衆議院

メインへスキップ



第1号 平成24年11月7日(水曜日)

会議録本文へ
本国会召集日(平成二十四年十月二十九日)(月曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   理事 田名部匡代君 理事 野田 国義君

   理事 小里 泰弘君 理事 宮腰 光寛君

   理事 石田 三示君 理事 石田 祝稔君

      石山 敬貴君    梶原 康弘君

      小山 展弘君    近藤 和也君

      佐々木隆博君    空本 誠喜君

      高橋 英行君    玉木雄一郎君

      玉置 公良君    道休誠一郎君

      仁木 博文君    福島 伸享君

      藤田 大助君    皆吉 稲生君

      山岡 達丸君    山田 正彦君

      吉田 公一君    鷲尾英一郎君

      赤澤 亮正君    伊東 良孝君

      今村 雅弘君    江藤  拓君

      北村 誠吾君    武部  勤君

      谷川 弥一君    保利 耕輔君

      菊池長右ェ門君    京野 公子君

      小宮山泰子君    中野渡詔子君

      西  博義君    吉泉 秀男君

      石関 貴史君    石川 知裕君

    ―――――――――――――

十月二十九日

 小宮山泰子君が議院において、委員長に補欠選任された。

平成二十四年十一月七日(水曜日)

    午後一時十分開議

 出席委員

   委員長 小宮山泰子君

   理事 石山 敬貴君 理事 田名部匡代君

   理事 高橋 英行君 理事 野田 国義君

   理事 江藤  拓君 理事 小里 泰弘君

   理事 石田 三示君 理事 石田 祝稔君

      梶原 康弘君    小山 展弘君

      近藤 和也君    佐々木隆博君

      空本 誠喜君    玉木雄一郎君

      玉置 公良君    仁木 博文君

      福島 伸享君    藤田 大助君

      皆吉 稲生君    向山 好一君

      山岡 達丸君    吉田 公一君

      鷲尾英一郎君    渡部 一夫君

      赤澤 亮正君    伊東 良孝君

      今村 雅弘君    田中 和徳君

      橘 慶一郎君    谷川 弥一君

      保利 耕輔君   菊池長右ェ門君

      京野 公子君    中野渡詔子君

      西  博義君    吉泉 秀男君

      松浪 健太君    石川 知裕君

    …………………………………

   農林水産大臣       郡司  彰君

   農林水産副大臣      佐々木隆博君

   農林水産副大臣      吉田 公一君

   農林水産大臣政務官    梶原 康弘君

   農林水産大臣政務官    鷲尾英一郎君

   農林水産委員会専門員   栗田 郁美君

    ―――――――――――――

委員の異動

十一月一日

 辞任         補欠選任

  石関 貴史君     松浪 健太君

同月七日

 辞任         補欠選任

  道休誠一郎君     向山 好一君

  山田 正彦君     渡部 一夫君

  武部  勤君     田中 和徳君

  宮腰 光寛君     橘 慶一郎君

同日

 辞任         補欠選任

  向山 好一君     道休誠一郎君

  渡部 一夫君     山田 正彦君

  田中 和徳君     武部  勤君

  橘 慶一郎君     宮腰 光寛君

同日

 理事石津政雄君及び梶原康弘君十月二十三日委員辞任につき、その補欠として石山敬貴君及び高橋英行君が理事に当選した。

同日

 理事宮腰光寛君同日理事辞任につき、その補欠として江藤拓君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

十月二十九日

 農業等の有する多面的機能の発揮を図るための交付金の交付に関する法律案(加藤紘一君外四名提出、第百七十四回国会衆法第三五号)

 農業の担い手の育成及び確保の促進に関する法律案(宮腰光寛君外六名提出、第百七十七回国会衆法第一〇号)

 農山漁村における再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律案(内閣提出、第百八十回国会閣法第三六号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の辞任及び補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


このページのトップに戻る

     ――――◇―――――

小宮山委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言御挨拶を申し上げます。

 このたび、農林水産委員長に就任いたしました小宮山泰子でございます。

 農林水産業は、食料の安定供給はもちろん、国土や自然環境の保全など、各般にわたり、国政の中で大変重要な役割を担っております。

 今日、我が国の農林水産業を取り巻く国内外の諸情勢は極めて厳しく、数々の課題が山積しております。

 特に、農林水産業に甚大な被害を及ぼした東日本大震災からの復旧復興、食の安全、安心の確保、食料自給率の向上、担い手の経営所得の安定、国際的な貿易体制への対応などの課題は、我が国の食と農林漁業を守り、持続的に発展させるため、的確かつ迅速に対応することが求められております。

 このような状況のもと、本委員会に課せられた使命はまことに重大であり、改めてその職責の重さを痛感いたしております。

 微力ではございますが、公正かつ円滑な委員会の運営に努めてまいる所存でありますので、委員各位の御支援、御協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

     ――――◇―――――

小宮山委員長 理事の辞任の件についてお諮りいたします。

 理事宮腰光寛君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小宮山委員長 異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。

 ただいまの理事の辞任及び委員の異動に伴い、現在理事が三名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小宮山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      石山 敬貴君    高橋 英行君

   及び 江藤  拓君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

小宮山委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 農林水産関係の基本施策に関する事項

 食料の安定供給に関する事項

 農林水産業の発展に関する事項

 農林漁業者の福祉に関する事項

 農山漁村の振興に関する事項

以上の各事項について、実情を調査し、その対策を樹立するため、本会期中調査をいたしたいと存じます。

 つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小宮山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

小宮山委員長 この際、農林水産大臣、農林水産副大臣及び農林水産大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。農林水産大臣郡司彰君。

郡司国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、委員長のお許しをいただき、所管大臣として考え方の一端を申し述べさせていただきます。

 農林漁業は、関連産業の裾野が広く、地域経済の中で重要な地位を占めるとともに、消費者の皆様への安全な食料の安定供給や多面的機能の発揮といった国民生活に重要な役割を担っていることから、日本再生の柱の一つとなるものです。一方で、所得の減少、担い手不足の深刻化や高齢化、農山漁村の活力低下といった厳しい状況にも直面しております。

 このような中、本年七月に閣議決定された日本再生戦略において、農林漁業は新たな成長を目指す重点三分野の一つとして位置づけられました。地域の農林漁業資源を活用し、高付加価値化を進める六次産業化を推進し、所得を増大させるとともに、意欲ある若者などが安心して農林漁業に参入し、継続して従事できる環境を整備するなど、農林漁業の体質強化に取り組んでまいります。その際、いわゆる現場主義の視点に立ち、地域の実情に十分配慮してまいります。こうして農林漁業、農山漁村が活性化し、長期的に持続可能なものとなれば、食料の安定的供給につながるなど、国民の皆様の利益になると確信をしております。

 以下、当面する主な課題と取り組み方針について申し上げます。

 その第一は、東日本大震災からの本格的な復旧復興を進めるとともに、豪雨や台風などにより受けた被害への対応に取り組むことです。

 東日本大震災からの復旧復興については、これまでの復旧工事等により、漁港については、被災漁港のうち約三四%で陸揚げに必要な岸壁延長が復旧しています。また、農地については、津波被災農地の約三八%で営農再開が可能となっております。さらに、海岸防災林については、みどりのきずな再生プロジェクトとして、災害廃棄物由来の再生資源も活用しつつ、復旧、再生を進めているところです。

 引き続き、被災地の方々の一刻も早く復旧復興を果たしたいというお気持ちにお応えするべく、全力で復旧復興に取り組んでまいります。

 今回の原発事故により汚染をされた農地、森林の除染については、農地除染対策の技術書と今後の森林除染の在り方に関する当面の整理についてが取りまとめられたところであり、引き続き関係省庁と連携しながら対応してまいります。

 また、安全な農林水産物、食品の供給と、これに対する消費者の皆様からの信頼回復のために、安全な飼料、肥料等の生産資材の供給や放射性物質検査の円滑な推進等に取り組んでまいります。

 さらに、「食べて応援しよう!」のキャッチフレーズのもと、国民の皆様一人一人が被災地の復興を応援するため、福島県産を初めとする被災地産食品の消費を拡大する取り組みを一層推進してまいります。

 また、豪雨や台風などにより受けた被害に対しては、被災農林漁業者に対する経営支援や、農地、用排水施設、林道、治山施設、漁港施設などの生産基盤の早期復旧にしっかり取り組んでまいります。

 第二は、我が国の農業と農村を再生することです。

 昨年十月に決定された我が国の食と農林漁業の再生のための基本方針・行動計画を踏まえながら、新規就農の増大、農地集積の推進、女性の能力の積極的な活用、六次産業化の促進、再生可能エネルギーの導入促進など具体的施策を五年間で集中展開することとし、食料自給率五〇%目標の達成等を目指してまいります。

 農業者戸別所得補償制度は、農業者や地方公共団体から安定的に実施してほしいとの要請が多数寄せられているところであり、法制化に向けて検討を進めているところです。引き続き、本制度の安定的な実施に努めてまいります。

 この農業者戸別所得補償制度により経営安定の基礎を確保した上で、各地域における人と農地の問題を解決し、安定的な農業経営を続けていくことができる体制を構築することが重要と考えています。このため、各地域における農業者等の話し合いを通じた人・農地プランの作成を促進し、このプランに即して新規就農者の確保、育成や地域の中心となる経営体への農地の集積を一体的に進めてまいります。これらに加え、農地の大区画化等の農業生産基盤の整備等を推進し、持続可能な力強い農業を実現してまいります。

 六次産業化については、農林漁業者等に資本の提供等を行う株式会社農林漁業成長産業化支援機構に関する法律が成立したところであり、今後、機構の設立に向けて、省を挙げて取り組んでまいります。また、農林水産物、食品の輸出を積極的に進めるとともに、日本の食文化について世界に幅広く発信してまいります。さらに、潜在的な地域力の発揮を通じて地域コミュニティーの再生を図る取り組みを初め、関連施策を充実してまいります。

 第三は、食品の安全性向上と消費者の皆様からの信頼の確保を進めることです。

 国民の健康を守ることを第一に、食品中の有害微生物、有害化学物質の含有実態の把握を継続し、科学的根拠に基づいて指針を策定するなど、農場から食卓にわたり食品の安全性向上のための取り組みを推進してまいります。

 また、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなどについては、家畜伝染病予防法に基づき、今後の発生防止に万全を期してまいります。

 第四は、国際問題に適切に対応することです。

 包括的経済連携に関する基本方針に基づき、幅広い国々との戦略的かつ多角的な経済連携に関し、検討を進めてまいります。その際、農林水産業への影響に十分に配慮していくことが必要と考えております。環太平洋パートナーシップ協定については、政府として交渉参加に向けた関係国との協議を進めるとの方針に基づき、関係国が我が国に何を求めるのかをしっかりと把握し、国民の皆様への情報提供を行い、国民的議論が行われるよう努めてまいります。また、WTOドーハ・ラウンド交渉については、多様な農業の共存を基本理念として、引き続き取り組んでまいります。

 さらに、国際的な穀物価格の乱高下への対応のため、国際機関や各国との連携に努めてまいります。

 第五は、豊かな森林と林業を再生することです。

 森林と林業を再生するため、森林・林業基本計画を着実に実行してまいります。また、地球温暖化防止に向けて、引き続き森林吸収源対策を推進してまいります。森林管理・環境保全直接支払い制度などによる路網整備とあわせた施業の集約化や搬出間伐への支援、木材加工流通施設の整備等の推進、新規就業の促進、人材の戦略的、体系的育成を進めてまいります。また、公共建築物などのさまざまな分野での地域材の利用拡大を推進してまいります。

 第六は、水産業を再生することです。

 水産基本計画に基づき、漁船、養殖施設、加工施設の復旧や漁港の沈下対策等の東日本大震災からの復興や、計画的に資源管理に取り組む漁業者に対する資源管理・漁業所得補償対策を推進するなどにより、水産資源管理の強化、意欲ある漁業者の経営安定などに取り組んでまいります。加えて、国産水産物の流通促進と消費拡大、水産業、漁村の多面的機能の発揮などに取り組むとともに、漁業への新規就業、後継者育成を促進してまいります。

 また、さきの通常国会から継続審議となっております農山漁村における再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律案について、速やかな御審議をお願いいたします。

 委員長を初め委員各位の一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)

小宮山委員長 次に、農林水産副大臣吉田公一君。

吉田副大臣 このたび農林水産副大臣を拝命いたしました吉田公一でございます。

 私は、かつて農林水産委員長を経験いたしましたので、その経験も生かし、郡司大臣をしっかり補佐させていただき、佐々木副大臣、梶原政務官、鷲尾政務官としっかり心を合わせまして、日本の農林水産業のために尽力をしてまいりたいと思っております。

 小宮山委員長を初め本日御出席の委員の皆様方には、何とぞこれから御指導、御鞭撻を賜りますようにお願い申し上げまして、就任の御挨拶とさせていただきます。

 どうもありがとうございました。(拍手)

小宮山委員長 次に、農林水産副大臣佐々木隆博君。

佐々木副大臣 引き続き副大臣を務めさせていただきます佐々木隆博と申します。

 郡司大臣を先頭に、政府三役一丸となって、農政の推進のために全力で取り組んでまいります。

 小宮山委員長を初め委員各位の皆様方には、一層の御指導、御鞭撻をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。

 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

小宮山委員長 次に、農林水産大臣政務官梶原康弘君。

梶原大臣政務官 このたび農林水産大臣政務官を拝命しました梶原康弘でございます。

 郡司大臣、吉田副大臣、佐々木副大臣、鷲尾政務官ともども、役所一体となって、農林水産業の振興のために頑張ってまいりたいと存じます。

 小宮山委員長を初め委員の皆様には、格別の御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願いを申し上げます。ありがとうございます。

 よろしくお願いいたします。(拍手)

小宮山委員長 次に、農林水産大臣政務官鷲尾英一郎君。

鷲尾大臣政務官 このたび農林水産大臣政務官を拝命いたしました鷲尾英一郎でございます。

 郡司大臣のもと、吉田副大臣、佐々木副大臣、そして梶原政務官とともに、政府一体となって、農林水産業発展のために全力を尽くす覚悟でございます。

 小宮山委員長を初め委員の先生方には御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶にかえさせていただきます。

 よろしくお願いいたします。(拍手)

小宮山委員長 次回は、明八日木曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後一時二十七分散会


このページのトップに戻る
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.