衆議院

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第1号 平成22年1月18日(月曜日)

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平成二十二年一月十八日(月曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第一号

  平成二十二年一月十八日

    午前十時開議

 第一 議席の指定

    …………………………………

  一 国務大臣の演説

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 日程第一 議席の指定

 災害対策を樹立するため委員四十人よりなる災害対策特別委員会、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する調査を行うため委員四十人よりなる政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会、沖縄及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五人よりなる沖縄及び北方問題に関する特別委員会、青少年問題の総合的な対策を確立するため委員二十五人よりなる青少年問題に関する特別委員会、北朝鮮による拉致等に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため委員二十五人よりなる北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会及び消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策を樹立するため委員四十人よりなる消費者問題に関する特別委員会を設置するの件(議長発議)

 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等の諸問題を調査するため委員四十五人よりなる海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会を設置するの件(議長発議)

 菅財務大臣の財政についての演説


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    午後零時三分開議

議長(横路孝弘君) 諸君、第百七十四回国会は本日召集されました。

 これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 日程第一 議席の指定

議長(横路孝弘君) 日程第一、議席の指定を行います。

 衆議院規則第十四条によりまして、諸君の議席は、議長において、ただいまの仮議席のとおりに指定いたします。

     ――――◇―――――

 特別委員会設置の件

議長(横路孝弘君) 特別委員会の設置につきお諮りいたします。

 災害対策を樹立するため委員四十人よりなる災害対策特別委員会

 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する調査を行うため委員四十人よりなる政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会

 沖縄及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五人よりなる沖縄及び北方問題に関する特別委員会

 青少年問題の総合的な対策を確立するため委員二十五人よりなる青少年問題に関する特別委員会

 北朝鮮による拉致等に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため委員二十五人よりなる北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

及び

 消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策を樹立するため委員四十人よりなる消費者問題に関する特別委員会

を設置いたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決まりました。

 次に、海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等の諸問題を調査するため委員四十五人よりなる海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会を設置いたしたいと存じます。これに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、そのとおり決まりました。

 ただいま議決されました七特別委員会の委員は追って指名いたします。

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) 御報告することがあります。

 永年在職議員として表彰された元議員武藤嘉文君は、昨年十一月四日逝去されました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。

 武藤嘉文君に対する弔詞は、議長において昨年十二月一日既に贈呈いたしております。これを朗読いたします。

    〔総員起立〕

 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰され しばしば国務大臣の重任にあたられた正三位勲一等武藤嘉文君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 永年在職議員として表彰された元議員矢追秀彦君は、昨年十二月十二日逝去されました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。

 矢追秀彦君に対する弔詞は、議長において昨年十二月二十七日既に贈呈いたしております。これを朗読いたします。

    〔総員起立〕

 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰された矢追秀彦君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) この際、暫時休憩いたします。

    午後零時七分休憩

     ――――◇―――――

    午後二時三分開議

議長(横路孝弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

     ――――◇―――――

 国務大臣の演説

議長(横路孝弘君) 財務大臣から財政について発言を求められております。これを許します。財務大臣菅直人君。

    〔国務大臣菅直人君登壇〕

国務大臣(菅直人君) このたび財務大臣を拝命いたしました菅直人でございます。

 これまでも、副総理兼国家戦略担当大臣として、藤井前大臣とともに、予算編成及び税制改正を初めとする経済財政運営に携わってまいりましたが、引き続き鳩山内閣の一員として、政治主導、国民主導の新しい行政を実現し、国民生活に安心と活力をもたらすため、全力で取り組んでまいりたいと考えております。

 先般発生したハイチにおける地震により亡くなられた方々とその御遺族に対して深く哀悼の意をあらわすとともに、被災者の方々に対して謹んでお見舞いを申し上げます。我が国としては、既に、五百万ドルを上限とする緊急無償資金協力を行うことを表明するとともに、国際緊急援助隊を派遣したところですが、今後とも、国際社会と協力しつつ、ハイチの復旧復興に向けて積極的に取り組んでまいります。

 さて、さきに決定されました明日の安心と成長のための緊急経済対策を受けて、今般、平成二十一年度第二次補正予算を提出することとなりました。その審議をお願いするに当たり、補正予算の大要について御説明いたします。

 まず、最近の経済情勢と緊急経済対策について申し述べます。

 我が国経済は、リーマン・ブラザーズ経営破綻以降、急激な景気後退を経験いたしました。経済の現状は、持ち直してきているものの、自律性に乏しく、いまだ厳しい状況にあります。

 先行きについても、雇用情勢の一層の悪化やデフレなどのリスクが存在し、経済が民需主導の力強い成長経路に復帰するための基盤は依然として脆弱であります。

 こうした経済情勢を踏まえ、昨年十二月、政府は緊急経済対策を決定いたしました。本対策においては、雇用、環境、景気を主要な分野と位置づけ、できる限り財政に依存せず最大限の効果を生む対策とする方針のもと、現下の経済情勢へ緊急に対応するとともに、中期的な成長力の強化を図ることとしております。

 こうした観点から、雇用においては、雇用調整助成金の支給要件を緩和するとともに、介護、医療等の重点分野における雇用を創造いたします。また、雇用保険制度の機能強化に取り組みます。

 環境においては、家電エコポイント制度の改善や環境対応車への購入補助の延長等を実施いたします。

 景気においては、景気対応緊急保証を創設するとともに、セーフティーネット貸し付けを延長、拡充いたします。

 加えて、高齢者医療制度の負担軽減措置の継続を初めとする生活の安心確保や、地方公共団体によるきめ細かなインフラ整備等の支援及び国税収入の減少に伴う交付税減少額の補てん等といった地方支援にも取り組むこととしております。

 あわせて、金をかけず知恵を出すとの観点から、住宅版エコポイント制度の創設や住宅金融の拡充等といった、財政支出に比して事業規模の大きい事業を実施するとともに、保育分野や環境・エネルギー分野での制度・規制改革等に取り組んでまいります。

 こうした対策の効果等を背景に、景気が持ち直していくことが期待されます。政府は、デフレを克服し、景気回復を確実なものとしていくよう取り組んでまいります。

 次に、今般提出いたしました平成二十一年度第二次補正予算の大要について御説明いたします。

 まず、歳出面においては、緊急経済対策関連として、雇用について六千百四十億円、環境について七千七百六十八億円、景気について一兆五千七百四十二億円、生活の安心確保について七千八百四十九億円及び地方支援について三兆四千五百十五億円、合計七兆二千十三億円を計上しております。このほか、平成二十一年度第一次補正予算の執行の見直しによる執行停止額の減額二兆六千九百六十九億円を含む既定経費の削減等を行うこととしております。

 他方、歳入面においては、租税等について課税実績や企業収益の動向等を勘案し、九兆二千四百二十億円の減収等を見込んでおります。

 以上によってなお不足する歳入については、やむを得ざる措置として九兆三千四百二十億円の公債の追加発行を行うこととしております。今回の措置により、平成二十一年度の公債発行額は五十三兆四千五百五十億円となり、公債依存度は五二・一%となります。

 この結果、平成二十一年度一般会計第二次補正後の予算の総額は、一般会計第一次補正後予算に対し歳入歳出とも八百四十六億円増加し、百二兆五千五百八十二億円となります。

 また、一般会計補正予算等に関連して、特別会計予算についても所要の補正を行うこととしております。

 以上、平成二十一年度第二次補正予算の大要について御説明いたしました。

 現下の厳しい経済情勢に対応し、景気回復を確実にするためには、本補正予算及び関連法案の一刻も早い成立が必要であります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。(拍手)

     ――――◇―――――

高山智司君 国務大臣の演説に対する質疑は延期し、明十九日午後一時から本会議を開きこれを行うこととし、本日はこれにて散会されることを望みます。

議長(横路孝弘君) 高山智司君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後二時十二分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       内閣総理大臣  鳩山由紀夫君

       財務大臣  菅  直人君

       総務大臣  原口 一博君

       法務大臣  千葉 景子君

       外務大臣  岡田 克也君

       文部科学大臣  川端 達夫君

       厚生労働大臣  長妻  昭君

       農林水産大臣  赤松 広隆君

       経済産業大臣  直嶋 正行君

       国土交通大臣  前原 誠司君

       環境大臣  小沢 鋭仁君

       防衛大臣  北澤 俊美君

       国務大臣  亀井 静香君

       国務大臣  仙谷 由人君

       国務大臣  中井  洽君

       国務大臣  平野 博文君

       国務大臣  福島みずほ君


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