてサービスが維持されるよう対応すべきである。

  8 地方自治体が自立し、責任を持って行政サービスを提供するため、地方分権改革推進法等を通じて国と地方の役割を明確に分担し、これに基づき国から地方に事務事業、権限及び財源を移譲するなど、地域格差に留意しつつ国と地方の税財政の関係を根本的に見直す改革を推進すべきである。

  9 公会計制度においては、国民に対して国の財政事情を分かりやすく開示し、財政の透明性・一覧性を向上させるとともに財務情報を予算編成に活用し、予算の効率化・適正化につなげることなどが求められている。また、政策評価制度においては、その充実及び政策への反映を通じて、効率的で質の高い行政を実現させることが求められている。政府は、これら制度の一層の充実を図ることにより、国民への説明責任の徹底など国民本位の行政に向けた取組みを推進すべきである。

 二 会計検査院が検査報告で指摘した不当事項については、本院もこれを不当と認める。

   政府は、これらの指摘事項について、それぞれ是正の措置を講じるとともに、綱紀を粛正して、今後再びこのような不当事項が発生することのないよう万全を期すべきである。

 三 決算のうち、前記以外の事項については異議がない。

  政府は、今後予算の作成及び執行に当たっては、本院の決算審議の経過と結果を十分考慮して、行財政改革を強力に推進し、財政運営の健全化、行政の活性化・効率化を図るとともに、政策評価等の実施を通じた効果的かつ効率的な行政を推進し、もって国民の信託にこたえるべきである。

 以上が、議決案の内容であります。

 次いで、採決を行った結果、平成十七年度決算は多数をもって議決案のとおり議決すべきものと決しました。

 次に、国有財産増減及び現在額総計算書並びに国有財産無償貸付状況総計算書につき採決を行った結果、いずれも多数をもって是認すべきものと議決いたしました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) これより採決に入ります。

 まず、日程第一の各件を一括して採決いたします。

 各件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(河野洋平君) 起立多数。よって、各件とも委員長報告のとおり議決いたしました。

 次に、日程第二につき採決いたします。

 本件の委員長の報告は是認すべきものと決したものであります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(河野洋平君) 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり議決いたしました。

 次に、日程第三につき採決いたします。

 本件の委員長の報告は是認すべきものと決したものであります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(河野洋平君) 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり議決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時十八分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       財務大臣  額賀福志郎君


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