第16号 平成21年7月3日(金曜日)
平成二十一年七月三日(金曜日)午後一時十八分開議
出席委員
委員長 渡辺 具能君
理事 加藤 勝信君 理事 西村 明宏君
理事 平井たくや君 理事 平田 耕一君
理事 泉 健太君 理事 大畠 章宏君
理事 田端 正広君
あかま二郎君 赤澤 亮正君
宇野 治君 大高 松男君
大塚 拓君 岡本 芳郎君
河本 三郎君 篠田 陽介君
長島 忠美君 並木 正芳君
橋本 岳君 松浪 健太君
市村浩一郎君 大島 敦君
吉良 州司君 楠田 大蔵君
西村智奈美君 平岡 秀夫君
松野 頼久君 松本 剛明君
池坊 保子君 高木美智代君
吉井 英勝君 日森 文尋君
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国務大臣
(国家公安委員会委員長) 林 幹雄君
国務大臣
(経済財政政策担当) 林 芳正君
内閣府大臣政務官 宇野 治君
内閣府大臣政務官 岡本 芳郎君
内閣府大臣政務官 並木 正芳君
内閣委員会専門員 島貫 孝敏君
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委員の異動
七月二日
辞任 補欠選任
佐々木隆博君 大島 敦君
山田 正彦君 松本 剛明君
笠 浩史君 松野 頼久君
同月三日
辞任 補欠選任
木原 誠二君 橋本 岳君
重野 安正君 日森 文尋君
同日
辞任 補欠選任
橋本 岳君 木原 誠二君
日森 文尋君 重野 安正君
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六月二十五日
国家公務員法等の一部を改正する法律案(内閣提出第六二号)
七月二日
憲法改悪反対に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第三六〇五号)
同(石井郁子君紹介)(第三六〇六号)
同(笠井亮君紹介)(第三六〇七号)
同(穀田恵二君紹介)(第三六〇八号)
同(佐々木憲昭君紹介)(第三六〇九号)
同(志位和夫君紹介)(第三六一〇号)
同(塩川鉄也君紹介)(第三六一一号)
同(高橋千鶴子君紹介)(第三六一二号)
同(吉井英勝君紹介)(第三六一三号)
同(佐々木憲昭君紹介)(第三六三〇号)
憲法の改悪に反対することに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第三六二九号)
憲法の改悪反対、九条を守ることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第三六五六号)
同(石井郁子君紹介)(第三六五七号)
同(笠井亮君紹介)(第三六五八号)
同(穀田恵二君紹介)(第三六五九号)
同(佐々木憲昭君紹介)(第三六六〇号)
同(志位和夫君紹介)(第三六六一号)
同(塩川鉄也君紹介)(第三六六二号)
同(高橋千鶴子君紹介)(第三六六三号)
同(吉井英勝君紹介)(第三六六四号)
レッド・パージ犠牲者の名誉回復と国家賠償に関する請願(阿部知子君紹介)(第三七〇八号)
平和憲法の改悪反対に関する請願(笠井亮君紹介)(第三七二三号)
憲法九条を守り、世界の平和に生かすことに関する請願(志位和夫君紹介)(第三七二四号)
は本委員会に付託された。
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○渡辺委員長 これより会議を開きます。
この際、林幹雄国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣及び林芳正内閣府特命担当大臣から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。林幹雄国務大臣。
○林(幹)国務大臣 国家公安委員会及び原子力安全委員会の事務を担当する大臣として、一言ごあいさつを申し上げます。
最近の治安情勢は、刑法犯認知件数が六年連続して減少するなど改善傾向にありますが、ことしに入り、強盗やひったくり事件が増加するなど、予断を許さない状況にあります。安全、安心な社会を実現するため、引き続き治安再生に向けた取り組みを強力に推進します。
第一は、犯罪抑止のための総合対策の推進であります。
国民が身近に不安を感じる街頭犯罪や侵入犯罪、子供や女性を対象とした犯罪を抑止するため、引き続きパトロール等を強化するとともに、自主防犯活動の活性化を支援します。
また、振り込め詐欺、食の安全を脅かす事犯、悪質商法、サイバー犯罪等、国民の日常生活の安全を脅かす犯罪への対応を強化します。
児童の心身に有害な影響を与え、その権利を著しく侵害する児童ポルノの取り締まりを強化し、被害を受けた児童の保護に努めます。
重要犯罪等の検挙を徹底するため、警察における検視体制の強化、装備資機材の充実等、捜査基盤の整備を進めます。
取り調べの適正化に向けた諸対策を迅速かつ着実に推進するとともに、裁判員裁判の円滑な実施に資するため、取り調べの一部録音録画の試行等に取り組みます。
第二は、組織犯罪対策の強化であります。
暴力団や来日外国人犯罪組織による犯罪、薬物、銃器の密輸密売等組織犯罪の脅威から市民を守るため、取り締まりを徹底するとともに、反社会的勢力の排除等に努めます。
第三は、テロ対策と対日有害活動対策の強化についてであります。
世界各地で悲惨なテロが後を絶ちません。今後とも、情報収集や重要施設の警戒警備に努め、テロの未然防止に万全を期するとともに、事案発生に備え、迅速的確に対応できる態勢の強化に努めます。また、北朝鮮による拉致容疑事案の全容解明や対日有害活動の摘発に全力を尽くします。
第四は、総合的な交通事故防止対策の推進であります。
本年上半期の交通事故発生状況は、死者数、発生件数、負傷者数とも昨年同時期と比較して減少傾向が続いていますが、依然として多くのとうとい命が失われていることから、年初に示された、今後十年でさらに交通事故死者数を半減させるとの新たな政府目標の達成に向け、引き続き飲酒運転の根絶等の施策を積極的に推進します。
最後に、原子力安全委員会の事務を担当する内閣府特命担当大臣として、一言申し上げます。
原子力の研究開発及び利用を進めるに当たっては、安全の確保が大前提であり、原子力施設の安全確保に万全を期してまいります。特に耐震安全性に関しては、新耐震指針等に基づき、最新の知見を反映し、既設の原子力発電所等について確認を着実に進めてまいります。
以上、所管行政について申し上げましたが、国民の皆様が安全で安心して暮らせる社会を実現するため全力を尽くす覚悟でありますので、渡辺委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。(拍手)
○渡辺委員長 次に、林芳正国務大臣。
○林(芳)国務大臣 このたび、経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣を拝命いたしました林芳正でございます。就任に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
我が国経済が直面する経済の危機と社会の危機を克服するためには、成長力の強化、安心社会の実現及び財政健全化に同時に取り組んでいく必要があります。安心、活力、責任という三つの目標に一体的に対応していくため、先般、経済財政改革の基本方針二〇〇九を取りまとめたところであり、今後、本方針に基づきまして経済財政運営を進めてまいります。
活力については、当面及び構造的な経済の危機を克服することが重要であります。
現下の我が国経済は、景気の底割れ防止と確実な底入れ・反転の実現に向けた正念場にあることから、経済財政運営に当たっては、経済の状況を注意深く見つつ、丁寧な対応を心がけてまいります。このため、当面の危機に対しては、予算の前倒し執行も含め、経済対策等を速やかに実施してまいります。
また、構造的な危機に対して、未来への投資を戦略的に進め、我が国の成長力を強化してまいります。環境や人口減少等の制約を克服し、日本の底力を発揮させ、中長期的な経済成長を実現してまいります。
安心については、社会保障の機能強化、効率化を図り、社会保障のほころびに対応するとともに、雇用を軸とした生活安心保障の再構築を進めてまいります。
責任については、短期は大胆、中期は責任との方針のもと、経済成長や社会保障制度を持続可能なものとするため、新たな財政健全化目標に向けて、その取り組みを進めてまいります。これにより、財政健全化への中長期的な取り組み姿勢について、市場からの信頼を確保いたします。
渡辺委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。(拍手)
○渡辺委員長 次回は、来る八日水曜日午後零時五十分理事会、午後一時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時二十五分散会