衆議院

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第18号 平成27年4月21日(火曜日)

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平成二十七年四月二十一日(火曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第十二号

  平成二十七年四月二十一日

    正午開議

 第一 議長辞任の件

 第二 常任委員長の選挙

 第三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第四 文部科学省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第五 水防法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 日程第一 議長辞任の件

 議長の選挙

 日程第二 常任委員長の選挙

 日程第三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第四 文部科学省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第五 水防法等の一部を改正する法律案(内閣提出)


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    午後零時二分開議

副議長(川端達夫君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 日程第一 議長辞任の件

副議長(川端達夫君) 日程第一、議長辞任の件につきお諮りいたします。

 昨二十日、議長町村信孝君から、今般、一身上の都合により衆議院議長を辞任いたしたいので御許可願いたい旨の辞任願が提出されております。

    ―――――――――――――

    辞任願

 今般一身上の都合により衆議院議長を辞任いたしたいので御許可願います

   平成二十七年四月二十日

          衆議院議長 町村 信孝

  衆議院副議長 川端 達夫殿

    ―――――――――――――

副議長(川端達夫君) 町村信孝君の議長辞任の件を許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

副議長(川端達夫君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。

     ――――◇―――――

 議長の選挙

副議長(川端達夫君) つきましては、これより議長の選挙を行います。

 選挙の手続につきましては、衆議院規則によることといたします。なお、念のため申し上げますと、投票は単記無名投票であります。お手元に配付の投票用紙に被選人の氏名を記載し、木札の名刺を添えて持参されることを望みます。

 これより点呼を命じます。

    〔参事氏名を点呼〕

    〔各員投票〕

副議長(川端達夫君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。

 これより名刺及び投票の計算並びに投票の点検を命じます。

    〔参事名刺及び投票を計算、投票を点検〕

副議長(川端達夫君) 投票総数四百六十七。名刺の数もこれと符合しております。

 本投票の過半数は二百三十四であります。

 投票中、白票が一票あります。これは当然無効であります。

 投票の結果を事務総長から報告させます。

    〔事務総長報告〕

          大島 理森君 四百六十六

           ほかに無効     一

副議長(川端達夫君) 右の結果、衆議院規則第八条により、大島理森君が議長に当選されました。

    〔拍手〕

    ―――――――――――――

議長選挙投票者の氏名

あかま 二郎君   あべ  俊子君   安倍  晋三君   逢沢  一郎君

青山  周平君   赤枝  恒雄君   赤澤  亮正君   秋葉  賢也君

秋元   司君   秋本  真利君   麻生  太郎君   穴見  陽一君

甘利   明君   安藤   裕君   井野  俊郎君   井上  信治君

井上  貴博君   井林  辰憲君   伊東  良孝君   伊藤 信太郎君

伊藤  忠彦君   伊藤  達也君   伊吹  文明君   池田  道孝君

池田  佳隆君   石川  昭政君   石崎   徹君   石田  真敏君

石破   茂君   石原  伸晃君   石原  宏高君   稲田  朋美君

今枝 宗一郎君   今津   寛君   今村  雅弘君   岩田  和親君

岩屋   毅君   うえの賢一郎君   江崎  鐵磨君   江渡  聡徳君

江藤   拓君   衛藤 征士郎君   遠藤  利明君   小倉  將信君

小此木 八郎君   小里  泰弘君   小田原  潔君   小野寺 五典君

小渕  優子君   尾身  朝子君   越智  隆雄君   大岡  敏孝君

大串  正樹君   大隈  和英君   大島  理森君   大塚  高司君

大塚   拓君   大西  英男君   大西  宏幸君   大野 敬太郎君

大見   正君   岡下  昌平君   奥野  信亮君   鬼木   誠君

加藤  鮎子君   加藤  勝信君   加藤  寛治君   梶山  弘志君

勝沼  栄明君   勝俣  孝明君   門   博文君   門山  宏哲君

金子  一義君   金子 万寿夫君   金子 めぐみ君   金子  恭之君

金田  勝年君   上川  陽子君   神谷   昇君   神山  佐市君

亀岡  偉民君   鴨下  一郎君   川崎  二郎君   河井  克行君

河村  建夫君   神田  憲次君   菅家  一郎君   木内   均君

木原  誠二君   木原   稔君   木村  太郎君   木村  弥生君

城内   実君   黄川田 仁志君   岸   信夫君   岸田  文雄君

北川  知克君   北村  茂男君   北村  誠吾君   工藤  彰三君

熊田  裕通君   小池 百合子君   小泉 進次郎君   小島  敏文君

小林  鷹之君   小林  史明君   小松   裕君   古賀   篤君

後藤  茂之君   後藤田 正純君   河野  太郎君   高村  正彦君

國場 幸之助君   今野  智博君   左藤   章君   佐々木  紀君

佐田 玄一郎君   佐藤   勉君   佐藤 ゆかり君   齋藤   健君

斎藤  洋明君   坂井   学君   坂本  哲志君   櫻田  義孝君

笹川  博義君   塩崎  恭久君   塩谷   立君   柴山  昌彦君

島田  佳和君   下村  博文君   白石   徹君   白須賀 貴樹君

新谷  正義君   新藤  義孝君   菅   義偉君   菅原  一秀君

助田  重義君   鈴木  馨祐君   鈴木  俊一君   鈴木  淳司君

鈴木  憲和君   鈴木  隼人君   瀬戸  隆一君   関   芳弘君

薗浦 健太郎君   田所  嘉徳君   田中  和徳君   田中  英之君

田中  良生君   田野瀬 太道君   田畑  裕明君   田村  憲久君

平   将明君   高市  早苗君   高木   毅君   高木  宏壽君

高鳥  修一君   高橋 ひなこ君   竹下   亘君   竹本  直一君

武井  俊輔君   武田  良太君   武部   新君   橘  慶一郎君

棚橋  泰文君   谷   公一君   谷垣  禎一君   谷川  とむ君

谷川  弥一君   津島   淳君   辻   清人君   土屋  品子君

土屋  正忠君   寺田   稔君   とかしきなおみ君   土井   亨君

冨樫  博之君   渡海 紀三朗君   冨岡   勉君   豊田 真由子君

中川  俊直君   中川  郁子君   中谷   元君   中谷  真一君

中村  裕之君   中山  展宏君   中山  泰秀君   永岡  桂子君

長尾   敬君   長坂  康正君   長島  忠美君   二階  俊博君

丹羽  秀樹君   丹羽  雄哉君   西川  公也君   西村  明宏君

西村  康稔君   西銘 恒三郎君   額賀 福志郎君   根本   匠君

根本  幸典君   野田  聖子君   野田   毅君   野中   厚君

葉梨  康弘君   萩生田 光一君   橋本   岳君   橋本  英教君

馳    浩君   鳩山  邦夫君   浜田  靖一君   林   幹雄君

原田  憲治君   原田  義昭君   比嘉 奈津美君   平井 たくや君

平沢  勝栄君   ふくだ 峰之君   福井   照君   福田  達夫君

福山   守君   藤井 比早之君   藤丸   敏君   藤原   崇君

船田   元君   古川   康君   古川  禎久君   古田  圭一君

古屋  圭司君   星野  剛士君   細田  健一君   細田  博之君

堀井   学君   堀内  詔子君   前川   恵君   前田  一男君

牧島 かれん君   牧原  秀樹君   松島 みどり君   松野  博一君

松本   純君   松本  文明君   松本  洋平君   三ッ林 裕巳君

三ッ矢 憲生君   三原  朝彦君   御法川 信英君   宮内  秀樹君

宮川  典子君   宮腰  光寛君   宮崎  謙介君   宮崎  政久君

宮澤  博行君   宮路  拓馬君   宮下  一郎君   武藤  貴也君

武藤  容治君   務台  俊介君   宗清  皇一君   村井  英樹君

村上 誠一郎君   望月  義夫君   茂木  敏充君   盛山  正仁君

森   英介君   森山   裕君   八木  哲也君   保岡  興治君

簗   和生君   山際 大志郎君   山口  俊一君   山口  泰明君

山口   壯君   山下  貴司君   山田  賢司君   山田  美樹君

山本  公一君   山本  幸三君   山本   拓君   山本ともひろ君

山本  有二君   吉川  貴盛君   吉野  正芳君   義家  弘介君

若狭   勝君   若宮  健嗣君   渡辺  孝一君   渡辺  博道君

安住   淳君   阿部  知子君   赤松  広隆君   荒井   聰君

泉   健太君   枝野  幸男君   小川  淳也君   緒方 林太郎君

大串  博志君   大島   敦君   大西  健介君   大畠  章宏君

逢坂  誠二君   岡田  克也君   岡本  充功君   奥野 総一郎君

金子  恵美君   神山  洋介君   菅   直人君   吉良  州司君

黄川田  徹君   菊田 真紀子君   岸本  周平君   黒岩  宇洋君

玄葉 光一郎君   小宮山 泰子君   小山  展弘君   後藤  祐一君

郡   和子君   近藤  昭一君   近藤  洋介君   佐々木 隆博君

階    猛君   篠原   孝君   鈴木  克昌君   鈴木  貴子君

田島  一成君   田嶋   要君   高木  義明君   武正  公一君

玉木 雄一郎君   津村  啓介君   辻元  清美君   寺田   学君

中川  正春君   中島  克仁君   中根  康浩君   長島  昭久君

長妻   昭君   西村 智奈美君   野田  佳彦君   原口  一博君

伴野   豊君   平野  博文君   福島  伸享君   福田  昭夫君

古川  元久君   古本 伸一郎君   細野  豪志君   馬淵  澄夫君

前原  誠司君   松原   仁君   松本  剛明君   宮崎  岳志君

本村 賢太郎君   山尾 志桜里君   山井  和則君   柚木  道義君

横路  孝弘君   笠   浩史君   鷲尾 英一郎君   渡辺   周君

足立  康史君   青柳 陽一郎君   井坂  信彦君   井出  庸生君

井上  英孝君   伊東  信久君   石関  貴史君   今井  雅人君

浦野  靖人君   江田  憲司君   遠藤   敬君   小熊  慎司君

小沢  鋭仁君   太田  和美君   落合  貴之君   柿沢  未途君

河野  正美君   木内  孝胤君   木下  智彦君   坂本 祐之輔君

重徳  和彦君   篠原   豪君   下地  幹郎君   鈴木  義弘君

高井  崇志君   谷畑   孝君   馬場  伸幸君   初鹿  明博君

牧   義夫君   升田 世喜男君   松木けんこう君   松田  直久君

松浪  健太君   松野  頼久君   丸山  穂高君   水戸  将史君

村岡  敏英君   横山  博幸君   吉田  豊史君   吉村  洋文君

赤羽  一嘉君   井上  義久君   伊佐  進一君   伊藤   渉君

石井  啓一君   石田  祝稔君   稲津   久君   上田   勇君

浮島  智子君   漆原  良夫君   江田  康幸君   大口  善徳君

太田  昭宏君   岡本  三成君   北側  一雄君   國重   徹君

輿水  恵一君   佐藤  茂樹君   佐藤  英道君   斉藤  鉄夫君

高木 美智代君   竹内   譲君   角田  秀穂君   遠山  清彦君

富田  茂之君   中川  康洋君   中野  洋昌君   浜地  雅一君

濱村   進君   樋口  尚也君   古屋  範子君   真山  祐一君

桝屋  敬悟君   吉田  宣弘君   赤嶺  政賢君   池内 さおり君

梅村 さえこ君   大平  喜信君   穀田  恵二君   斉藤  和子君

志位  和夫君   清水  忠史君   塩川  鉄也君   島津  幸広君

田村  貴昭君   高橋 千鶴子君   畑野  君枝君   畠山  和也君

藤野  保史君   堀内  照文君   真島  省三君   宮本  岳志君

宮本   徹君   本村  伸子君   平沼  赳夫君   小沢  一郎君

照屋  寛徳君   吉川   元君   浅尾 慶一郎君   上西 小百合君

亀井  静香君   川端  達夫君   小泉  龍司君   中村 喜四郎君

仲里  利信君   長崎 幸太郎君   野間   健君

    ―――――――――――――

副議長(川端達夫君) これより議長を御紹介いたしたいと思います。

    〔副議長川端達夫君議長大島理森君を演壇に導く〕

副議長(川端達夫君) ただいま議長に御当選になりました大島理森君を御紹介いたします。

    〔拍手〕

議長(大島理森君) ただいま諸君の御推挙により、衆議院議長の重職につくことになりました大島理森でございます。まことに光栄に存じますとともに、その職責の重大さを痛感いたしております。

 今日、我が国は、内外において多くの困難な課題に直面しております。私たちは、国民の厳粛な信託に応え、この難局を乗り越えていかねばならず、国権の最高機関として憲法が定めている国会の果たすべき役割には、かつてなく大きなものがあると考えております。

 町村前議長におかれましては、今日までその重責を果たしてこられましたが、健康上の理由によりその職を辞されることになりましたことは、まことに残念であります。

 私は、憲政に貢献された歴代議長の思いを引き継ぎ、議会制民主政治の本旨にのっとって、議院の公正円満な運営に全力を傾け、本院が国民の期待と信頼に応えるべく最善の努力をいたす所存であります。

 ここに、就任に際し、議員各位の御支援と御協力を切にお願い申し上げて、議長就任の御挨拶といたします。(拍手)

    〔議長大島理森君議長席に着く〕

議長(大島理森君) この際、二階俊博君から発言を求められております。これを許します。二階俊博君。

    〔二階俊博君登壇〕

二階俊博君 先例によりまして、私は、議員一同を代表して、新議長に対しお祝いの言葉を、さらに、前議長に対して謝辞を申し述べたいと存じます。

 ただいま、大島理森君が本院議長に当選されました。議員一同、心から祝意を表したいと存じます。

 御承知のとおり、大島理森君は、議会政治に対し長年にわたる豊かな経験をお持ちであるばかりではなく、そのすぐれた人格と識見は、この重任を託するにまことにふさわしい人物であると存じます。

 内外の課題の多い現在、国民の国会に寄せる期待はいよいよ大なるものがあります。我々は、大島理森君がその手腕と力量を遺憾なく発揮され、議会の円満な運営と健全な発展に十分な成果を上げられ、もって国民の負託に応えられるものとかたく信じております。

 ここに、議長御就任を祝し、あわせて今後の御活躍をお祈りいたします。

 次に、前議長の町村信孝君に謝辞を申し述べたいと存じます。

 町村君は、体調が思わしくない中、就任以来、その重責を懸命に担ってこられました。このたび、退任されることになりましたことは、まことに残念であり、心中をお察しいたします。

 ここに、その御尽力と御労苦に対し深く感謝の意を表しますとともに、一日も早い御健康の回復を心から祈念しながら、感謝の言葉といたします。(拍手)

     ――――◇―――――

 日程第二 常任委員長の選挙

議長(大島理森君) 日程第二、常任委員長の選挙に入ります。

 予算委員長が欠員となっておりますので、この際、予算委員長の選挙を行います。

橘慶一郎君 予算委員長の選挙は、その手続を省略して、議長において指名されることを望みます。

議長(大島理森君) 橘慶一郎君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。

 議長は、予算委員長に河村建夫君を指名いたします。

    〔拍手〕

     ――――◇―――――

 日程第三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(大島理森君) 日程第三、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。法務委員長奥野信亮君。

    ―――――――――――――

 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔奥野信亮君登壇〕

奥野信亮君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、判事の員数を三十二人増加するとともに、裁判所の事務を合理化し及び効率化することに伴い、裁判官以外の裁判所の職員の員数を三十六人減少しようとするものであります。

 本案は、去る四月十三日本委員会に付託され、十四日上川法務大臣から提案理由の説明を聴取し、十五日質疑を行い、同日質疑を終局しました。十七日、討論を行い、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(大島理森君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(大島理森君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第四 文部科学省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(大島理森君) 日程第四、文部科学省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。文部科学委員長福井照君。

    ―――――――――――――

 文部科学省設置法の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔福井照君登壇〕

福井照君 ただいま議題となりました法律案につきまして、文部科学委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、超党派のスポーツ議員連盟における議論を踏まえ、平成二十三年、議員立法により制定されましたスポーツ基本法の附則第二条の規定などにより、政府から提出されたものであります。

 その主な内容は、スポーツに関する施策を総合的に推進するため、スポーツに関する基本的な政策の企画及び立案並びに推進に関する事務等を文部科学省の所掌事務に追加するとともに、文部科学省の外局としてスポーツ庁を設置し、その長をスポーツ庁長官とすること等の所要の措置を講ずるものであります。

 本案は、去る十四日本委員会に付託され、翌十五日下村文部科学大臣から提案理由の説明を聴取し、十七日に質疑を終局いたしました。採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議が付されたことを申し添えます。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(大島理森君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第五 水防法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(大島理森君) 日程第五、水防法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。国土交通委員長今村雅弘君。

    ―――――――――――――

 水防法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔今村雅弘君登壇〕

今村雅弘君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、多発する浸水被害に対処するとともに、下水道管理をより適切なものとするために必要な措置を講じようとするもので、その主な内容は、

 第一に、現行の洪水に係る浸水想定区域について、想定し得る最大規模の降雨を前提とした区域に拡充するとともに、内水及び高潮に係る浸水想定区域制度を創設すること、

 第二に、主として市街地における雨水のみを排除するために地方公共団体が管理する下水道で、河川等に当該雨水を放流するもの等を、雨水公共下水道として整備することができること、

 第三に、都市機能が集積し、下水道のみでは浸水被害への対応が困難な区域において、民間の設置する雨水貯留施設を下水道管理者が協定に基づき管理する制度を創設すること、

 第四に、下水道の維持修繕基準を創設するとともに、日本下水道事業団が、高度の技術を要する管渠の更新や維持管理及び下水道工事の代行等ができるようにすること

などであります。

 本案は、去る四月十三日本委員会に付託され、十五日太田国土交通大臣から提案理由の説明を聴取し、十七日、質疑を行い、質疑終了後、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(大島理森君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(大島理森君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時四十九分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       法務大臣    上川 陽子君

       文部科学大臣  下村 博文君

       国土交通大臣  太田 昭宏君


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