衆議院

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第15号 平成23年12月6日(火曜日)

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平成二十三年十二月六日(火曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第八号

  平成二十三年十二月六日

    午後一時開議

 第一 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 第二 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 第三 原子力の開発及び平和的利用における協力のための日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 第四 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とヨルダン・ハシェミット王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出、参議院送付)

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案(鳩山由紀夫君外十九名提出)

 日程第一 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 日程第二 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 日程第三 原子力の開発及び平和的利用における協力のための日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 日程第四 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とヨルダン・ハシェミット王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出、参議院送付)

 復興庁設置法案(内閣提出)


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    午後一時三分開議

議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

小宮山泰子君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。

 鳩山由紀夫君外十九名提出、第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

議長(横路孝弘君) 小宮山泰子さんの動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、日程第一に先立ち追加されました。

    ―――――――――――――

 第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案(鳩山由紀夫君外十九名提出)

議長(横路孝弘君) 第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案を議題といたします。

 提出者の趣旨弁明を許します。鳩山由紀夫君。

    ―――――――――――――

 第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔鳩山由紀夫君登壇〕

鳩山由紀夫君 ただいま議題となりました第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案につきまして、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会、公明党、社会民主党・市民連合、みんなの党、国民新党・新党日本、たちあがれ日本、国益と国民の生活を守る会を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。(発言する者あり)

議長(横路孝弘君) 静粛に願います。

鳩山由紀夫君(続) 案文を朗読いたします。

    第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案

  我が国において、一九六四年の東京オリンピック以来となるオリンピック夏季競技大会及びパラリンピック競技大会を開催することは、今般成立したスポーツ基本法の趣旨に沿うものであって、国際親善とスポーツ振興、共生社会の実現にとって極めて意義深いものである。また、東日本大震災からの復興の途上にある我が国にとって、両大会の招致と開催の成功は、国民に希望を与えるとともに、世界に対する復興の証となる。

  来る二〇二〇年の第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会を東京都に招致するため、政府、国会が一体となり、内外における招致活動及びスポーツ外交を強力に推進するとともに、国を挙げて、必要となる支援や競技環境等その準備態勢を整備すべきである。

  右決議する。

以上であります。

 オリンピック競技大会は、世界各国のスポーツの発展とともに、スポーツを通じて民族の相互理解を深め、世界平和への貢献に輝かしい成果を上げてきました。

 本年八月三十日、東京都は国際オリンピック委員会に立候補届を提出いたしました。この第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会には、世界の六都市が立候補しており、来年五月、国際オリンピック委員会理事会において正式立候補都市を選出し、再来年九月七日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催される国際オリンピック委員会総会において、この正式立候補都市の中から開催都市が決定される運びとなっております。

 スポーツは、万国共通のルールのもとで行われるものであり、国際間の相互理解の促進に大きく寄与するとともに、青少年に夢と感動を与えるものであります。また、パラリンピック競技大会は、障害者の自立と社会参加を促し、共生社会の実現につながるものであります。

 世界の平和と繁栄に積極的に貢献する国づくりを進めるとともに、東日本大震災からの復興と、世界の皆様からいただいた支援に対する感謝の念を示すためにも、第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の東京招致について、国を挙げて強力に運動を展開していかなければなりません。

 さらに、東京、札幌、長野大会と同様に、オリンピック精神を最高度に発揮する大会が開催されますよう、今般成立したスポーツ基本法の趣旨に沿い、政府、地方自治体及び民間が一体となって、万全の受け入れ態勢を確立すべきであります。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。

 この際、文部科学大臣から発言を求められております。これを許します。文部科学大臣中川正春君。

    〔国務大臣中川正春君登壇〕

国務大臣(中川正春君) ただいまの御決議に対して所信を申し述べます。

 第三十二回オリンピック競技大会、第十六回パラリンピック競技大会を東京都に招致し、我が国において再びオリンピック競技大会、パラリンピック競技大会が開催されますことは、国際親善とスポーツ振興にとってまことに有意義であり、また、東日本大震災からの復興と、世界からの支援への感謝の気持ちを世界に示すものとなると思います。

 政府といたしましても、ただいまの御決議の趣旨を十分尊重いたしまして、スポーツ基本法を踏まえ、招致の実現並びに準備態勢の整備に最善の努力を払ってまいる所存でございます。

 以上です。(拍手)

     ――――◇―――――

 日程第一 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 日程第二 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 日程第三 原子力の開発及び平和的利用における協力のための日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出)

 日程第四 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とヨルダン・ハシェミット王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十七回国会、内閣提出、参議院送付)

議長(横路孝弘君) 日程第一、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、日程第二、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、日程第三、原子力の開発及び平和的利用における協力のための日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、日程第四、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とヨルダン・ハシェミット王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、右四件を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。外務委員長田中眞紀子さん。

    ―――――――――――――

 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書

 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府と大韓民国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書

 原子力の開発及び平和的利用における協力のための日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書

 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とヨルダン・ハシェミット王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔田中眞紀子君登壇〕

田中眞紀子君 ただいま議題となりました四件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 日ロ原子力協定は、平成二十一年五月十二日に東京において、日韓原子力協定は、平成二十二年十二月二十日に東京において、日・ベトナム原子力協定は、本年一月二十日にハノイにおいて、日・ヨルダン原子力協定は、平成二十二年九月十日にアンマンにおいて署名されました。

 原子力協定四件はそれぞれ、ロシア、韓国、ベトナム及びヨルダンとの間で、原子力の平和的利用に関する協力のための法的枠組みについて定めるものであります。

 日ロ、日韓及び日・ベトナムの原子力協定三件は、第百七十七回国会に提出され、継続審査となっていたものであり、また、日・ヨルダン原子力協定は、第百七十六回国会で、本院承認後、参議院において審議未了となり、第百七十七回国会に改めて提出されたもので、三月三十一日に参議院から送付され、四月十二日外務委員会に付託され、八月十日松本前外務大臣から提案理由の説明を聴取し、同月二十四日参考人から意見を聴取いたしましたが、その後、継続審査となっていたものであります。

 今国会におきましては、十一月三十日、日ロ、日韓及び日・ベトナムの原子力協定三件について玄葉外務大臣から提案理由の説明を聴取し、日・ヨルダン原子力協定については提案理由の説明の聴取を省略いたしました。次いで、十二月二日、四件について、野田内閣総理大臣の出席のもと、質疑を行いました。質疑終局後、討論を行い、採決を行いました結果、四件はいずれも賛成多数をもって承認すべきものと議決した次第であります。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 四件を一括して採決いたします。

 四件を委員長報告のとおり承認するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、四件とも委員長報告のとおり承認することに決まりました。

     ――――◇―――――

小宮山泰子君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。

 内閣提出、復興庁設置法案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。

議長(横路孝弘君) 小宮山泰子さんの動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。

    ―――――――――――――

 復興庁設置法案(内閣提出)

議長(横路孝弘君) 復興庁設置法案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。東日本大震災復興特別委員長古賀一成君。

    ―――――――――――――

 復興庁設置法案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔古賀一成君登壇〕

古賀一成君 ただいま議題となりました法律案につきまして、東日本大震災復興特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、東日本大震災復興基本法に基づき、東日本大震災からの復興を円滑かつ迅速に推進するため、復興に関する施策の企画立案及び総合調整並びに実施に関する事務等を所掌する復興庁を設置するものであります。

 本案は、去る十一月二十四日、本会議で趣旨説明及び質疑が行われた後、本委員会に付託されました。

 本委員会では、十二月二日、平野東日本大震災復興担当大臣から提案理由の説明を聴取し、質疑に入りました。次いで、昨五日質疑を行い、本日、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会、公明党、国民新党・新党日本及びたちあがれ日本の五党派共同提案により修正案が提出されました。

 その修正案の内容は、復興庁の所掌事務に、復興に関する行政各部の事業を統括・監理すること及び復興庁が復興に関する事業の予算を一括して要求し、確保することなどの事務を追加すること、関係行政機関の長は、復興大臣の勧告を十分に尊重しなければならないこと、復興庁に、副大臣二人を置くほか、他の府省の副大臣をもって充てられる副大臣を置くことができること、復興庁に、大臣政務官三人を置くこととしていた条項を削除し、他の府省の大臣政務官をもって充てられる大臣政務官を置くことができることなどであります。

 次いで、同修正案の提出者から趣旨の説明を聴取し、原案及び修正案について野田内閣総理大臣及び関係大臣並びに修正案提出者に質疑を行い、質疑終了後、みんなの党から修正案が提出され、趣旨の説明を聴取いたしました。

 次いで、採決を行った結果、みんなの党提案による修正案は賛成少数をもって否決され、次いで、五党派共同提案による修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。

 なお、本案に対し附帯決議が付されました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時十九分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       外務大臣    玄葉光一郎君

       文部科学大臣  中川 正春君

       国務大臣    平野 達男君


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