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第16号 平成24年4月17日(火曜日)

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平成二十四年四月十七日(火曜日)

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  平成二十四年四月十七日

    午後一時 本会議

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本日の会議に付した案件

 日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案(小平忠正君外十六名提出)

 裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件

 裁判官訴追委員辞職の件

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙

 裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員の順序

 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙

 裁判官訴追委員の予備員の順序

 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙


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    午後一時二分開議

議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) この際、御紹介申し上げます。

 ただいまヴィクトル・バローハ・ウクライナ非常事態大臣が外交官傍聴席にお見えになっておりますので、諸君とともに心から歓迎申し上げます。

    〔拍手〕

     ――――◇―――――

太田和美君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 小平忠正君外十六名提出、日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

議長(横路孝弘君) 太田和美さんの動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案(小平忠正君外十六名提出)

議長(横路孝弘君) 日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案を議題といたします。

 提出者の趣旨弁明を許します。遠藤乙彦君。

    ―――――――――――――

 日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔遠藤乙彦君登壇〕

遠藤乙彦君 公明党の遠藤乙彦でございます。

 私は、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会、公明党、日本共産党、新党きづな、社会民主党・市民連合、みんなの党、国民新党、新党大地・真民主、たちあがれ日本を代表いたしまして、ただいま議題となりました日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 案文の朗読をもちまして趣旨の説明にかえさせていただきます。

    日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ友好関係の増進に関する決議案

  一九九一年のソ連邦崩壊に伴い長い歴史と豊かな伝統を誇るウクライナが独立国として新たに誕生し、翌一九九二年、日本との間で外交関係を樹立してから本年で二十周年を迎えた。まことに慶賀にたえない。

  一九九四年、ウクライナは当時世界第三位といわれた膨大な核兵器を廃棄するという英断を行い、唯一の被爆国として核軍縮・不拡散分野の先頭に立ち、「核兵器のない世界」を目指してきた我が国と協力を進めてきた。また、一九八六年に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故に際し、本院は適切な措置を講ずることを日本政府に求める本会議決議を行い、我が国政府は原子力の安全確保や被災地域を対象とした支援を実施するなど、両国は一貫して友好協力関係を育んできた。

  かかる二国間関係を背景とし、昨年の東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故に際しては、ウクライナ政府及びウクライナ国民から多大の支援と心温まるお見舞いを戴いた。これが被災者をはじめとする我が国国民に与えた勇気と感銘は、日ウクライナ関係に新たな一ページを記すものであり、本院は改めてウクライナに対し衷心より感謝の意を表する次第である。

  深刻な原子力災害を経験した両国が、事故後の緊急対応・復旧について共有する知見は、単に両国の利益となるにとどまらず、国際社会の公共財ともなり得るものである。かかる観点から本院の中から、「原子力発電所における事故へのその後の対応を推進するための協力に関する日本国政府とウクライナ政府との間の協定」の締結の必要性が指摘され、今般、協定締結の運びとなったことは誠に有意義かつ画期的なことである。本院は同協定の下で日ウクライナ協力が更に密接かつ強力に進められることを期待する。

  ここに本院は、日ウクライナ外交関係樹立二十周年に当たり、今後とも日本及びウクライナ両国が信頼関係に基づくパートナーとして、国際社会の平和と発展のために最大限の努力を傾注することを切望してやまないものである。

  右決議する。

以上であります。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案を可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。(拍手)

 この際、内閣総理大臣から発言を求められております。これを許します。内閣総理大臣野田佳彦君。

    〔内閣総理大臣野田佳彦君登壇〕

内閣総理大臣(野田佳彦君) ただいまの御決議に対して、所信を申し述べます。

 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を十分に体しまして、原子力発電所事故後の対応に関する協力を含めた日ウクライナ関係を一層緊密なものへと発展させ、世界の平和と安定を実現すべく、最大限の努力を払っていく考えであります。(拍手)

     ――――◇―――――

 裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件

 裁判官訴追委員辞職の件

議長(横路孝弘君) お諮りいたします。

 裁判官弾劾裁判所裁判員西村智奈美さんから裁判員を、また、裁判官訴追委員大島敦君から訴追委員を、辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。

     ――――◇―――――

 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙

 裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員の順序

 裁判官訴追委員及び同予備員の選挙

 裁判官訴追委員の予備員の順序

 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙

議長(横路孝弘君) つきましては、裁判官弾劾裁判所裁判員及び裁判官訴追委員の選挙を行うのでありますが、この際、あわせて、日本ユネスコ国内委員会委員の選挙を行います。

太田和美君 各種委員等の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名されることを望みます。

議長(横路孝弘君) 太田和美さんの動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。

 議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に大谷信盛君を指名いたします。

 ただいま指名いたしました大谷信盛君は裁判員の予備員でありましたので、この際、新たに裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に佐々木隆博君を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は、津村啓介君、田名部匡代さん、柴山昌彦君、佐々木隆博君の順序といたします。

 次に、裁判官訴追委員に松本大輔君を指名いたします。

 ただいま指名いたしました松本大輔君は訴追委員の予備員でありましたので、この際、新たに裁判官訴追委員の予備員に村越祐民君を指名いたします。

 なお、予備員の職務を行う順序は、山花郁夫君、和田隆志君、楠田大蔵君、稲田朋美さん、村越祐民君の順序といたします。

 次に、日本ユネスコ国内委員会委員に笠浩史君を指名いたします。

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時十一分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       内閣総理大臣  野田 佳彦君


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